
前回はシューマン共振全般でしたが、今回は脳波との関係を取り上げます。
「シューマン共振」とよばれていますが、これを初めて見つけたのはニコラ・テスラです。テスラは地表と電離層に挟まれる空間では共振が起きていることを発見し、1899年コロラドスプリングズの研究所で地球規模の電磁共振の計測を行いました。この時、地球の共振周波数が約8ヘルツHzであることを発見したのです。
テスラの多くの発見・発明は意図的に隠蔽されていました。
1952年にミュンヘン工科大学のシューマン教授が、大気中での雷放電による低周波帯の共鳴現象を理論的に予測し、弟子のケーニッヒ教授が実験的にこれを証明しました。「シューマン共振」と題した論文を小さな科学雑誌に投稿しました。これ以降はシューマン共振とよばれるようになっています。この論文は発表されたときはまったく注目されませんでした。数年後、シューマン共振と脳波との関連に気づいたミューラー博士の指摘により研究が新たな局面を迎え、注目されることになりました。
人間の脳からは微弱な電磁波、つまり脳波が出ているんだ。
ハンス・ベルガーは自作の脳波計で1922年に初めてこれを記録したんだ。彼は控えめな性格だったから自分の名前ではなく「アルファ波」と名付けたんだよ。
ミューラー博士は脳波を発見したハンス・ベルガー博士の同僚で、脳波についてよく理解していました。論文を読んで脳波との関連を悟ったミューラー博士のアドバイスで、シューマンと後継者は正確なシューマン周波数が7.83Hzであると突き止めました。
シューマン共振は人間の脳の中でも振動しており、それがアルファ波でした。
脳波は脳の活動状態によって特有の周波数を示すんだよ。
周波数が低いほどリラックスし、高くなると興奮状態になる。
・睡眠時や深い瞑想の時にはシータ波とデルタ波は7Hz以下
・リラックスしている時にはアルファ波は8~ 14Hz
・ベータ1波は14 ~ 20Hz
・ベータ2波は20 ~ 32.5Hz
それ以上がガンマー波だよ。
1960年初頭、リック・ウィーバー博士は30年以上に渡って男性の概日リズムを調べるための調査を行いました。
地球上の生物は地球の自転によってもたらされる約24時間の明暗周期にその活動を同調させているよ。
この生物リズムは、概(おおむね)1日周期という意味で概日(がいじつ)リズムと呼ばれているんだ。
学生ボランティアは地上と遮断した地下の空間に数週間滞在しました。地中では磁気振動は遮断され磁場を分散されるだけでシューマン共振の影響を受けないのです。
学生たちはこの地下に滞在すると次第に心身の健康が阻害されるようになりました。睡眠不足、頭痛などの体調不良だけでなく、感情的に不安定になりメンタルにも影響が出ました。そこでシューマン周波数発生機器を設置したところ、症状は改善されたのです。ちなみにシューマン周波数発生装置の開発には圧力がかけられたため、ウィーバー博士は秘密裏に持ち込んだそうです。
長年の彼の研究によって人の健康と自然周波数との間に密接な関係があることがわかりました。
長くなりましたが、シューマン共振が人に影響すると分かった経緯を簡単に説明しました。参考にしたのは文末の動画です。興味のある方は是非ご覧になってください。
近年、シューマン共振が不安定になり、急激に変化していることの影響はかなりのものだと思われます。7.8~8Hzの範囲の変動が20~30Hzになり時には40Hzを記録するのですから、これは劇的と言える変化なのです。

この数値ですが、国内でシューマン共振について書いている人は海外のデータとその解説をもとにしているようです。グラフ化されたデータはシューマン周波数だけでなく、振れ幅を共振パワーとするなど3に分けて表示してあります。それぞれの意味について詳しく知ることが出来なかったのですが、40Hzの数値はその中の一つではないかと思われます。
数日前から「シューマン周波数がこれまでの最高値は8.8Hzを記録した。」とする記載を多く見ますので、恐らくこちらが的確かと思っています。8.8Hzでもこれまで記録された7.8~8Hzの変動範囲を大きくはみ出しているので異常値ではあるのです。
具体的にどのような影響があるのかというと、シューマン共振が高いときには、低い脳波になりにくいため、よい睡眠が得られないとか、リラックスできない。という感じです。又、集中力が失せて不注意になったり、逆にひらめきがあったり。免疫力の変調も無視できないですよね。
どのような影響があるかは個人によっても違うので、気が付かない人も多いのでしょう。
皆さんはいかがですか?
感情のブレが激しくなっていても、それは自分のせいじゃないですよ、恐らく。眠れないとか、体調が思わしくなくても病院にすっ飛んでいかないほうがいいかもしれませんよ。体よく何かの病気に仕立てられる可能性もありますよ(>_<)
「何が何だかわからないままにやっちまった!」という突発的犯罪が頻発しているのもこの影響じゃないか、と思うのですがねぇ。無茶な交通事故とか多いじゃないですか。なんだかんだと世間が騒がしいですよね。

ワタシ的には心当たりのない酷い疲労感とか、眠れない、など
心身の調子のブレがあまりに大きいことが頻発します。それで
流石に「なにかこれまでとは違うことになっているんじゃないの!?」と気づいたのです。
国内における脳波研究の第一人者・志賀一雅博士のサイトにあった「脳波の種類別特色」を拝借しました。
補 足
参考動画 シューマン共振の解明
【動画説明】
私たちは電磁氣的なエネルギー環境の中で生まれ成長するエネルギー体です。
地球と電離層は巨大な共振器であり、その空洞はすべての生命に影響を与える電氣伝導性の媒体で満たされています。
「私たちの惑星には、”脈”があります。
地球上の生命を包んでいた測定可能な周波数です。
地球の鼓動、シューマン共振は、人間の脳のアルファ波と同じです。
私たちの創造性、パフォーマンス、ストレス、不安、免疫システムをコントロールする脳の周波数が、いつのまにか地球の周波数に同調していました。
地球の鼓動は、すべての生命そのものの鼓動となったのです」
シューマン共振信号、地球の自然な電磁氣パターンは、脳の生物学的振動子というだけでなく、地球上のありとあらゆる生命にとって、音叉のように作用するのです。