引越祝いに新潟の知人が美味しい新米を送ってくれました。
日本棚田百選に選ばれた、新潟県三条市の北五百川の棚田のお米です。
そりゃあ、もぅ、ほんとに美味しいお米で、モチモチしているのにたいして噛まないうちに溶けるように飲み込んでしまいます。一合炊き土鍋窯で炊いて、半分だけ食べているのですが、このお米だと大半一度に食べきってしまいます。気付くと食べてる!
ただ、土鍋窯の水加減が微妙でたまに失敗するのが悔しくももったいないんですけどね。
それでも土鍋で炊く方が絶対美味い♪ (1合炊くのに昨今の十万円炊飯器は必要ないし)
このハリオの土鍋使っています。
引越で処分したもので一番多かったのが本でしたが、次に多かった物が食器。ご飯茶碗が好きで随分たくさんあったのですが、よく使ってきたものと好きな茶碗を5個くらい残して処分していました。(自作のものは別扱い)この中で一番気に入っていたものをついこの前割ってしまいました。
なので折角の新米ご飯も、いまいち寂しくなったのですが、今日、とても素敵なお茶碗が届きました。
ヤフオク!で電気釜を落札して下さったプロの陶芸家の方が送って下さいました。
突然のことでビックリ。
見るまではどんな作品かしら?
趣味に合えば良いが・・・
といささか不安も抱えつつ開けると、自分好みのご飯茶碗と小さな小鉢(ぐい飲み?)でした。
送って下さったのは三田市の木器(こううつわ)という所で登り窯を構えていらっしゃる陶芸家・田中和人さんです。御自身が紹介された神戸新聞のコピーが添えられていました。
それによると、半分は土地の土を使い、釉薬も全て土地のもの(ワラとか木の葉など)利用で作っていらっしゃるそうです。なるほど、造形に作為がほとんど感じられないのは、土を形作ろうとなさらず、土の変化を見守る、というお気持ちで作陶されているからでしょう。
土と釉薬のなじみが良いからか、器に土に自然の力強さがあります。
高台まわりの「かいらぎ」がすごく素敵で、ひょっとしたらかなりのお値段なんじゃないか、って・・・。
登り窯で焼いてらっしゃるのに茶碗は見た目の印象より随分と軽く、ご飯を盛って丁度良いくらいになります。
ちなみに電気窯は私が使っていた物と同機種を釉薬のテストで使っていらっしゃって、そろそろ限界か・・・ということで「中古美品」wを落札して下さいました。
思いもよらず自分好みの茶碗を戴き、ますますご飯が美味しいです。
今朝、ベランダから3メートルも離れていないところで2羽の鳥が熱心に何かをついばんでいました。ちょっと身を乗り出してカメラを向けてもとんと動じません。
ハトそっくりだけど、ハトなのかしらん!?
今日は「秋桜」の歌詞にある'小春日和の穏やかな日'でしたねぇ。
'秋の日の何気ない日だまり'をぼんやりとながめ・・・
ひなたぼっこしながらウトウト・・・と過ごしました。