血管や肌を若くするあんこの健康パワー、効果的な食べ方|今でしょ!講座

昨日の「林修の今でしょ!講座 驚きの健康効果を学ぶ3本立てSP!」でアボカド、キウイ、そして「あんこ」を取りあげてました。
最近のマイブーム、あんこ、小豆に関する情報、シンクロしてます。

小豆の栄養については何となく知ってましたが、小豆に砂糖を加えた「あんこ」に栄養効果があったとは驚きです。

オッチャン
ホンマかいな!?
小豆は良いけど、砂糖を加えるからなぁ・・・。
あんこはアカンちゃう!? アカンはずやで。

 

って、おもいますよね。普通。ところがあんこにはこんなにいいことがあるんです。

 

「林修の今でしょ!講座」で注目した「餡子の健康パワー」
  1.  抗酸化物質【ポリフェノール・メラノイジン】のアンチエイジング効果
  2.  栄養【ビタミン・ミネラル・タンパク質】なかでも鉄分の美肌効果
  3.  食物繊維

 

※番組の情報だけでは物足りなかったので、あとで検索したことも加えてまとめます。

あんこの健康パワーとは

「あんこ」には。アンチエイジングに欠かせない抗酸化作用が強く、小豆にはない健康パワーのある機能成分が含まれるんです。

小豆の栄養と小豆ダイエット

小豆のに栄養が多いことや、さまざまな効果はよく知られていますね。
数年前に「小豆ダイエット」がブームでしたよね。小豆そのものよりも小豆の煮汁が注目されていました。

 

小豆ダイエットの概要
小豆を煮たときの煮汁(あずき水)を1日3回、出来れば食前に飲む。

あずきの煮汁には小豆の栄養である
・抗酸化物質のポリフェノール
・脂質や糖質の吸収を抑えるサポニン
・水分を排出するカリウム
・ビタミン類
などが溶け出している。
ゆで汁だけを摂ることで、(豆を食べないから)カロリーがなく、しかも小豆の栄養はしっかり摂取できる。

 

これでわかるように、小豆は煮ると煮汁に溶け出してしまう(失われる)成分も多いのです。 * 特にポリフェノールとサポニン。

※「林修の今でしょ!講座」では、小豆と餡子(あんこ)の違いという視点はなく、もともと小豆にも共通することなのか、あんこにしたからこそなのか、ということが明確になっていなかったので、この記事ではこの視点で書いています。

 

あんこには小豆にはない健康パワー物質がある

あんこを作るとき、小豆を煮て砂糖を加える過程で「メイラード反応」が起きます。

 

メイラード反応とは

メイラード反応は、糖とアミノ酸が結合し、その結合した物質が酸素や水と反応しながらさらに変化します。その結果「メラノイジン」と呼ばれる物質が出来ます。
この反応は常温時にも起こりますが、加熱すると速くなり、155℃で最も活発に反応が起こるとされています。

専門家
小豆を煮るとポリフェノールが煮汁に溶けてしまい、小豆そのものの抗酸化力は減少しています。
しかし、砂糖を加えると抗酸化物質のメラノイジンが作られます。あんこはポリフェノールを失いますが、それ以上にパワーアップしたメラノイジンを産出します。

 

メラノイジンとは

メラノイジンは、ぶどう糖とアミノ酸が結びついたものが変化して生まれる色素成分(褐色)です。ちなみにポリフェノールも色素成分です。
メラノイジンを含む食品は味噌や醤油、肉を焼いて褐色になった部分、パンの耳(褐色部分)などにも含まれています。

味噌や醤油は、3か月から6カ月の時間をかけてメラノイジンが生成されますが、あんは、加熱することでメイラード反応が起き、わずか10分から1時間程度でスピード生成されます。

砂糖は悪さしかせんと思ってたが、砂糖もええ働きするんやな!
そのメラノイジンはどないにすごいんかな!?

