隣人たち

引越の挨拶は両隣と上下階だけで良いと思ってました。うちは1階なので上の2階と階段をはさんだとなり、この2軒でいいかな、と考えていました。
隣は階段を共有する隣は当然ですが、反対側の隣は階段も違うし、ベランダも途切れているので、あまり接する機会もないだろうからいらないか。と判断していましたが、この隣人が一番先に声をかけてくださいました。

どっから来たの?
何人? ひとり!?

と興味津々のキラキラ目線で、ベランダ越しに声をかけられました。
多分85歳くらいかな、いかにも気の善いジッチャンです。
その日は引っ越してきて3日後くらいだったのですが、その間、どんな奴か、と興味津々だったようです。
良い意味での老人の好奇心って子供のそれに近いですよね。

 

あら~。ご挨拶もせず失礼しました。
世田谷から来ましたよ。
ひとり暮らしの年金バァさんですよ。
とお返事すると

あ~、やっぱりねぇ。
うち、少しテレビの音が大きいからね、気になったら言ってね。
物干し、いらない!?
唐突に「物干しいらない!?」と言われて、噴き出しそうになりました。
というのも、隣のベランダ、もう、所狭しといろんなものがい-っぱいあって、なかでも物干し竿がやたら多いんで怪訝に思って居たんです。こちらから見て分かるだけでも8本はありますから。

うちね、前は2階に住んでいたのよ。この上。
家内の足が弱くなったから1階が空いた、って言うんで
すぐ引っ越してきたら物干し竿が置きっぱなしでね。
それでこんなにあるのよ。
これは渡りに船。
実は、延長できる物干し竿を持っていたのですが、引っ越し屋さんが中の延長する部分を落としたらしく、なくなっていたのです。なので片側しか延長できず半端な長さになってました。

二つ返事で「くださぁぃ!」
一番きれいめなものをキレイに拭いてくださいました。感謝、感謝。
持っていたステンレスのものと違ってアルミ製で、長いのに軽い、上物です。(^ ^)v
その日の夜、4階の方が引越挨拶に見えました。聞くと、私の越してきた前日に越してこられたとか。
40代の男性で、ひとり暮らしだそうです。10年前に購入して、これまで賃貸していたけれど、たまたま借家人が転出したので自分が住むことにした、とのこと。

う~ん、4階に越してきた人が1階の私にまで挨拶かぁ!? 

団地は。階段を共有する全員に挨拶するのか・・・。
ほぼ同時期に越してきて、片方は全てに挨拶してらっしゃるのに、こちらはしない、というわけにもいきませんよね。あらら。

それから、階段を共有する7軒に挨拶することに。在宅しているうちが少なくて、まだ3軒が未了です。
挨拶したうちの一軒にぬあんと!猫が居ました!!! 
ペット不可、の物件のハズですが!
なつっこいとら猫さんで、ピンポンすると必ず自分も玄関に出てくるのだとか。飼い主さんもまったく悪びれた様子もない。

もう、猫を飼うのはないと思いますが、それでも、なんか、うれしくなりました。

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