「その差ってなんですか」でやってました、納豆って食べ方次第で効果に大きな違いがあるんですね。
「まぁ、まぁ、多少の違いはいいじゃないの。おいしいのがいちばん!」
なんて言ってられないくらの大きな差がありましたね。
■ 冷やご飯とあったかご飯、どっちがいい?
「冷やご飯」が正解。
なぜかというと、納豆のナットウキナーゼは70度で死滅してしまうから。
その後の研究で次の作用が明らかにされた。
- 血栓の主成分であるフィブリンに直接働きかけ分解(溶解)する。
- 身体の中の血栓溶解酵素であるウロキナーゼの前駆体プロウロキナーゼを活性化する。
- 血栓溶解酵素プラスミンを作り出す組織プラスミノーゲンアクチベーター(t-PA)量を増大させる。
最近の研究で、ナットウキナーゼには血栓を溶けにくくする血栓溶解阻害物質PAI-1を分解する作用、オイグロブリン溶解時間の短縮作用があり、血栓溶解活性の増強作用があることがわかってきた。
引用~日本ナットウキナーゼ協会
ナットウキナーゼは血栓を予防するだけでなく、出来た血栓を溶かす働きもあるんですね。
いまのところ、凝固した血液を溶かせるのは「ナットウキナーゼ」だけなのだそうです。過去に心筋梗塞を起こしたことがある人の再発予防に納豆は欠かせないですね。
ただし、納豆菌は熱に強く(120度まで)免疫力アップ、腸内フローラ改善などの働きがあります。
■ いつ食べるのが効果的?
「夜に食べる」のが正解
「ナットウキナーゼ」は固まった血液を溶かす作用があるため、血管の中に血液が固まって起こる脳卒中や心筋梗塞の予防が期待できます。
血管の中で血液が固まりやすいのは、体を動かしていない時、つまり夜、寝ている時なんです。
「ナットウキナーゼ」は食べてから4時間過ぎた頃から効果を発揮して、8時間ほど持続するそうです。
例えば、夜7時に納豆を食べると4時間後の11時頃から効果がでて、寝ている間、朝起きるまで効果が持続することになります。
脳卒中や心筋梗塞は明け方に発症しやすいのですが、それは血液が固まりやすいのは、体を動かしていない時だからなんですね。なので、夜寝ている間、ずっと「ナットウキナーゼ」の効果が得られるのは予防にもってこいですね。
■ 気をつけたい組み合わせる食材
「生卵の白身」はNG
これは知っていましたよ♪こちらに詳しく書いています。
納豆に組み合わせるおすすめの食材は
- ネギ 血液をサラサラにする成分「硫化アリル」が含まれる。
- キムチ 血管を広げるカプサイシンが含まれる。
- イチオシはなんと牛乳!
納豆に含まれるビタミンKと一緒だと、牛乳のカルシウムが吸収されやすくなるからだそうです。
う~む。
あったかご飯ならともかく、冷やご飯と牛乳の組合せかぁ・・・
おば半は、よく「納豆とシラスと玉子の黄身」の組合せ
やっていますけど・・・。
■ 「ひきわり納豆」は1.5倍の差
納豆菌は表面積が大きいほど多いので、挽き割り納豆の方が栄養価が高いそうです。
ネットで深掘りしていたら、1日に食べる納豆は1パックまで、という注意がいくつかのサイトにありました。
- 納豆100gにはプリン体は113mg含まれています。プリン体は痛風のリスクが高くなります。 1日400mg程度なら摂取しても良いとされています。
- 厚生労働省によると納豆100gあたり、大豆イソフラボンが73.5mg含まれているそうです。
大豆イソフラボンは、過剰摂取してしまうと生理不順や乳がん、子宮頸がんなどを起こしてしまう可能性があると指摘されており、一日のイソフラボンの上限は、70~75mgの範囲に収めるのが望ましいといわれています。 (商品にもよりますが) - セレン(栄養成分)には抗がん作用があり、細胞の老化を防いでくれますが、過剰に摂取すると嘔気や嘔吐、肝機能不全などの中毒症状が起こる危険性があります。
厚生省によると、セレンの摂取量として納豆の安全性が確認できているのは、1日当たり250mgとされています。
これらの数値から考えると、納豆は1日100g位の摂取を目安にした方がよさそうです。
これ、かなり大事な情報ですね。
この番組ではもっぱらナットウキナーゼに注目していましたが、最新の情報では、納豆に含まれる細胞を若返らせる成分「ポリアミン」が注目されています。別記事にしました。