 

 

メラノイジンの効果

  1. メラノイジンは抗酸化力が強く、病気や老化の原因となる活性酸素を減少させる働きがあります。
    抗酸化物質は細胞のDNAが過剰な活性酸素によって壊れるのを防ぎ、アンチエイジングの切り札的機能成分です。
  2. メラノイジンは食物繊維のような働きをして、腸内の善玉菌を増やし悪玉菌を減らしてくれます。腸内環境を整えて便秘を改善する作用もあるといわれます。
  3. メラノイジンは脂質の酸化を防ぎ、コレステロール値を下げて、血糖値の急上昇を防ぎ、インスリンの分泌亢進(こうしん)作用がある事が知られています。
    血流がよくなり、動脈硬化や心臓病、糖尿病などの生活習慣病の予防対策にもなります。

すごいですねぇ。
塩味のあんこより断然、甘いあんこ!なんだぁ

 

小豆とあんこの栄養・効果

 

一般に言われている小豆の栄養と効果をまとめます。
※ここでの「あんこの栄養・効果」は「小豆の栄養・効果」と同じかと思います。

 

小豆(あんこ)の栄養と効果
  • 抗酸化物質・・・ポリフェノール・サポニン
  • タンパク質・・・必須アミノ酸を多く含む。"アミノ酸スコア"は82
  • ビタミン 特にビタミンB類
    ビタミンB1は糖の代謝に関与
    ビタミンB2は糖と脂質の代謝に関与(口内炎・皮膚や髪に影響)
  • 食物繊維・・・不溶性と水溶性の両方があり、腸内フローラを改善する。
  • ミネラル
    鉄分・・・貧血を防ぎ、コラーゲン生成する。
    亜鉛・・・ホルモンの活性化(脱毛・味覚・傷の回復に関与)
  • カリウム・・・浮腫(むくみ)対策

「林修の今でしょ!講座」で指摘していたあんこの健康パワーは、この中の「抗酸化物質(ポリフェノールとメラノイジン)」と「鉄分」について、でした。

 

鉄分が美肌をつくる

あずきに含まれる鉄分はほうれん草の1.4倍です。
鉄分というと咄嗟に「貧血」と関連づけて考えますが、「林修の今でしょ!講座」ではコラーゲンと関連づけて解説しました。

コラーゲンは肌に張りと弾力を与えるだけでなく、骨や歯茎、髪にも必要なものです。コラーゲンはたんぱく質・鉄分・ビタミンCがあれば体内で作られます。
この3つのなかで見落とされがちで不足傾向なのが鉄分です。
手軽に食べられるあんこの鉄分を高く評価したい、ということでしょうね。

 

あんこの効果を高める食べ方

「林修の今でしょ!講座」では、食べる時間や、組み合わせるものでも「あんこの健康パワー」が更に増えるとレクチャーしました。

 

「粒あん」か「こしあん」か?

あんこには「粒あん」と「こしあん」があります。小豆の皮が入っているか、いないかの違いですね。
番組の趣旨は、注目する栄養があずきのどの部分に含まれるか、これを念頭にどちらが良いかを判断したい、という話でした。

オッチャン
おれは断然「粒あん」だな。
栄養のことなんか四の五の言わんで。

 

具体的には、抗酸化物質は小豆の皮に含まれるので、アンチエイジングを意識するなら粒あん。
鉄分は実に多く含まれるので、鉄分を意識するならこしあん
ヨモギにも鉄分が多いのでヨモギ大福はなおよし。
きなこにも鉄分が多いのできなこのおはぎもグッドです。

 

食べるタイミングは?

ポリフェノールなどの抗酸化物質は身体に取り入れてから2時間後にその働きがピークになり、4時間過ぎるとなくなるそうです。
なので、こまめに食べるのが良いのだとか♪
1回の場合は、起きてから早い方が良いそうです。糖分は脳のエネルギー源ですから、脳を活性化するから、という理由。

 

組み合わせる飲み物は?

番組では珈琲と組み合わせると、珈琲ポリフェノールとの相乗効果が期待できる、といってましたけどねぇ・・・。

オッチャン
なにを言うてんねん!はぁあ!?
あんこにはお茶しかないやろ!
栄養ナンタラよりも美味しくいただくのが第一やで。

 

ワタシ的まとめ

なんやかんや他にも解説があったかも知れませんが、私的には塩味よりも甘~いあんこの方が栄養的に優れているというだけでもかなりのカルチャーショックでした。

安心して甘いあんこ生活をおくれます(^_^)v

 

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