近所に障害者支援団体のパン屋さんがあります。天然酵母で神奈川の小麦を使ったパンはとても美味しいです。支援活動の一環で農業もやっているので旬の野菜も少し置いてあります。家庭菜園程度の栽培量らしく、少しづつ色んな野菜が並んでいます。どの野菜も形はヘンテコでそれも愛嬌なんですが、味がおいしいんですよ。作ってる人の気持ちも関係するんだなぁと気付かされるやさしい味。
先日見慣れないものが並べてあったので、聞いてみたらタケノコイモという里芋のジャイアント馬場みたいないも。上の画像は半分ですが、これだけでも750グラムあります。
私は必ず買って帰ります。
キングオブ里芋と言われてるんですよ。
タケノコ芋という名前の方は、皮のつき方が筍のようだからです。こちらはそのものズバリでわかりやすい。他の里芋と違って円筒形で長芋みたいな形状ですよ。買ったもののように中央が膨らんでいないのが普通らしいです。
そもそもは台湾のものを宮崎で栽培し始めたもので、宮崎が戦略的にブランド芋として出荷基準を設けて品質管理しているそうです。
それが全くセンスなくゲンナリしました。
「媛(ひめ)かぐや」は、愛媛県農林水産研究所が、「筍芋(京いも)」に「唐芋(えび芋)」を人工交配して育成したさといも新品種です。
「媛かぐや」という名前は、愛媛で育成した品種であることを表す「媛」という文字に、親の「筍芋」から竹、その竹から生まれた子供「かぐや姫」をイメージして、「かぐや」という文字を組み合わせたもので、一般公募により決定しました。
あれこれ情報インプットして、初レシピは煮物に。たまたま前日「豚肉と大根の煮物」を作ったおつゆがたっぷり残っていた。
上画像が出来上がり。白い丸いのはペットボトルのふた。でっかさがわかるでしょ。
旨いですっ。
タケノコ芋、「キングオブ里芋」の名に恥じない!
サツマイモの感じも少し入っていてきめがこまやかで甘みがある。
ネットリ感が少ないけどセレベスみたいにパサポソじゃない。
何よりいいのが皮を剥くのが楽。痒くならない。
こりゃあ、粉吹き芋にしたらうまかんべ! と、作った第二弾。
オレンジ色のはカボチャ。ネットで「カボチャとタケノコイモのイモサラダ」があったから混ぜてみました。マヨネーズ味にするのはもったいないと、味付けは塩だけにしましたよ。これ正解でしたね。
これ、うまいわぁ。でもカボチャが主役の座を奪ってしまった。量はタケノコイモのほうが多かったのに。まぁ、タケノコ芋はいかにも脇役のキャラではあります。
【追記】
なかなか見ない野菜だと思ってましたが、ここまで立派じゃないものが「地場野菜コーナー」にもありました。