パスタは低GI食で太らない。同じ炭水化物でもライスやパンとは違う

カナダのセント・マイケルズ病院の研究チームによれば、パスタもご飯やパンと同じ炭水化物ですが、食べても太らないし、それどころか減量にもよいことが明らかになったそうですよ。

学術誌「BMJオープン」に掲載された内容~
研究チームはパスタと体重の間に「食べると太る」という相関関係があるかどうかを確かめるため、延べ2500名近い被験者を対象に32回の比較試験を行った。
被験者には、GI値の低い健康的な食事を心がけてもらい、炭水化物はパスタだけを食べる生活を3ヶ月続けてもらった。
その結果、被験者が食べたパスタの量の中央値は週3.33人前だった。
その後、被験者の体重やBMI(ボディマス指数)、体脂肪、胴囲を計測したところ、パスタを食べても体重や体脂肪率の増加にはつながらなかった。
それどころか、3カ月の実験期間中に、被験者の体重は平均で0.5キロ減少した。

(Newsweek 2018/4/4記事)

 

研究チームが結論した“パスタは太らない”という理由

  • パスタは小麦を使ったパンなど、他の炭水化物が多い食品に比べてGI値が低い。
  • パスタの種類は多いが、GI値が低いことは共通している。
  • 全粒粉のパスタでも、通常のバスタもGI値に大きな違いがない。
  • 精白小麦原料のパスタは他の精白小麦食品と比べて、ビタミンやミネラルなどの微量栄養素の含有量が多い。

つまり、パスタがGI値の低い食品であることが主な理由なんです。

ほんまかいな~!?
GI(グリセミック指数)とは?
食品が血糖値をどれだけ急激に上昇させるかを測定するための数値。
ブドウ糖を摂取した時の血糖値上昇率を基準の100として、血糖値の上昇度合いをあらわしたもの。
GI値が低くゆっくり体内に吸収される食品は、脂肪を作るインシュリンが分泌も抑えられて太りにくいとされます。
GI値が高い食品は身体への吸収が速く、血糖値が急激に上昇するため、血糖値を下げようとするインシュリンの分泌が増えます。(インシュリンがふえると脂肪が作られる) 同じ炭水化物でも米や小麦を使ったパン、ジャガイモなどはGI値が高い食品です。

 

「炭水化物は太る」「炭水化物は健康にも良くない」という情報が定着しているだけに、意外な研究結果ですよね。

バスタのソースはどうだったのか?
バスタ以外の食事はどうだったのか?
この辺をキッチリ示してもらいたいものですね。

そもそも、GI値の低い健康的な食事を心がけてもらい、炭水化物はパスタだけ(上の引用のアンダーライン部分)という条件の方が妥当な理由に思えます。(>_<)

 

*補足*
無視するには惜しい情報だったので、追加情報を探したとろ、カナダ医療チームの報告は信頼できそうです。♪

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