
梅仕事の季節到来。なのですが、裏山の梅が全く実っていません。昨年が異常な当たり年だったようで、その差が大きい。去年はそこらかしこに落ちていましたが、今年は傷んだものも含めて20個も落ちていません。使えそうなものが6個しかなかった。

これじゃ、もう作らなくてもいいかな。去年の冷凍梅もあるんだし。
と思っていました。
昨日、JA直売所に行ったら「これ、杏じゃないの!?」というくらいのデカい梅がありました。「豊後梅」とラベルにあります。いかにも果肉が厚そうで、しかも熟しているので柔らかそう。袋を通してもいい香りがしています。一袋800円で購入。
調べると、果肉が厚く味が濃いことで有名な梅でした。江戸時代からの天皇献上品だそうです。南高梅よりはやや硬いものの甘さは豊後梅が勝るとか。
アンズと梅との交配で生まれたウメの園芸品種群。 アンズの性質が強く、 寒さに強くい。 花は遅咲き。花も実も葉も大きめ。 「杏梅」とも呼ばれ、 花や実はアンズにそっくりですが、 日本では実の核(タネ)がはずれないものはウメに分類されているので「ウメ」になる。
原産地は豊後(大分県)だが、他の梅の品種に比べ耐寒性が強いため、昔から長野県や東北地方などの寒冷地でも多く栽培されているる。
果実は30g前後の中粒で果肉が厚いのが特長。酸味が少なく食味が程良いところが魅力。カリカリ梅漬け、梅干、梅酒やピクルスなどに利用できる。
なるほど。杏が強いなら酸味も少し穏やかなのかしら。ピクルス、いいかも。和食以外に使えるから。甘露煮だけでなく、ピクルスも作ってみたいなあ。
測ってみるとデッカイものは66gありますよ。上画像の青い裏山の梅もそこそこ大きいのですが、それでも45g。

表面に黒い斑点(黒星病)がでているから安かったようです。調べると、これは梅の実の表面に生えるカビの一種で、食べても問題はない、とあります。逆につるんときれいな梅は次亜塩素酸消毒してあるものもあるらしいのです。
甘露煮は、昨年炊飯器の保温を使って、低温長時間調理で大成功だったので、同じやり方にします。昨年は一晩冷凍したやり方がいい感じにできたのですが、この梅なら冷凍しなくてもいい気がします。果肉が柔らかいし。
昨年のやり方をおさらいしたら、まぁ、雑な記事でした(>_<) 肝心な保温時間が抜けています。参考にしたかった方にご迷惑かけてしまった。すみません。
炊飯器の保温は10時間。ですが、様子見ながらでこれより短くても十分だと思います。梅の種類や、量にもよりますしね。
梅のピクルスのレシピを探しましたが、種を外すのには硬い青梅でないと難しいようです。手に入れた豊後梅は追熟かもしれませんが、かなり熟していて割ることが出来ません。
検索していてYouTubeで料理家の関口絢子さんの「南高梅の簡単おやつ梅漬け」をみました。一日で食べられるとのことで、急遽、甘露煮ではなくこちらにすることに。動画では完熟南高梅で作っていましたが、豊後梅は南高梅に近いのでいいんじゃない。
このレシピのポイントは洗った梅を熱湯で30秒湯がくところです。これで表面の細胞を壊して味がしみやすくなるようです。やってから気づきましたが、もともと薄い皮なのでこの作業はしなくても良かったかもしれません。
つけ汁は赤紫蘇を使ったものと、昆布を使った二種類を紹介してますが、昆布の方でやりましたよ。
【赤紫蘇漬け】
材料:南高梅の完熟梅500g、煮詰めみりん100cc、塩25g(梅の5%)、赤紫蘇ひとつかみ
【昆布漬け】
材料:南高梅の完熟梅500g、煮詰めみりん100cc、塩40g(梅の8%)、昆布5g

ジップ袋に入れていても良い香りが漂ってます。一袋600gちょっとです。この大きさ!どう見てもアンズですよ♪
一日で食べられるとのことでしたが、一晩でもOKなくらいです。
30秒でも加熱したので色が明るくなって「これが梅?」状態。香りもアンズです。
味の方ですが、酸っぱさがマイルドです。甘さが強いから!?種の周りには繊維がかなりあって食感的にはイマイチです。やはり、南高梅には敵わないかな。
「おやつ梅」にはしょっぱい出来上がりでした。レシピでは梅の重量の8%ですが、それでも多い気がして少し減らしたのですけどね。ワタシにはしょっぱかったな。
もちろん美味しいけど、おやつではなく、ご飯に合う梅です。卵かけご飯に乗せると美味しそうですよ。潰してドレッシングなどに使うのも良さそうです。
豊後梅は果肉が厚くて柔らか。そして甘いので梅酒とか梅ジュースにすれば、素晴らしいものに仕上がる気がします。
補 足
ご近所の望月さん(たくさん猫を飼ってらっしゃる)の庭にとても大きい樹があって、この季節になると大きな実がボコンボコン落ちています。枝の特徴から梅には見えず、ずーっと「これはブラム!?」と思っていたのですが、豊後梅を知ってから「ひょっとしてあれも豊後梅?」と思いました。先程、お見かけしたのでお尋ねしたら、やはりそうでした。樹の高さはゆうに屋根を越えていて、高枝鋏で苦労して採っていらっしゃるとのこと。落ちたもので使えそうなものをいただいて来ました。♪










