話題の高級食パン「銀座に志かわ」の食レポ「なんだ、こりゃ!酒蒸しパンやん」

知人が「銀座でひとが並んでいたから買ってきたよ~ん」と、ご立派食パンを半分分けてくれました。オババも名前だけは知っているパンです。

まぁ、立派な紙袋にウダウダ講釈書いたパンフレットつき。たかが食パンに!
パンをつぶしたくないから紙袋にもこだわりました、って! 
『田舎もんのキャッチコピーやん!』と、口に入れる前からムッときましたが・・・。

あ、そうそう。私はかつてはパン好きでした。一時期、かなりこだわってましたよ。
小麦粉の味を愉しめる本場の味が好みです。こういうパンはまちがいなくバターとチーズに合います。(もちろんワインにも。)私的には優先順位はパンよりバター、チーズ優先ですが。
とはいえ、いつの頃からか「パンはヨロシクナイ」という声が気になって、パンはほとんど食べなくなってます。2015年に米で「パンは食べるな」と、大きな話題になった本が出ました。

こんな感じなので、「に志かわ」のウンチクを読んだ時点で「どうなのよ!?」という気分満載でした。

何もつけずに食べて下さい。

だって。

ほんじゃまぁ、
何もつけずに食べてみよか。
口にしてすぐ、なに、これ。甘いじゃん。
甘きゃ美味いのか!? はぁ~?
甘さが真っ先に来ていつまでも残る。うっとうし~。
と、ムッときたのでありました。
小麦粉の個性もなにもかんじられず、ただムッチリ、モッチリ。
これってなんかの食感、食味に似てるなぁ・・・。
なんだっけ!?
と、よ~くよく、記憶を探ると・・・

酒蒸しまんじゅう!
そう、高級な酒蒸し饅頭の皮と同じじゃ~ん。
こんなもん。パンとは言わせんぞ!!!
だいたいね
「ミミみみがやわらかい、ミミまで食べられる。」って!!!
何勘違いしてるんだ! ミミがやわらかいのが美味いの!?
ミミは香ばしくてバリッとしてなきゃ。

おっちゃん
ミミも食えなきゃアカンやろ!!! 
ミミが中身と違う味わいで旨さ2倍、3倍になるんやで。
      
トーストしても美味い。
と書いてある。やってみた。
あかんよ、これ。トーストの何が美味いのか、知らんのね。
トーストは、含んだ空気がランダムだから美味いのよ。こんな小さい、しかも均一の空気じゃ口に含んでひと噛みしただけでへなって、べたつくから、何度も噛んで、次第に唾液と混ぜ合わさって味わいが微妙に変化する過程が味わえない。
こんなシロモノ(パンとは呼んでやらん)を、朝もはよから並んで買いたがるとはね。
美味いもんを知らんのね。美味い=甘い という単細胞。
あ~あ!
水にこだわってます。アルカリイオン水使用。和の総菜に合います。
だめよ、だめ。だめ。その発想がズレてる。

そういやぁ~
あの女芸人達、とんと見ィひんなぁ・・・ 
どないしてんかなぁ

 

まぁ、しかし、ついでだから 和の総菜「えのき茸と空芯菜炒め」で食べてみましたよ。
ダメっすね。もっと素朴で素っ気ない、麦の味がする食パンの方が合います!
どうせ、「甘いから美味い」レベルの味覚の人たちが「話題だから」というだけで買ってるんだろうとは思いつつ、どうも、スッキリしないので、まともな評価はどうなのかと検索しました。
まぁ、こんなとこならヨシとしよう。(笑)
それでも15位にならんでるけどね・・・・
と、頂き物にケチつけまくり・・・
私的にはサンジェルマンのエクセルブランを初めて口にしたときの衝撃は忘れられませんね。私的には現在販売されているエクセルブランですら「作りすぎ」な感じがあります。
エクセルブランが小麦の味わいを抑えてしまう手前ギリギリの作り、って感じです。
作りすぎて小麦以外の素材が前に出てしまうと、もはやそれは食パンではなくなると思うんですよね。食パン=パンの原点 ですからね。
こう考えると、小麦粉について何も語らず、水にこだわったなんてことを能書き垂れるなんざ愚の骨頂。ミミがやわらかいと恥ずかしいとも気づかず文字にするなんざ、ゲスの骨頂でアリマス。

補 足

食パンに問題提起した本。
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