
タイトルからして、あからさまに昨年の記事ですが、今ならドサクサアップしてもギリギリで見逃してもらえるかな・・・と。
年末、JA直売所の最終営業日に仲良くなったスタッフ(私と同世代か、少し上くらいのバッバスタッフw)に「これ持ってって。食べてみたかったんでしょ。」と渡されました。
そう、この小さな桃、とっくに旬が過ぎたのに11月末ころからたまに並んでいたんですよ。
迷わず手にとってレジに行くと、二人いたスタッフが揃って顔をしかめて合図します。

ん!?だめ?
まずいの?
だめ。(キッパリ) おすすめしない。
そか。美味しくないの・・・。そういえばみずみずしさがないもんね・・・。
と、買いませんでした。
でも、年内最終営業日で「食べればわかるから、試食したら。」と残していてくれたようです。
お金を受け取るわけじゃないので、このときはちゃんと声にして念押しされました。

美味しくないからね。
ものは試し、ってことでね。
美味しくないよw
ありがたく頂いて帰ったものの、あそこまでキッパリ美味しくないって言ってたなぁ。
さぁて、どうしたものか。小さいけど5個もあるわ。と、数日放置していましたよ。
大きさは握れるくらい。直径6️⃣センチくらいかなぁ。テニスボールより小さい。
ネットで調べると「クリスマスピーチ」は商品名でした。
※同じ時期に出る岡山産の桃がありますが、こちらは品種改良したもののようです。
山梨県は桃の生産量が日本一です。その山梨県でもめったにお目にかかれない桃があります。
「冬桃」はその名の通り冬に収穫できる桃です。もちろんハウス栽培ではありません。
原産は中国で、現在出回っている桃の原種だと言われています。
昔からあったわけではなく、20年ほど前に中国の留学生交流がきっかけで作り始めたそうです。旬のものに比べると皮が剥けず、ジューシーさにかけますが、この桃ならではの食感が好きだという人もいます。
11月下旬〜12月初旬に収穫でき、きれいな赤みが付きます。
追熟させてXmas頃に食べごろを迎えるのでクリスマスピーチとも呼ばれて、全国でも山梨県笛吹市と甲州市の2地域の限られた農家でしか生産されていない超希少品種です。小ぶりな桃で、果肉もしっかりしています。硬めの桃がお好きな方にオススメです。
ほぅー、そんなに珍しいのかぁ、と俄然食べる気になりました。
さっと洗って、かじりついた。

あらっ♪
おいしー♪
これ、すきだわあー!
美味しいんですよー。
確かにジューシーさはないけど、不思議な触感。干したものほどではないけど、干した果物には生のときとは違う美味しさが発現しますよね。あれと同じです。
旬の桃にはない味わいがある♪
程よい甘さもこの季節にはいい感じです。
来シーズンは見つけたら迷わず買わなくちゃっ。