このところ、あたまに「没後」のことがいつもある。思い煩うほどとは思わないけど、いつも頭にあるんだから、十分思い煩っているのか^^;
どんな死に方にせよ、逝ってしまう者としては「あとは知るか」なんだけど、様々な迷惑が残るのが気がかりなのだ。
少なくともここの住人の方たちに迷惑をかけたくない。
「なにか臭う」という形で自分の死が明らかになる・・・こうなることだけは避けたい。
逆の立場からすると、自分の居所が汚されたと思うもの。
それと、逝く時だれかそばにいたにして、その人が「たまたま居合わせたばっかりにあれこれと面倒をしょいこむことになった」というのも避けたい。
それと、葬式もいらないし墓もいらない。なんの痕跡も残さず、というがいい。「親族の墓に入れないでくれ」ということだけはまっさきに遺言に書く。
そのためにどんなことを準備しておくべきなのか。
没後手続きは行政書士など専門家に依頼するにして、そのことを明記した公的有効な遺言も必要だ。
しかし、そこまで準備しても死んだことを誰が伝えてくれるのだろうか。生存を確認するための「見守りサービス」というのがあるけど、これはかなり死を意識する状況になった人対象なのか。
すごく高いんだよね。月に2万もかかる。
「見守りサービス」は付随するサービスはないのか? 死んでましたよ-、となったあとどうするんだろう。指定していた人に連絡!? それだけでこの料金!?
「見守りサービス」は死を意識するようになってからでもいいのか、と思って、笑ってしまった。
死ぬのに予定なんか立たないよな~w 突然、逝くこともあるんだから。てへ
ざっと調べると、遺言と没後手続きそれぞれに数十万単位の費用がかかる。現金は減らしたくない。減らせない。生活費に切り崩していて、逝くタイミングと貯金が底をつくタイミングが逆転する可能性もあるのだから。長生きしちゃあイカン!
住まいが残るけど誰に相続するわけでもないから全く意味がないのだ。残すことに。
誰でもいいから「色々まとめてやってていただけるなら不動産を譲ります」というのも考えるけど、そうなると贈与税がかかるし、あれこれ立て替え払いしてもらうことになる。そこまでのことを頼める人がいない。そこまでするほどの資産価値はないかもしれないのだから。
不動産を代価として没後手続きなどをやってくれるサービスはないのだろうか。
ここも古いからこの先、価値は下がるにしても、諸手続きの代金くらいには相当すると思うのだが。
「没後処理、料金は遺産で後払い」システム
不動産業がやればいいと思うんだよね。
残った不動産を買い取る形の後払い「遺言作成・預かり、没後手続き、生死確認」の一括サービス。
生死確認については、いちいち訪問せずとも近隣住人に委託する。
近隣住人は特に見守るということではなく「この数日ゴミが出ていない」「回覧板が止まっている」などの些細な変化があったとき連絡するだけだから、料金は低く押さえられる。
不動産価値に応じて諸費用の支払い残は契約者が指定した相続人に渡す。(その辺もきちんと遺言に含めておく)
不動産業者なら引き取った不動産を流通させて利益が出せるし、相続人がいる場合でも、現金で相続できるから面倒がなくていいと思うんだよね。
完全後払いとしても、抵当権設定すれば不動産業者に不利なことはないと思うけどなぁ。契約者年齢資格を平均寿命手前10歳くらい手前からにすればそう長い話でもないと思うけど。
悪いアイデアではないと思うんだがなぁ。
とまれ、現状はそういうサービスはないみたいだ。はてさてどうしたものか!?
と、考えを巡らすが、一つ一つ出来ることを詰める作業にかかるのが難儀だ。とりあえずは使わない口座は閉鎖して、手続きに必要なデータをエクセルにまとめよう、とは思うのだが、詰めていくと凹みそうで取りかかれない。「没後手続きデータ」というエクセルファイルだけは作ったw
凹むというのは死を恐れるとか、独りをつらく思うとかのメンタルなことはではなく「生きるも死ぬも難儀なことよ」と。
今朝、本質の自分はこの様子を見てどう思っているんだろう? と思った瞬間湧いてきた。
「なにもしなくていい」
へぇー! そうなの。それならうれしいけどな。
こういう問題を解決するシステム、サービスが出てくるのかな。独居高齢者が半端なく居るのだから、行政もなにか考えてもらいたい。