すべての戦争は資源の争奪戦|宗教対立は目くらまし

国際ジャーナリストの堤未果さんをご存知ですか。私はAmazonで新刊が出る度に話題になるので名前は知っていました。しかし、常にその時々の世界を非常に危機的に取り上げている印象を受けて、眉をひそめておりましたw 批判的という意味ではなく、なまじ読んだら不安が増大すると思って。個人でどうすることも出来ない大きなうねりはあまり深く知らずに済ませたいものだ、というのが日和見個人の本音でアリマス。

 

堤未果さんプロフィール

父は放送ジャーナリストのばばこういち、母は詩人の堤江実。弟はアニメーションアーティストの堤大介、夫は参議院議員の川田龍平。米国の大学および大学院で国際関係論を学び、国連、アムネスティインターナショナルNY支局員を経て、米国野村證券勤務時に、9・11同時多発テロ事件を現場で体験したことをきっかけにジャーナリストに。引用元:Wikipedia

国際ジャーナリスト。東京生まれ。ニューヨーク州立大学国際関係論学科卒、ニューヨーク市立大学大学院国際関係論学科修士号取得。国連、米国野村證券などを経て現職。米国と日本を中心に政治、経済、医療、教育、農政、エネルギー、公共政策など、公文書と現場取材に基づく幅広い調査報道と各種メディアでの発信を続ける。『報道が教えてくれないアメリカ弱者革命』で黒田清・日本ジャーナリスト会議新人賞、『ルポ 貧困大国アメリカ』で日本エッセイスト・クラブ賞、新書大賞を受賞。『政府は必ず嘘をつく』『日本が売られる』『デジタル・ファシズム』など著書多数。
引用元:文春オンライン

 

先月、Naokimanさんの有料サロンを視聴してまして、もともと視聴したい動画は見終えたのですが、まだ有料期間に余裕があったので、気になる動画もみていました。その中に、堤未果さんインタビュー動画がありました。

 

いやぁ~、とんでもない人ですよ。勇気あります、この女性。恐れ入りました。グローバルな事案を身の危険を顧みず取材し、身の危険を試みず公表しているのですからね。

いろんなことを話していましたが、なかでも腑に落ちたのが次の一点です。

世の中で起きている突発の自然災害、戦争の原因は一つしかない。
それは、儲けにつながるから。利権が全て。

 

自然災害はそもそも突発に起きるものだし、人が起こしているのではないからいささか奇異に取れますよね。堤さんは「自然災害を自在に起こせる技術がある」という前提で話しています。しかし、そのあたりに触れると難しくなるのでこの記事では触れないことにしますw

戦争については実に説得力があります。大半の戦争は、多くが宗教や国家の統治体制などに基づく価値観、世界観の対立構図という解説がまかり通っていますよね。堤さんの話によると、これは戦争の真の原因、仕掛けた側の真の意図を隠すために使われているに過ぎないそうです。

直近の例として「イスラエルによるガザ侵攻」をあげて説明されました。【イスラム教のパレスチナ対ユダヤ教のイスラエルの攻防】という形を取りつつ、実際はイスラエルがガザのガス田の利権の収奪を狙っているそうです。

地中海のキプロス島周辺には膨大なガス資源があるのだそうです。「ガザ ガス田」で画像検索するとこの地域のガス田の画像がたくさん出てきます。テレビでは全く触れていませんが、イスラエルのガザ侵攻の実態は周知の事実のようです。

そうそう。ついでに見つけた情報。ウクライナのオデーサ沖にもガス田があり、尖閣島の近くにもガス田が見つかって、その直後、中国が手の平を返して自国領だといい出した経緯があるそうです。

 

ガザ沖、パレスチナの排他的海域にあるガス田の埋蔵量は、現在世界一と言われるガス田の80分の1にも満たないとされますが、堤さんによると、イスラエルが恐れているのはパレスチナが豊かになり力を持つことなのだそうです。それはイスラエルにとっては脅威でしかないですからね。

そんなことを知ってなるほどと思っているタイミングて、トランプ大統領がイスラエルのネタニヤフ首相との対談後にこんな発言をしています。

米国がガザ地区を掌握する。所有し、危険な不発弾の処理や破壊された建物の撤去、無限の雇用を生み出す経済発展に責任を負う。
この停戦が流血と殺し合いに終止符を打つ、より永続的な平和の始まりとなることを期待する。   引用元:時事コム

米国のトランプ大統領は4日、イスラエルとイスラム主義組織ハマスの戦闘で荒廃したパレスチナ自治区ガザを米国が長期的に「所有」し、再建に取り組む意向を表明した。ガザの復興や経済発展、雇用創出に米国が関与する構想も披露した。ガザでの恒久停戦実現をにらみ、戦後統治に関する自身の考えを示したものだが、波紋を呼びそうだ。
引用元:読売新聞オンライン

 

宗教対立の仲裁役を装って、イスラエルの目的を果たす仕上げですよね。

 

堤さんは「戦争という段階は更地にするのに好都合」と指摘。まさにそうですよね。有無を言わさず更地にできる。完了したら戦争終結に持っていく。

世界は全ていくら儲かるか、という「マネー基準」で動いている。

そうなんだなぁ。
と納得したのです。白けますよねー。

 

 

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