冷え症におすすめ!血行促進で温まるクミンティー、香りで頭もスッキリ

知人にインドのお土産でマサラチャイ(スパイスブレンドの紅茶)を貰いました。
私は大のコーヒー好きなのですが、牛乳だけでつくるマサラティも大好き。

久々に作ってみたら、ほっこり温まってうれしくなりました。

「美と健康の新常識 カラダのヒミツ」でスパイスを取りあげたのを切っ掛けに、この夏は随分カレーを作り、野菜ジュースにもクミンなどのスパイスをプラスして美味しくいただいていました。
とはいえ、さすがに涼しくなってからはスパイス熱も冷めていました。

久々のスパイス。やはりスパイスの力はすごいな、とあらためてスパイスに注目。
マサラティのスパイスの定番は カルダモン シナモン クローブですが、私は乾姜(蒸し生姜)もいれます。これにクミンも加えたらどうなんだろう?香りが勝ちすぎるかな・・・。
とおもって、出来たマサラティにクミンパウダーを振り入れてみました。

うま! 香りがすてき♪

これなら、クミンだけでもいけるし、カルダモン珈琲みたいにクミンを煮出したお湯でコーヒーを煎れてもいいのかも。
とあれこれ想像して検索すると・・・ 「クミンティー」ありました。
スパイスティーとしてはメジャーみたいで、レシピを 紹介しているサイトがいくつも出てきましたが、作り方は似たような感じでチョー簡単です。

 

クミンティーの作り方

《クミンティーの材料》
クミンシード 小さじ1杯
水      300CC

* スパイスなので量が過ぎると逆効果です。
小さじ1杯は1日の最大量って感じですね。1回のクミンティーならひとつまみ位でいいんじゃないかしら。

 

《クミンティーの作り方》

始めにクミンシードを炒って(焙じる)焦げ目と香りを引き出してから、煮出します。
煎って香りを引き出すのが目的なので、まとめて炒って置く手抜きはダメですね(>_<)
加える水の量と煮出す時間で濃さが違うので、これはお好みで決めます。
 (何度か作ると好みの濃さがわかりますね)

 

1 ミルクパンにクミンを入れて炒ります。
しばらくはなんの変化がないのですが、香りがでてくるとパチパチとはぜる音もしてきます。
こうなってからが早いですよ。
一気に色がついてきます。
ここでもたつくと焦げてしまって焦げ臭さがついてしまうので気をつけましょう。

クミンを鍋で炒める段階の画像

パチパチ音がし始めたら一旦火を止めて
余熱で様子を見るのが無難かも知れませんね。

 

2  水300ccを加えて煮出します。

色が変わったクミンに水を足す段階

 

3 適当なタイミングで漉して出来上がり。

 

クミンティー作って気がついた注意ポイント

これはひとつだけです。

炒るときに焦がさないこと。

これだけ。

 

クミンは今、注目のスパイス

私がクミンに目をつけたボイントは前の記事「カレーは薬膳料理、スパイスは基礎代謝を高めてダイエット効果も」でも書いていますが再掲します。

クミンにダイエット効果

イランの医療大学研究チームが発表した研究結果によると、毎日クミンを小さじ1杯ほど摂取したグループの体重は、しなかったグループに比べて約1.4kgも落ちており、体脂肪の減少においては3倍も差があったそうです!

イランの医療大学研究チームの「クミンにダイエットに効果があった」という研究結果が出たときに、「さぁ、これからはクミンダイエットがブームになるぞ」とネットメディアが張り切っていましたが、そうでもなかったですね・・・(^^ゞ

でもオババは密かに期待してますよ・・・(笑)

 

 

クミンの効能

あらためてクミンの効能について検索すると、クミンは漢方では「止血効果がある」とされているようです。 前回記事で取りあげたことに加えてクミンの効果についてまとめます。 

一般に知られているクミンの効能

  • ビタミン・ミネラル、抗酸化物質が豊富
  • クミンに含まれる、クミンアルデヒドには抗酸化作用がある。
  • 豊富に含む「植物ステロール」が体内のコレステロールの吸収を抑える。
  • 摂取すると体内の新陳代謝が一時的にアップ
  • 利尿作用、腸内のガスを排出する力などのデトックス効果

 

インドにおけるクミンの効能

インドの情報を訳して紹介しているサイトに興味深いクミンの効能が書かれていました。
1~6はよく知られているので、7~10についてのみ詳細を紹介します。

  1. 消化を改善
  2. 便秘を改善
  3. 抗ガン作用
  4. 血圧と心拍数を整える
  5. 風邪や喘息を和らげる
  6. 貧血を予防

7 妊娠症状の緩和と母乳を増やす

吐き気や便秘などの妊娠症状の対処に役立ち、母乳の出を良くしてくれます。
クミンシードには鉄分とカルシウムが豊富に含まれるため、副作用なしで母乳量を増やすことが期待できるでしょう。
妊娠中の方は牛乳とハチミツにクミンパウダーを加え、1日2回それを摂取してください。

 

8 男性のパワーアップ

クミンはED(勃起不全)、PE(早漏)、精子数の減少、精子の運動率の低下などの不妊問題の対処を助けてくれます。空腹時に定期的にクミンティーを飲んでください。

 

9 不眠対策

寝付きの悪さを改善します。クミンをバナナと一緒に摂ると、脳内物質のメラトニン(睡眠ホルモン)が増加します。
熟したバナナの果肉にクミンパウダーを混ぜ、毎晩食べましょう。薬のような中毒性がありません。

クミンパウダーを振りかけたバナナ

バナナにクミン。なかなか乙な“大人の味わい”ですよ。

 

10  記憶力の向上

クミンはリボフラビン、ゼアキサンチン、ビタミンB6、ナイアシンなどのミネラルを豊富に含み、記憶および心の健康(メンタルヘルス)を維持し回復する効果で知られています。
アーユルヴェーダでは、しばしば記憶喪失に苦しむ患者の治療に使用されます。
煎ったクミンシード(少量)を口に含み毎日噛んでください。

 

細かく取りあげると「クミンの効用」はいくらでも出てきますが、香りの効果についてはほとんど触れられていません。
これ(香りの効果)が結構あるのでは、と私的には思いますけど。
脳も気分もスッキリしますもの。(^_^)v

これから温かい飲み物を飲む機会が増えるので、良いタイミングでクミンティーに出会いました。 

クミンはパウダーよりもシードの方がレシピも増えて使いやすいかな、と思いました。

シードならそのままかじれます。上のインドの効能のなかにある【記憶力向上】にも、そのままかじる、という摂り方が書かれています。 ミルサーがあれば、クミンシードだけ用意して、使い方に応じてクミンパウダーを作ると新鮮でいいでしょうね。 私は ↓ の樂天ショップでシードとパウダーを買いました。ついで買いでこのショップの売れ筋「セイロンシナモン」も購入しましたが、『なるほどこれならリピートされて売れるだろうなぁ』と思える上物でしたよ。

 

 

料理でも試しました。レシピ研究中です。
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