
トゲが痛いピラカンサスを伐採したのでなんとなく空間が寂しい。身延町に住み始めた年になにか記念になる木を植えるのも悪くないなぁ、と思っていました。
そろそろ誕生日だし、婆さん記念日も兼ねて植樹祭開催だぁ。

なんの木にしようかな・・・。やはり花が咲く木がいいかな。
実が成るきは猿が来るからだめだよね。
香りが楽しめる金木犀もいいな・・・、と思っていたらすでに庭にありました。藤棚のそばにかなり大きい木があるのに藤に覆いかぶさられています。葉だけのときは気が付きませんでしたが、花が咲くと香りで気づきました。
桜もいいかな。そう言えば近隣に桜の木を見かけません。ですが、大きくなった桜はいいけど、細っこい桜を見るのはなんだかなぁ…。と却下。
数日前に、ふと、五葉松がいいかも。とひらめきました。ひと枝いただいた五葉松の葉で作った化粧水がとても良いのです。庭にあればいつでも作れるし、松葉茶もいいしね。五葉松は葉の先が尖っていないし、葉も3、4センチくらいしかないし、ぐんぐん成長する木ではないのもいいですしね。
一般的な松は二本の葉で一本になっているが、五葉松は五本の葉。
ちなみにシベリア杉・レバノン杉は杉という名がついているが松。このふたつに五葉松を加えて世界三大松とよび、霊格の高い木として古来より神殿や薬などに使われてきた。松の高い薬効はよく知られているが、古来伝えられてきた薬効は五葉松のもの。
ネットで探したら盆栽用に売られているようで、形良いものはかなりの価格です。Amazonでは個別の画像がないからか3,000円ほどです。当たりハズレの文句は言いません、ってことね。とりあえずどんなもんか、とポチりました。
届いたものは幹がクネクネと曲げられていていかにも盆栽の松です。盆栽としてはなかなかいい形に思えます。高さ20センチもないけど、ここまでなるのに数年かかっているのだろうなぁ。庭植えだから真っすぐで背が高いほうが嬉しかったけどな・・・。
庭植えのものは神社仏閣に多いようで名園と言われる日本庭園には欠かせないようです。下画像 庭木図鑑植木ペディアさんの五葉松項目からお借りしました。ここまで立派だと数百万くらいしそうです。
ピラカンサスの幹はまだ残っているので、その横辺りにと考えていましたが、穴を掘ってみると石だらけです。これじゃ十分な深さに掘るのが一苦労だし、松さんも根を伸ばすのに苦労しそう。
あちこち見渡して玄関そばに作られている小さな植栽スペースにしました。
遠景ではどこに植えたかもわからないくらいの小ささです。
わかります?
これが膝丈くらいになるまでに10年くらいかかるのかしら。