
ハチミツ療法医・桑島靖子先生のYouTubeチャンネルで学習中です。動画をランダムに見ていますが、これまで見た中でダントツにグサッと来た動画です。
▶ やってはいけない!老化がすすむ6つの食習慣
動画で「老化がすすむ食習慣」として説明されていることの半分が自分に当てはまることです。なにより「それ!」と合点したのが「年齢とともに食の知識もアップデートしなさい。」というご指摘です。これまで良いと思って取り入れてきたきっかけは、たまたま眼にしたり、話題になったりしてということでした。もう何十年も続けていることもあります。年齢のことは全く加味していませんでした!言われれば、全くおっしゃるとおり!なんですよね。
大事なことなので動画の内容をメモしておきます。※お急ぎの方は動画を視聴してください。17分ほどです。
香川県の開業医・桑島靖子先生
内科専門医でもあり、漢方専門医でもあります。 10年以上にわたる自分の慢性疲労がきっかけで、オーソモレキュラー栄養療法(分子整合栄養療法)と漢方を取り入れて 自分にも実践し、患者様にも取り組んできました。引用元:チャンネル概要 https://www.youtube.com/@honey-Dr
目次
老化がすすむ6つの食習慣
(1) 1日3食しか食べない(間食しない)
(2) 夜8時以降は水しか口にしない
(3) 酸化する脂の摂取
(4) 減塩のしすぎ
(5) 食習慣としては野菜中心
(6) 動物性タンパク質の摂取不足
項目ごとに解説されていた内容、後半は自分に当てはめて考えたことを書いていきます。
(1) 1日3食しか食べない(間食しない)
きちんと決まった時間に食べるように、と薦める専門家は多いですよね。高齢者の中には、間食するとちゃんと食事が食べ切れなくなる。という方もいます。
体に入った糖は2-3時間位しか持たないんだ。
食事と食事の間があきすぎると、エネルギーにする糖が無くなって、体に蓄えていたものを取り崩してエネルギーにします。蓄えていたものとは筋肉・骨・関節のコラーゲンなどです。これらのものが減少することで見かけの老化が進みます。
(2) 夜8時以降は水しか口にしない
夕食を食べてから、次の食事までの間が長過ぎるため、寝ている間に筋肉や骨が壊れていきます。寝ている間でもエネルギーを消費しています。睡眠時のエネルギー代謝は貯めていた糖で行っています。糖が足りなくなると低血糖になり、これを上げるためには交感神経を上げるしかないので、これが心臓を刺激します。
40代、50代では自律神経が上がっても夜中に目が覚めるくらいで、自覚症状はあまりでませんが、高齢者では夜中に動悸が起きたり、朝起きた時、血圧が上がったりして、心臓に負担がかかります。
(3) 酸化する脂の摂取
調理油は保存期間中にも酸化しますが、調理段階で加熱すると酸化します。酸化した脂は体内で蓄えられ、糖が足りなくなるとここから糖を補うことになり、酸化物質が血中に増える原因になります。又、コラーゲンを変質させます。
油の酸化は熱によって促進されるため、加熱調理では特に注意が必要です。
一般的に、温度が10℃上がると(酸化)反応速度は約2倍になります。
炒め物や揚げ物では、油の温度は150~200℃近くまで上がるので、非常に酸化しやすい条件となります。
油脂の温度を上げずに料理するわけにはいきませんね。酸化しにくい油を吟味することが重要になります。
多価不飽和脂肪酸のオメガ6、オメガ3系の油 サラダ油・ごま油・大豆油・コーン油・ヒマワリ油・えごま油・アマニ油など。
酸化は、脂肪酸の二重結合部分で起きるため、二重結合が多い脂肪酸を含んでいる油脂ほど酸化しやすいと言われています。
●二重結合をもたず、非常に酸化しにくい飽和脂肪酸
バター・ラード・ココナッツオイル など
●二重結合を1つもつが酸化しにくい、オメガ9系脂肪酸(一価不飽和脂肪酸)オリーブオイル・こめ油・菜種油(キャノーラ油) など
体に摂り入れてからも、又、体内に貯められている脂肪も体内で酸化します。体内の酸化した脂肪が問題を起こします。
と、何度も桑島先生は話しています。下線部分、これは他では見ない情報です。
(4) 減塩のしすぎ
減塩というのは精製塩(Nacl塩化ナトリウム)についてはそのとおりです。精製塩は避けましょう。*市販の漬物などでは精製塩を使っているものがあるので注意が必要です。
