花の名前に不似合いすぎる花言葉|ナヨクサフジ

団地周辺散策も次第に拡がって、今日はめったにいかない方角に行きました。すると、こんな素敵な野の花に出会いました。

 

ナヨクサフジ

 

これは、大好きなカラスノエンドウの仲間だな、と思って少し頂いてきました。廃棄物処理業者さんの庭の道路に面したあたりに群生していました。ちなみに、この周辺には廃棄物処理業者さんがあちこちあります。金属廃棄物だったり、地域のゴミ回収業者だったり。横浜市の端っこの田舎って位置づけなのかしら。まぁだいたい造成して団地を作る地域はそうですよね。

帰ってから検索したら、この花の名前は「ナヨクサフジ」。和名は弱草藤で、なよなよした草藤という意味。たしかに花の付き方が藤そのものですよね。

ヨーロッパ原種の外来種で、もともとは緑肥用(土地の肥料)、飼料用に栽培されているものだそうで、輸入された飼料から広がったと見られています。これ、かなりの繁殖力だそうで、ナヨナヨではないw
カラスノエンドウとは同族ですが、こちらのほうが強くたくましい。実際見てみると茎の太さがひと回り太く、葉やつるもしっかりしています。何より驚いたのは水を吸う勢いがすごい。花瓶の水がみるみる減っていきます。

笑っちゃったのがナヨクサフジの花言葉。いくつかあるうち最初に目にしたのが「世渡り上手」です

オッチャン
なんじゃ、そら。
風情も何もないなぁ

紹介していたサイトでは「ツルを使って周囲の植物に絡みついて広がる様子からこのような花言葉になったのでしょう。」とありましたが、それにしても・・・。他のサイトの解説では「見栄えがいいから」。

 

オッチャン
それ言うたら、大概、どんな花もそうでっせ。
見栄えいい花、ちゅうたらゴマんとあるがな

別の花言葉で「私を支えて」というのがありました。これはわからなくもないですね。何かに巻き付かないと保てないのだから。他に「あなたに成功を」と言うのもありました。これ、意味は素敵だけど花との関連がなく他の花でも良さそうですね。

そもそも、花言葉ってどうやって決めているのですかね!?

よく似た花、カラスノエンドウの花言葉はなんだろう、と検索したら海外では「守護者」ですって。これは飼料となって家畜を守り、緑肥として土地を豊かにしてくれるからでしょうかね。
日本では諸説あります。
「小さな恋人たち」・・・紅紫色の小さな花が2輪、仲よく並んで咲く姿につけられているから。
「喜びの訪れ」・・・春に暖かくなると急速に茎を伸ばして、日当たりのよい所を一面独り占めして次々と花を咲かせる姿に喜びを感じますね。
「未来の幸せ」・・・解説なしw 

いずれにしても、ナヨクサフジよりはずっと素敵な花言葉がつけられています。

今日は他にもめっけ物の花がありました。香りが素晴らしいスイカズラ。右端の花は名前知らずです。手折っていると花がホロホロと取れてしまいます。香りはないけど可憐な雰囲気ですね。

 

スイカズラ

 

スイカズラは金銀花ともいい、花の蕾は漢方薬になります。コロナウィルスが始まった頃、これが効くというので品切れになったそうです。(リンク先はその時の記事です。)
同じ枝に黄色と白の花が咲いていて、それで「金銀」と。スイカズラのスイは「吸い」で花の蜜を吸うから。英語名のハニーサックルも同じ意味です。ちなみに花言葉は「献身的な愛」「愛の絆」。これはツルでつながるからだと。
それならナヨクサフジも同じよね(笑)

 

補 足

鳥天さんがコメントで「クサフジとの違いがわからない」とコメントしてくれたので、クサフジの仲間を網羅したサイトをご紹介しておきます。▶クサフジの仲間
詳しく一覧表にしてあるけど、違いはいまいちわからない(>_<)花の長さが違うみたい。クサフジ(日本固有種)は短い。 区別は難しいけれど、細かい違いで仲間が多いというのがわかります。
ちなみにこのサイトは植物写真家の方のHPで、わかっていることだけ入力して植物の名前を検索ができます。
植物検索・撮れたてドットコム SEARCH

 

 

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