
日が昇り始めると、セミが一斉に鳴き始めます。
まぁしかし、どんだけ暑いのか。オババもわめきたくなりますわ。
セミの鳴き方と暑さは緊密な関連があるそうで、初鳴きの時期でその年の暑さが予測できるそうですね。
終盤前の大合唱が始まる時期にはまだ早い気がしますが、今年はすでに大合唱してるし、庭に亡骸がコロコロ落ちています。昨年は暑いさなかもリフォームと修繕に夢中になっていたので、蝉の声など耳に入る余裕もなかったのかもw
ともあれ、この地に住んで間もないので、今年が早いのか、例年こんな感じなのか、定かなことはわかりません。
庭でも賑やかですが、河原は一層賑やかです。川音は地味にベースに徹してセミたちはまるでオーケストラの演奏前の音合わせのように、てんでに音を出しています。
一句ひねりました。
よほど暑いのか、大合唱も午前中が一番賑やかで、次第にへばったように聞こえなくなります。
左脳と右脳はそれぞれ言語と音楽に対応する機能を持つのですが、例外的に日本人は虫や動物の鳴き声を左半球の言語脳で聞く、いうことはよく知られていますね。ですが、虫の声でも蝉とキリギリスだけは例外だそうです。日本人にとって蝉の声は、ほかの虫の声にくらべより純粋な音として聞いているということになります。

そういやあ キリギリスってどないな泣き方やったけな?
かなりうるさい奴やってんか!?
俳句ひねりで、一応セミの季語を確認しましたが、大合唱は晩夏になるようですね。ということは、いま大合唱してるのは例年とは異なる、ということですねぇ。さもありなん。
暑い。
暑すぎる。
生き続けているだけでヨシとしよう。
そんな気分にさせる鳴き声はひたすらジりジリーとなくアブラゼミ。油であげている音に似ているから、だって。
「念仏者は無碍の一道なり。そのいわれ如何とならば、信心の行者には、天神・地祇も敬伏し、魔界・外道も障碍することなし」(歎異抄7章)
「無碍の一道」とは碍(さわり)となるものがない、何にも左右されない境地に至る道、というような意味で、ひたすら念仏を唱えることで得られる、という親鸞の教えです。仏教に疎いのでいささか変かもしれません・・・(>_<)
ひたすら鳴き続ける蝉を念仏者によせて詠んだのですが、いかがでしょうかw
蝉は発振膜が両側にあるので倍音になるんですね。
セミが発する周波数は、種類や個体によって異なりますが、一般的に2,000Hzから9,000Hz程度です。例えば、アブラゼミでは1秒間に100回振動する発振膜が両側にあるため、200回の振動が起こり、周波数は2,000Hzから9,000Hzの範囲で鳴きます。ヒグラシは2,000Hzから13,000Hzまで、7~8層の倍音が重なって聞こえることもあります。
虫の声には人間の耳に聞こえない高次倍音が含まれていて、その高周波には、疲れた頭を休めたり、免疫系を活性化したり、さまざまな体調不良を改善したりといった効能があるそうです。
朝、坐っていてウルサイと感じることはなく、むしろ心地いいのもそういうことだったのかな。
蝉の種類とその鳴き声を視聴できます。。ひぐらしはカナカナと言われているけど、そうは聞こえないw
▶蝉の画像と鳴き方
//////おまけ//////
「倍音」つながりで。倍音で有名なAnna Maria Hefeleさんの歌声です。