いわゆる「塩」、天然塩は多くのミネラルを含んでいます。天然塩に含まれるカルシウム・マグネシウム・鉄などのミネラルイオンは重要です。例えばマグネシウムは筋肉や血管の収縮に関わっているので、マグネシウム不足では足がつるようになります。心筋梗塞は心筋の痙攣です。
天然塩をどのくらい摂ればいいか、というのは一概に数量では示せず、個人の感覚によります。季節にもよります。汗をかいたらいつもより多めの摂取を意識する、などです。
(5) 食習慣としては野菜中心
高齢者に多いのが、野菜をよく食べているから安心。という野菜至上主義の方。でも、なぜそれが良いのかを聞くと、うまく説明できません。野菜が多いと消化に負担がかかりますし、繊維質が多いため、便秘になります。
野菜だけではエネルギーのもとになるものが不足しますし、筋肉や骨を作るタンパク質が不足しています。
糖と塩と蛋白
これが必要なものです。
(6) 動物性タンパク質の摂取不足
動物性蛋白は良くない、と思っている方が多いですが、*アミノ酸スコアを考えると卵、お肉がオススメです。
アミノ酸スコアは、食品が持つ必須アミノ酸のバランスを数値化した指標だよ。その食品のタンパク質の質を示すもの。スコアが高いほどバランス良く必須アミノ酸が含まれていると評価されるよ。スコアの最大値は100。この数値に近いほど優れたタンパク質源として評価されるんだ。
ちなみに卵のアミノ酸スコアは100で優等生なんだよ。
卵1個(Mサイズ)のタンパク質含有量は6.3g。成人男女に推奨される1日のタンパク質量は50~65g程度だからね。
卵は最強のタンパク源なんだ。
高齢になったら、蛋白質中心の食生活を心がけましょう。お肉と卵をおすすめします。高齢になり、お肉が食べられない方は卵を最低一日3個は食べましょう。
魚はあまりおすすめしません。*酸化しやすい油が含まれているからです。
*魚油に多いDHA、オメガ3は酸化しやすい。
以上を踏まえて自分の食生活を顧みました。
(3)油 (4)減塩 に関してはさほど問題はありません。揚げ物は食べませんし、塩のこだわりは長年続けていますしね。含有ミネラルを見て使っています。
問題は(1)食間が空きすぎて(5)野菜中心の食生活(6)動物性蛋白不足 これです。
食事の間を長くする、これを心がけてきました。
「消化機能を休めるために空腹の時間が必要だ。最低でも8時間。特に消化活動が行われる就寝中は空っぽにしておくのが良い。」
という説を信じ込んで(>_<) なるべく空腹時間を長くしようと頑張ってきたんですよ。夕飯の後は頑張って何も食べず、起きてからはコーヒー。昼過ぎまで何も食べません。なので、だいたい12時間は空腹にしてきましたね。ときにはイレギュラーな日もありますが、長年これをやってきました。健康でいられるのはこのお陰だ、と思っていましたよ。
そもそも朝食抜きは高校生の時から。遅刻しそうで食べる時間がなかったことが習慣になって、朝、起きてすぐに何かを口にするのが無理になっています。それが健康に良い、という説に触れてからはなお一層頑なにやってきましたw
野菜中心で動物性食品をあまり欲しがらないのは、信仰に近いのかも知れないw
動物性たんぱく質は牛乳とチーズで、卵は滅多に食べないし、お肉も野菜炒めに入れる豚肉くらい。魚もこのところあまり好きじゃなくなってお刺身程度です。
桑島先生の他の動画も見ての感想ですが、自分の食に対する考えには「エネルギーを得る」という視点が欠落しています。もっぱら「体を作る」という視点しかありませんでした。体を作る過程で余分なものを貯蔵し、それを取り崩してエネルギーにしている。という理解でした。

う~ん。貯め込んだものの取り崩しかいな。
なんや貯金を取り崩して生活している年金バァさんそのまんまやな。
それに気づくと、エネルギー源が枯渇する時間がしょっちゅう発生しているのです。
ベッドから立ち上がる時は、間違いなくいつも起立性低血圧でフラ~っとなっています。へとへとに疲れ果てることもあります。
これは「ガス欠」症状だったんですね!
ここまで理解したので、食事と食事の間があく時は蜂蜜を摂ることにしました。蜂蜜を水に溶いた「ハチミツ水」を用意して、これを飲みます。
朝のミルクティーにはたっぷりのハチミツを入れます。ときには香りの良いココナツシュガーも使います。
二週間くらい続けたら、起立時の立ち眩みがなくなって来ました♪

加齢でそうなったと思っていたけど、なんのことない。
ガス欠だったのかぁ・・・。
なんてこったい!!!