
空き家を隔てた隣人の望月さんちのトラ猫ですが、ワタシを自分のテリトリーに侵入し居座っている狼藉者扱いしています。毎日やってきてこの目線で圧をかけてきます。
ね。どうみても親しみを感じないでしょう。これ(笑)これでずーっと見てるから、根負けしてしまう。「こうして見ていれば餌にありつける。」と学習しています。
台所には美味しいものがある、とよく知っていて、ちゃっかり冷蔵庫の前に座っていたり、一度は流しの三角コーナーから焼き魚の骨を引っ張り出していました。流しの前の出窓から出入りしていることも判明。ついほだされてアレコレ与えていたのはまずかった。家の中ではやらないようにしないと。
暑くなって、あちこちの窓を開放していたので、どこからでも出入り自由になっていました。廊下に小さな水たまりがあったので『ん!?何かこぼしたっけ?』と考えて、!と気づきました。マーキングしていたんですよ。どうも、どこからともなく匂いが漂っているなー、とは思ったのですが・・・まさか家の中にやらかしていたとは!
廊下なので拭き取って、セスキ水で拭けば匂いは残りませんが、カーペットや畳にされたらなかなか匂いが取れませんからね。ニャンの匂いはきつい。
”家の中で餌はやらない”これだけでは半端なので、家の中に入れないように網戸を付けて対策する必要があると判断しました。周りに木々が多いのに、なぜか虫はいないんですよ。網戸をつけると鬱陶しいし、ゴミもくっついて気になるし、必要がなければ使いたくない。ということで外していましたよ。
流しで洗い物をしていたら、現れました。いつものように侵入を試みたのですが、網戸にぶつかって入れなかった。その時の顔がおかしかった。すんごい真面目な顔してた。
ん!?
なんだ。なににぶつかったぁ???
どうなってる!?
倉庫の中にカリカリをおいて、倉庫の前で与えています。最近、すごく食べるんで驚いていました。前とは明らかに量が増えています。多めに入れていたのにすっかり平らげて、数時間後には又やってきます。500g入の袋が5日持たないくらい。小柄な猫なので3kgないと思うので、一日の食事量は多くても40gくらいかと思うのですが、その三倍くらいは食べています。以前飼っていた猫たちの三倍は食べてますから。
望月さんちでもらってないはずはないんだけど。気に入らない味なのか?
他に沢山の猫がいるから、ワイワイ一緒に食べたくないのかしら?
と、ありったけの想像をしていました。それが、ある朝、氷解しました。
子猫が一緒にいた!
この前見かけた黒猫ちゃんがおっぱい膨らんでいたから子猫を産んだのかなー、と思ったけど、このおチビさんも産んだとは!
ひよえー、生まれたのは去年の春だと聞いたけど、もう子猫を産んだの!
エー!又増えたんだ、望月さんち。多頭飼育崩壊なんてことにならないで。
子猫は生後一ヶ月くらい経っているように見えます。ものすごいビビリで少しでも近づくとすっ飛んで逃げます。見ていると少し動きがおかしい。脳に障害があるようで、下肢が弱く、ふらついています。逃げるのは素早いので、聴覚、視覚は正常のようです。
子猫卒業のトラちゃんは堂々と母猫になってる。二匹の様子を見ていると「可愛い」という気持ちより、どう分類すればいいかわからない気分です。これから、付き合い方は慎重にならないとまずいかも、というのがあります。
※30倍ズームで撮ったのでブレがあります。