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納豆の健康効果については研究結果は数多くあり、健康番組でも取りあげられてきましたが、納豆の成分・ナットウキナーゼに続いて、近年注目されているのが「ポリアミン」という成分です。

ポリアミンは300年以上も前に発見されていますが、一般にも知られる様になったのは、近年、マウスを使った実験で老化を止める働きがある、とわかってからのようです。
又、健康長寿者はポリアミンを多く持っている事もわかり、「ポリアミンと老化の関係」に注目が集まっています。

 

■ 老化とポリアミン

2017年春にアメリカの学術誌『キャンサーリサーチ』に掲載されたテキサスA&M大学の研究チームの論文によると、老化を抑制させる働きを担っている物質があることがわかりました。

論文で注目された骨子
研究チームが健康長寿の方を調べたら「スペルミジン」(ポリアミン)という物質が多いことがわかりました。
実験用マウスの飲み水にスペルミジンを添加して、常時摂取させたところ、約25%も寿命が延びました。中年期にあたるマウスに投与しても、同様の効果がみられることを示し、老齢期のマウスでは心機能が改善されることも確認されています。

これは人間に換算すると、80歳まで生きていた人の寿命が、100歳に延びるということです。

 

■ ポリアミンとは

ポリアミンは、すべての生物の細胞の中に存在しており、全ての動物やヒトの細胞内で合成されます。細胞分裂を助け、細胞の状態を正常に保つ働きを持つ重要な物質です。
人間の細胞にも生まれた時から存在し、その後も細胞内でアミノ酸の一種であるアルギニンから合成されます。

1678年の発見以降、いろんな研究で判っていたのは、「この物質がないと細胞は増殖できず生物は成長できない」ということです。
ですから、成長期には活発に合成されますが、年をとるとポリアミンを合成する酵素の活性が低下します。
ポリアミンをつくる能力が衰えることが、老化の始まりではないか、と考えている研究者もいます。

 

  • 学術的には、「分子中にアミンを複数含む、低分子の塩基性物質」を総称してポリアミンと言います。主として
    ・ 2個のアミンを含む「プトレッシン」
    ・ 3個の「スペルミジン」
    ・ 4個の「スペルミン」が存在します。
    プトレッシン → スペルミジン → スペルミン
    の順に生体内で合成され、また逆の経路で分解されます。 一方、活性の強さはその逆で
    スペルミン → スペルミジン → プトレッシン
    の順番になります。

 

おば半はポリアミンはこの本で知りました。
納豆一日一パックの若返り術
タイトルから予想した内容とはいささか異なり、健康食品の効果について医学的にまちがいをただすことにかなりのページ数が割かれています。
著者の早田先生の考えは
・老化は炎症によるもので、炎症を抑えることが老化を伸ばす。
・「抗酸化作用が動脈硬化などの生活習慣病や老化そのも のを抑制する」ことに疑問を持っており、抗酸化物質ではなくポリアミンがアンチエイジングのカギになる。


というものです。

 

■  ポリアミンを含む食品

早田先生の本に「ポリアミンを含む食品」がでているので、アバウトですがグラフにしました。

ポリアミン含有比較のグラフ

椎茸は生だと思いますが、多く含んでいますね。
これでわかるのは発酵するとポリアチンが増えることです。
大豆より納豆やテンペが多く、特に牛乳とチーズの違いをみると「発酵」つまり微生物の働きが大きいことがわかります。

ポリアミンは継続して摂取することが望ましいのですが、その点「納豆」は価格も安く、レシピもあれこれ工夫できて飽きない食べものですから、まさに健康長寿食といえますね。

東京都健康安全研究センターの発表によると、同じ納豆でも
普通の納豆は1gにつきスペルミジンが56.1マイクログラム
ひきわり納豆は75.2マイクログラムマイクログラム含まれています。
ひきわり納豆のほうが発酵する表面積が広いため、スペルミジンが多く含まれるのです。

 

ネット検索すると数多くのポリアミンの研究論文があり、次のような作用が見られたそうです。
研究論文で取りあげられたポリアミンの作用
  1. 抗炎症作用
  2. 皮膚老化抑制作用
  3. 発毛促進作用
  4. 動脈硬化抑制作用
  5. 向妊娠作用
  6. 爪形成促進作用
  7. コラーゲン産生促進
  8. 体内時計のずれを修正する
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