コロナウィルスの対策で確実に出来るのは免疫力アップですよね。
先週放送の「主治医の見つかる診療所」は、コロナウィルス、花粉症のアレルギーに負けない「免疫力をつけるのに重要な栄養素」がテーマでした。
その栄養素とは意外にもビタミンDでした。
「ビタミンDは骨に関係」という認識しかなかったので、私的にちょっと意外でした。
*番組では「ビタミンDの不足が考えられます」という表現で、婉曲的に「ビタミンDの効果」としていました。(いまいちな感じがあったので)あらためてネット検索して確認したことをまとめます。
ビタミンDの効用
骨と歯を強くする
ビタミンDはカルシウムの吸収に関係して、不足すると骨や歯が弱くなる。
ビタミンDは肝臓や腎臓で活性化され、腸管からのカルシウムの吸収を促進します。血液中のカルシウムの濃度が高まり、破骨細胞の働きを抑制することで骨を強くします。
免疫機能の調整
ビタミンDには細菌やウイルスを殺す「カテリジン」という抗菌ペプチド(機能性たんぱく質)を作らせる働きがあります。
また皮膚に「β-ディフェンシン」という抗菌ペプチドを作らせ、バリア機能を高めていることもわかっています。
「主治医の見つかる診療所」では、日米のガン死亡者の数の変化とビタミンD摂取量の変化との関連から、ビタミンD不足が日本でガン死亡者が増えた理由だ、としていました。さらにアレルギーのひとの急増もビタミンD摂取が足りないから、と解説していました。
ビタミンDが足りん、ちゅうこっちゃな。
補 足
抗アレルギー効果
花粉症などのアレルギーの要因として腸が関係していることがわかりました。
「リーキーガット症候群」にビタミンDも関係していることがわかりました。
花粉だけでなく消化されていない分子の大きいタンパク質や糖質も腸壁から漏れるそうです。
ビタミンDは腸粘膜の結合状態を改善し、リーキーガット症候群の発症を防ぎ、適切な免疫抗体の産生を促すことで花粉症を改善してくれます。
脳と筋肉の連携をよくする
これが、私的に一番興味を引きました。
というのも、体がバランスを失ったときに体勢を立て直すことがまったく出来なくなっているんですよ。
頭では『このままだと倒れるぞ。早く何とかしないと。』と思っているのですが、体がまったく反応しない。こういうことでババァを自覚させられます。
こういう、脳と筋肉の連携が悪くなる原因のひとつにビタミンD不足があるのだそうです。
血中カルシウム濃度を一定に調節することで
神経伝達や筋肉の収縮などを正常に行う働きがあります。
セロトニンに関与
最近ビタミンDが心や神経のバランスを整える脳内物質セロトニンを調節しており、ウツなどのメンタル症状に効果的であることがわかってきました。
紫外線の量は季節や場所、時間帯、皮膚のタイプによっても異なりますが、
1日に必要な日光照射時間は、(顔と両手で)夏であれば15~30分程度。
紫外線も気になりますが、1日15分程度は日光を浴びるのがいいようです。
ビタミンDを多くするには
ビタミンDを食べ物で増やす
ビタミンDをもっとも多く含む食品は「干し椎茸!」と思ってましたが、実は椎茸は2番目でキクラゲがダントツだそうです。
そら、オドロキ、モモの木、サンショの木!やがな。
下部に説明がありますが、イラストに添えられた[]内の数字が1回に食べる量で、右にその中に含まれるビタミンDの量が書かれています。
これで見ると、干しキクラゲだけだと7枚必要ですが、サケ切り身1枚で1日分の摂取目安の5倍とれます。
干しキクラゲって戻すとすんごいでっかくなりますよね。それを7枚たべるって!
どんだけェ~!
あれこれ食べてトータルでいいんだわ♪