
米国が窮地というのは債務超過だからです。発行国債が異常に膨れ上がって、その金利を払えなくなる可能性が高まり続けているのです。ドル紙幣が市場に溢れてインフレリスクを抱えています。インフレはすなわちドルの価値低下ですから、ますます苦しくなります。そこでこれを回避するための仕掛け(トラップ)がいくつも用意されている、と*賢者の慧眼は見抜きました。
*前記事に紹介しているXアカウント”王小人”氏を指します。
王小人さんはごく短い文章でポストされるので、基礎知識がないボンクラには「どこが罠?」と書かれている内容の理解が難しいのですが、2つのトラップは理解できました。次の2つです。
●市場からドルを減らすためのトラップ
●国債を減らすトラップ
以前の記事ではトランプ大統領就任前後から突然、騒ぎ始めたBitcoin騒ぎは”市場のドルを減らすためのトラップ”ではないか、ということを書いています。この記事ではスポンジのように市場の通貨を吸い込んでいる、というところまでしか気づきませんでしたが、そのスポンジはボロボロになるらしい・・・と気づきました。
【ドルを減らす為のトラップ】は暴落です。一気にドルが消えます。グローバルに広がると西側諸国の通貨も消えます。
株式市場から暴落が始まれば、上場企業はもちろん、関連する企業にも影響は甚大で、産業界がダメージを受けます。*再建は大変になります。
*再建のための布石は打ってある。魔王資金、トランプ側資本家は暴落前に現金にし、暴落した優良企業を買い漁る。
米国では大半の国民が株トレードをしていますが、困窮する個人が相当出るでしょう。社会不安がまし、世情が混乱します。株式市場が崩れる前にいくらかなりタイムラグがあれば、気の利いたトレードをしていれば逃げるチャンスがあります。なので、暴落させるにしても、株式市場以外で点火したいのではないでしょうか。
プロの投資ファンドが多い市場は大半、現物市場ではありません。(多分w)レバレッジをかけてトレードしているので商いが大きい。そこで暗号通貨に誘い込んで、頃合いを見てハシゴを外す。暗号通貨相場が崩れると、それが(ファンドなどの)他のトレードに波及します。暗号通貨を担保にしていれば完全にアウトですね。勿論、罠に掛かるネズミは魔王の意図を知らない勢力。
このような流れで極力急激な市場の崩落を抑える算段をしているのではないでしょうか? ※ド金持ちの錬金術に疎い年金バアさんの精一杯の思案です。
もう一つの【国債を減らす為のトラップ】は戦争です。ウクライナ戦争に拠出している資金はマネロンのようなものだ、という指摘です。このヨミは最近、チラホラ見かけるようになりましたね。
国債を減らすのは会計上の処理なので、実際の金の移動は必要なく、同額がどこに支出されたかが記載されれば済むことでしょうね。中抜きも複雑にあるでしょうし、どこにいくら流れたかは問題ではなく、米会計から消えればいいんでしょう。米政府のUSAID=アメリカ国際開発庁(海外援助を管轄する)がその主たる窓口だったのかな。

一行目がわからんねんなー。
【使い道がわからん200億ドル=国家の手元にもたらした】
ここなぁ。どういうこっちゃねん???
ここまではなんとか王小人さんのヨミにくらいついています。しかし、彼のヨミの前提はなんと、ウクライナでもガザでも戦争は起きていない。ということなんですよ。これまでに書いたトラップのための布石に過ぎない、ということです。これを証明するための動画や画像を収集して、それを見せてくれるのですが、まぁよく拾ってらっしゃる。
まぁ、年金バァさん的にも今の時代に爆弾使って戦争するかなー、とは思ってきました。復興を考えるともっと楽で壊滅的にできる兵器はあるはずですからね。これだけ情報が密になっているのに、国民がチンタラ3年も戦争を受忍できるはずがない。などと思っていたので、戦争しているように見せている、という見方に無理があるとは思いません。
ちなみに王小人さんは銀河連合とか、シリウス星人に教えられた、なんて方面の方ではありません。ネットで無料で拾える複数の情報を丹念に照らし合わせ、精査してここまで見透しておられます。まさに「賢者は市井にこそ在り」だな、と驚くやら感服するやらなのです。
王小人さんは触れていませんが、もう一つ国債利払いを回避する策が取り沙汰されています。「マー・ア・ラゴ合意」です。
▶Bloomberg記事「マールアラーゴ合意」とは何か、ドルへの影響は
▶Yahooニュース トランプ大統領が望む「第2のプラザ合意」実現するかは疑問
長くなったので、これについては別記事にします。