「味噌汁は飲む美容液」保湿・抗酸化物質のグルコシルセラミド入り

「美と若さの新常識~カラダのヒミツ」の「味噌汁の美容効果」で麹に含まれるグルコシルセラミドについて取りあげました。

「味噌汁は飲む美容液」とは大胆なコピーをつけましたねぇw

美容液というからには美容成分が入ってる訳ですが、今回「カラダのヒミツ」で取りあげたのは「グルコシルセラミド」です。
この記事では番組の情報に、ネットで見つけた情報を補足的に加えています。

 

グルコシルセラミド

麹の発酵でつくられるグルコシルセラミドは私たちの肌でも作られています。
グルコシルセラミドは皮膚の角層に存在していて、セラミドの元(材料)になります。
顆粒層にあるグルコシルセラミドが、角質層まで来てセラミドになります。

角層内のセラミドは加齢とともに減少することがわかっており、セラミドの減少は乾燥肌や肌荒れの原因のひとつとされています。
それは、セラミドの減少により皮膚バリア機能が低下し、水分が失われやすくなるからです。

*グルコシルセラミドは水溶性成分なので、化粧品の成分表記では「水溶性セラミドRC」と書かれていることもあります。

 

■ グルコシルセラミドの保湿効果

グルコシルセラミドは、細胞と細胞を結合させる役割を果たしています。
角質細胞どうしが密着することで、細胞内の水分を保つ力が高まり、細胞の水分の蒸発を押さえますから、乾燥肌予防効果が期待できます。

グルコシルセラミドは、「ヒアルロン酸」を増やすはたらきが認められています。
ヒアルロン酸は、よく知られる美容成分のひとつですね。

保湿=ヒアルロン酸

ですよね。ヒアルロン酸は、真皮の線維芽細胞が生み出す成分です。
肌だけでなく、眼の潤いを保ったり、関節の軟骨に含まれてクッションのようなはたらきをします。そういえば、ヒアルロン酸入りの眼薬などもありますね。

ヒアルロン酸は外から摂り入れるのが難しいので、グルコシルセラミドの「ヒアルロン酸」を増やす働きはうれしいですね。自分の身体で増やせるのが一番ですもの。

 

■ グルコシルセラミドの老化抑制効果

グルコシルセラミドには、酸化反応を抑える抗酸化作用や、肌の細胞(皮膚線維芽細胞)増殖を活性化する作用などもあり、アンチエイジング効果が期待されています。
シワやシミの原因になるエラスターゼ・コラゲナーゼ・チロシナーゼなどの酵素を抑制する作用もあります。

 

■ グルコシルセラミドを含む食品

グルコシルセラミドは、米や米由来の麹に含まれています。今回番組で取りあげた味噌は麹なしには作られませんものね。

麹を使った化粧品も増えていますが、そのメインとなる美容成分が、保湿力に優れたグルコシルセラミドなんですね。

他にグルコシルセラミドは小麦や米、トウモロコシ、大豆、こんにゃく芋(最も多く含まれる食品)などに多く含まれています。セラミドのサプリメントは、こんにゃく芋が原料だそうです。

事情通のウサ君
こんにゃくスムージーというのが流行ったことがあるよん。
こんにゃくのグルコシルセラミドがたっぷりで"お肌しっとり効果"狙いだよね。
でもね~、「生芋こんにゃく」じゃないと駄目なんだよね~
こんにゃく粉で作られたこんにゃくはNGっす!


生芋こんにゃくだと100g(約9枚)で摂取できます。

 

味噌汁に含まれるグルコシルセラミドの量は
相当少ないと思いますが
「毎日飲む」とかなりの効果があるのではないでしょうか。

 

《番組の感想》

「美と若さの新常識~カラダのヒミツ」の「味噌汁の美容効果」テーマは、グルコシルセラミドに注目したというよりも、日常、食する機会の多い味噌汁の効用のうちの美容面に着目していたので、グルコシルセラミド摂取に重点を置くなら、麹そのものに着目するのが賢いですよね。

麹が摂取しやすく、一度に摂取できる量から考えて、甘酒 はどうかしら。

みそ汁の効果についてはこちらの記事が参考になります。

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