髪の空洞化、頭皮ダメージを防ぎサラツヤにする「正しい髪の洗い方」

何気なく髪をすりあわせて洗っていたけど、実はそのやり方が「髪の空洞化」をまねいていた・・・。と知るとゾッとしますね。

 

何気なく・・・のままではトンデモナイ事になっちゃう。
よかれと思っていることが、逆に髪・頭皮にダメージを与えているかも知れません。
「正しい髪の洗い方」を調べました。

正しい洗髪の大原則

「シャンプー剤を使って洗うことが洗髪だ」というのは勘違いです。
  1. 髪を濡らす前にブラッシングすること。
  2. シャンプー剤を使う前に、お湯だけで「予洗い」をすること。
    このふたつを丁寧に時間をかけて行うことが髪を美しく健やかに保つカギです。

 

 正しい髪の洗い方

1 洗う前にブラッシングする

■髪の毛のからまりをとるために、毛先から優しくブラッシングします。これだけで髪についた汚れを落とすことができます。

■次にブラシを頭皮に当て、下から上に向かってブラッシングします。頭皮のブラッシングで毛穴に詰まった皮脂・角質を浮かすことができます。

毛穴に詰まった汚れをかき出すイメージで、力を入れ過ぎないように注意してください。
ブラシは静電気の起きにくい動物性の毛のものや木製がおすすめです。

頭皮には筋肉がないので、頭皮を程よく刺激することで血行が促されます。

 

2 お湯洗い(予洗い)

(シャンプー剤を使う前に)お湯だけで洗います。「予洗い」といいます。

全体を濡らすだけ、というひとが大半ですが
濡らすだけではなく「お湯で洗う」ことがとても重要なんですよ。

 

■2~3分かけてお湯で洗います。お湯は38度くらいのぬるめ。寒い時期は40度くらいです。
お湯の温度が熱すぎると、皮脂を取りすぎてしまい乾燥やかゆみの原因になります。

■シャワーヘッドが頭皮につく位の近さで、頭皮全体を洗い流します。
ここまでの段階で、ブラッシングで浮いた皮脂や角質などの汚れのほとんどが取れます。

■次に、指の腹で皮脂を浮き出させる感じで、頭皮をもみほぐしながら洗いましょう。

 

指の移動は下から上に

■うなじから頭頂部に向かって、こめかみから頭頂部に向かって、と下から上に移動します。
次に頭頂部から額まで移動します。

■指を大きく広げて頭皮をつかむようにしながら、指の腹で頭皮を押し上げていくイメージです。
目の疲れや頭痛をやわらげたい人は、耳の後ろや耳上の頭皮をよくもみほぐすようにマッサージしましょう。
これを3回ほど繰り返します。

洗うとともにマッサージする意識で3分以上かけて丁寧におこなってください。

 

3 シャンプー剤で洗う

■シャンプー剤は汚れを泡に吸着させて取り除くので、髪につける前に十分に泡立てます。
泡立てポンプが便利ですよ。

シャンプーの量

■セミロングまでならワンプッシュ(百円玉くらい)ロングでもこの2倍まで。

fa-exclamation泡立ちが悪いのは量が多すぎるからです。

「泡立てポンプ」は3~5倍に薄めないと泡立ちませんよね。それと同じでシャンプー剤の量が多いと泡立ちません。

手で泡立てるときは、手のひらをくぼませて空気を入れながら、円を描くように動かすのがコツです。

■泡を髪はなでつけます。泡をなでつけるだけで髪の汚れは落ちます。
髪どうしをすりあわせるのはキューティクルが剥がれるので厳禁です。

■シャンプー剤を使って洗うのは、ブラッシング・予洗いで落ちなかった皮脂や角質などの汚れを取り除くためです。
ですから、ここでも予洗いと同じ要領で、頭皮を下から上に向かってもみほぐします。

シャンプー剤を使って洗うのは手早く。
3分以内で終えましょう。

 

 

4 丁寧にすすぐ

シャワーヘッドを近づけて、泡がなくなるまで丁寧にすすぎます。
手の平でお湯をせき止めて、お湯が勢いよく対流するようにするのがコツです。

対流が起きるように工夫されたシャワーヘッドがあります。 抜け毛が多く頭皮をマッサージするのが躊躇される場合などにとても効果的です。詳しくはこの記事⇒頭皮ケアのお手本、美容室の「すすぎ」を再現 するシャワーヘッド「美髪 」

 

以上が基本的な「正しい髪の洗い方」です。

 

 ■コンディショナー・トリートメントについて■

呼び方は違いますが、どちらも髪の毛の栄養補給をするために使います。
吸着剤が配合されており、この吸着剤は頭皮にも吸着し、なかなか洗い流すことができません。頭皮に残るとシャンプー以上に頭皮を傷めます。
使うときは頭皮につかないように注意して、丁寧に洗い流します。
リスクを考えると「ダメージヘアのケア」として使うべきで、傷んでもいないのに日常的に使うのは考え物です。

 

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