
ウクライナ4州のロシア併合、独立に関するプーチン大統領の演説を待っていました。一体何が語られるのか、どこまでの言及があるのだろうか。
想像以上の、素晴らしい内容で感動すら覚えます。メディアが報じたのはほんのハシリだけで、このことがすでに報道できない内容だと認めているのと同じです。
どこかに全文翻訳がないのか、と探したら、すぐに見つかりました。検索している人が多いということです。
以下、大半引用になります。興味のある方は、すぐに原文をご覧になってください。
▶プーチン大統領9月30日の演説、全文翻訳
全文の始めから中断まではロシアとウクライナの地政学的状況から現状に至るまでの話で、いささか固く読み続けるのに骨が折れます。ここは飛ばしてもいいかと思います。スクロールすると黄色い文字になった部分があります。このちょっと上から読むとあとは読み進みやすいです。
ワタシ的興味はプーチン大統領(入れ替わった人物?)の現状認識です。非常に抑えた表現ながら、これまで私があちこちで知り得た現状(下記)とまったく一致するものでした。
連中のグローバルリセットを偽旗作戦に終わらせ、真逆の”世界をあるべき状況にリセットする”ために戦っている勢力の存在がある。この戦いはこれまでの戦争とは*次元の異なるハイブリット戦だ。これは比喩ではなく、"モノ次元ではない戦い”も同時に展開している。なのでごく一部の人を除いて、人々には何が起きているかまったくわからないでいる。
※以上、私見ですが、そう外れてはいないはずです。
欧米は、ドルパワーと技術的独裁を犠牲にして世界に寄生し、本質的に世界を奪い、人類から真の貢ぎ物を集め、不労所得の主な源泉である覇権的*¹家賃を引き出すことを可能にする新植民地システムを維持するためには、どんなことも凌駕するつもりだ。
この家賃を維持することが、彼らの重要な、純粋な、そして絶対的な利己的な動機なのだ。だから、完全な脱*²ソブリンが彼らの利益になるのだ。それゆえ、独立国家に対する攻撃、伝統的な価値観や文化に対する攻撃、自分たちがコントロールできない国際的な統合プロセス、新しい世界通貨や技術開発の中心を弱体化させようとする試みなどが行われている。
*²ソブリン=ソブリン債とは、政府や政府機関が発行または保証を行っている債券の総称。 ソブリン(sovereign)は直訳すると「君主、国王」という意味。
連中はこれまで国家を介して支配してきたが、今後はダイレクトに支配するつもりだ。つまり、世界経済フォーラム(WEF)が推し進めようとする「新世界秩序」だ。実体はともかく先頭に(表に)立っている悪の頭領はWEFのクラウス・シュワブ会長。理論武装役がジャック・アタリ、ハラリ(出来が悪いw)。新世界秩序とグレートリセットについて書かれているサイトは多いが、こちらは淡々と書かれてあり、理解しやすい。
▶世界経済フォーラムの唱える「グレート・リセット」と新世界秩序
ある国の支配層は自発的にそうすることに同意し、自発的に臣下となることに同意し、他の国は賄賂や脅迫を受ける。そして、もし失敗すれば、国全体を破壊し、人道的災害、大惨事、廃墟、何百万もの滅茶苦茶にされた人間の運命、テロリストの飛び地、社会災害地帯、保護領、植民地、半植民地を残すことになる。彼らは自分たちが利益を得るためなら、気にしないの*¹fs。
欧米諸国は何世紀にもわたって、自分たちは他国に自由と民主主義の両方をもたらすと言い続けてきた。*²民主主義の代わりに抑圧と搾取、自由の代わりに奴隷と暴力である。一極集中の世界秩序全体は、本質的に反民主的で自由がなく、徹頭徹尾嘘であり偽善者である。
世界は革命的な変革期を迎えており、それは基本的なことだ。新しい開発拠点が形成されつつある。彼らはマジョリティを代表している。 彼らは多極化の中に、自国の主権を強化する機会を見出し、それによって真の自由、歴史的展望、独立した創造的で独特な発展への権利、調和のとれたプロセスを獲得しようとする。
欧米をはじめ、世界中に志を同じくする人たちがいて、その支持を実感している。一極集中の覇権主義に対する解放・反植民地運動が、さまざまな国や社会で展開されている。その主観は増すばかりである。この力こそが、今後の地政学的な現実を決定するのである。
こうなると、俄然、タラビッチの予言が実現するのか、と思ってしまいますね。
信念体系を崩して新しいものを構築するのは、非常なエネルギーを要する。しかし、今それをしなければ宇宙の藻屑と消えてしまうかもしれない。テレビを消し、新聞を丸め捨ててみたら・・・。