お茶の栄養を調べましたが、大事な成分を見落としていました。
お茶の旨味成分「テアニン」です。
お茶の旨味成分「テアニン」です。
認知症に対して、その進行の軽減、つまり認知症の予防効果を期待できることを確認しました。
という情報がお茶の伊藤園のサイトにあります。
これは見逃せない、と「テアニン」について調べました。
テアニン
緑茶に含まれるうま味成分のひとつで、テアニンはアミノ酸の一種です。1950年に京都府茶業研究所の酒戸氏によって玉露から抽出され、化学構造からグルタミン酸に類似したアミノ酸であることがわかりました。しかし、アミノ酸といってもたんぱく質を構成する20種類のアミノ酸のひとつではありません。
引用 太陽化学株式会社
引用 太陽化学株式会社
テアニンはチャノキの根で作られ、幹を通って葉に運ばれます。葉に運ばれた後、日光を浴びてタンニンなどのカテキン類に変化します。
タンニンは渋みになるため、テアニンのうま味を残すためには、葉に当たらないように日光を遮らないといけません。
このような作り方をしているお茶が「玉露」「かぶせ茶」です。
玉露の原料となる茶葉は、収穫の前の最低2週間は日光を遮るようにして作ります。その結果、タンニンが少なく、テアニンなどのアミノ酸の割合が増えます。
テアニンをたくさん摂ろうと思ったら、日の光を浴び始めたばかりの新芽でつくられる新茶がベストです。二番茶、三番茶と後になるにつれてテアニンは減っていきます。
テアニンのうま味を楽しむには60度くらいの低い温度でお茶を淹れます。
ポリフェノール、タンニン、カテキンの関係は、ポリフェノールの中で特定の構造を持つものがタンニン。
タンニンの中で特定の構造を持つものがカテキン。
緑茶ではポリフェノールのほとんどがタンニンで、またタンニンのほとんどがカテキン類なのよ。わかる!?
タンニンの中で特定の構造を持つものがカテキン。
緑茶ではポリフェノールのほとんどがタンニンで、またタンニンのほとんどがカテキン類なのよ。わかる!?
テアニンは、摂取することにより、小腸で吸収されて血中に入り、脳まで運ばれることが動物実験によってわかっています。
テアニン200mgを溶かした水と普通の水を被験者に服用してもらい、脳波を測定した実験では、テアニンを含んだ水の方がα波という脳波が多く出現しました。α波とは、普通の人の場合ではリラックスした時に見られる波形です。
~中略~
2016年に発表された試験管内の実験で、神経幹細胞をテアニンと一緒に培養すると、神経細胞が増殖しやすいことがわかりました。テアニンの量が多いほど神経細胞の量が増えたそうです。 引用元 「認知症ねっと」
テアニン200mgを溶かした水と普通の水を被験者に服用してもらい、脳波を測定した実験では、テアニンを含んだ水の方がα波という脳波が多く出現しました。α波とは、普通の人の場合ではリラックスした時に見られる波形です。
~中略~
2016年に発表された試験管内の実験で、神経幹細胞をテアニンと一緒に培養すると、神経細胞が増殖しやすいことがわかりました。テアニンの量が多いほど神経細胞の量が増えたそうです。 引用元 「認知症ねっと」
ヒトを対象とした検討によりテアニンには
■ 脳波α波を増加させる、ストレスに対する自律神経系の反応を抑える、などの「リラックス効果」や「睡眠改善作用」
■ カフェインと組み合わせることによる記憶力や作業速度・正確性の向上作用
などの効果が報告されています。
また、動物実験では脳血管障害モデルにおける神経細胞死の抑制や、アルツハイマー病の病因とされるアミロイドβによる記憶障害や脳の神経細胞死の抑制など、脳に対して種々の作用があることが見出されました。
引用元 太陽化学株式会社
■ 脳波α波を増加させる、ストレスに対する自律神経系の反応を抑える、などの「リラックス効果」や「睡眠改善作用」
■ カフェインと組み合わせることによる記憶力や作業速度・正確性の向上作用
などの効果が報告されています。
また、動物実験では脳血管障害モデルにおける神経細胞死の抑制や、アルツハイマー病の病因とされるアミロイドβによる記憶障害や脳の神経細胞死の抑制など、脳に対して種々の作用があることが見出されました。
引用元 太陽化学株式会社
伊藤園の「お茶百科」サイトに
茶道の先生は認知症になりにくい? 抹茶と脳のメカニズム
と題して興味深い研究成果があります。
引用ばかりになりましたが、メモとして残しておきます。