畑の話です。その後、畑を借りている方(おそらく一回りは年長の御婦人)にスーパーでお会いする機会がありました。
ちょっと気にしてらっしゃるかな、と思ってたんだけど。
あのときね、地主さんはからかってらっしゃったと思うのよ。
と。
え~!? そうだったのぅ??? それならいいけど。
その数日後に、畑に行くと地主さんがいらっしゃいました。
世間では常識なんでしょうに、自分はまるで頭になくて。
大切にされている畑で勝手なことをして申し訳ありませんでした。
少しずつ片付けてますけど、完全にはもとに戻せません。
何卒お許しください。
と、頭を下げました。地主さんは意外そうな顔をされて
いや、いつまでも何も植えないから何をしているんだろうなぁって不思議だったのよ。この畝には5月まで植えられないのなら、このままにしてたらいいじゃない。他に空いてるとこあるんだから、そこでふつうに苗でも種でも植えればいいじゃない。
とおっしゃいます。これはこのままでいいのか、とホッとしましたわ。そう言っていただけると、畝の片付けを焦ってやらずにすみますし、地主さんの居ないときを狙って作業する気遣いもなくなります。(お会いするのが怖かったので)
地主さんのお申し出はありがたいけど、やはりこの畝を片付けることは続行です。たまたま地主さんの口調を勘違したにしても、やはりきれいに整えた畑にド素人が実験的試みをするのはまずかった。それに片付けながら思ったのですが、必ずしもうまくいくとは限らないのだし・・・。時間の経過とともに堆肥のつもりのゴミが細かくなるので片付けにくくなります。
それに、やはり「自分はお一人様だ」ということは本当に自覚する必要があります。周辺はいつも簡素かつ綺麗に保って、跡を濁さずに立ち去りたいですもの。その日は自分で予定できるわけではないのですものね。
寒さが厳しくなるので地面に触れるのはそこそこしんどい。身体の冷え方が違います。体を壊してはどうにもならないので、焦る気持ちを抑えつつ、予定を延ばして3月いっぱいで片付け完了を目指します。
だいぶ気持ちが楽になりました。