前回投稿以降、随分日にちが経ってしまいました。
相変わらず家の修復にかかりっきりです。だんだん作業が広範囲、素人には高度な作業になってます。
身延町は日中30度以上でも、日暮れになると山からと川からの涼風があるのでエアコン無しでも過ごせます。
エアコンは「品薄になる前に」とすでに購入していましたが、取り付けていませんでした。古いエアコンを取り外してもらい、そこの壁をキレイにしてから取り付けて貰う予定にしていました。しかし、この壁のリメイクはハードルが高く、なかなか手が出せずにいました。
しかし、流石にここ数日の異常な気温、風のない日はしんどく、急き立てられてやりましたよ。
壁リメイクはキッチンにつながる部屋で、ここだけはモロ和風の壁紙が貼ってあります。表面が和紙テイストなのでホコリが付きやすいのか、とても汚れていました。ビニールクロスならセスキ水で拭けばたいてい綺麗にできますが、和紙タイプはそれができません。
壁紙を貼るのは背の低い私ひとりではいささかしんどいので「ローラーで塗れる漆喰」に決めていました。あれこれレビューを読むと塗料を塗るより簡単で、仕上がりもきれいにできるようだと判断しました。
結構広い面を塗るので、塗料(水性ペンキ)などは塗りのムラが残りがちです。その点、漆喰はムラにならないようです。漆喰とはいえ、塗るタイプなので、早い話、塗料に石灰が入っている、という感じ。
漆喰は水酸化カルシウム(消石灰)を主成分とし、これに繊維質や糊の役目を果たす自然素材を混ぜてあるよ。すぐに乾くから、塗る直前に混ぜ合わすんだ。塗ってからは空気中の二酸化炭素(CO2)と反応して自ら固まり、元の硬い石灰石に戻る性質があるんだ。
防火性、抗菌性が高い。それで昔から蔵に使われてきたんだよ。
まずは壁を掃除。その後、和紙タイプの壁紙に必要な下地塗り。これが2度塗りなので、そこそこ大変でした。ここまですでに疲れてしまい、その後の養生は端折りました。これが後々、『やっぱりね』になったのですが。
なんや、そらあかんわ。
塗りの鉄則 「養生八割」やで。
なんだかんだ暑い中、格闘した結果が上の画像です。エアコン取り付け予定日前に、ようやく漆喰の一度塗りを終えました。エアコンは二部屋につけるので、片方をやってもらう間に二度塗りしました。
二度塗りした直後
えー、これ、ムラムラじゃーん(>_<)
レビューには「うまくできた。」というのしかなかったけど。
下地塗りが良くなかったのかぁあ~!?
二度塗りした段階で、かなり凸凹してました(>_<) さらに、下地剤には「透明」と書かれていたので、木部にはみ出ても構わずにいたのですが、乾くとそこが白くなっています。漆喰と違って濡れ雑巾で拭いても取れません。
しょうがない。
これはサンドペーパーで削るしかない。
電動サンダーも用意してあるんだいっ!
それより壁のムラの方がガックリです。
しかし、乾燥してくると次第にムラがわからなくなりました。5日後にはまぁ、これならいいかな。というレベルになりました。近づいてみるとバレますが。
匂いがきついのは想定外です。締め切った後はアクリル塗料系の匂いがします。5日過ぎてもまだまだ。今後、この塗るタイプの漆喰は使いたくないですね。正しくは「漆喰風の水性塗料」ですよ。
押入れの壁も塗る予定でした。ここに塗る分にはヒートカットパウダーという断熱効果の高いものを混ぜ込みました。押入れの壁はコンクリむき出しです。しかも換気のためにレンガサイズの穴があいています。ここから押入れの襖を閉めても隙間風があります。
これ、このままだと冬はどうなる!?
で、以前目にした塗料に混ぜて使えるヒートカットパウダーを使うことにしました。
※これはバイクとか車の熱くなるとこに塗る人が多いようです。エアコン室外機でも効果大だそうです。
押し入れを塗って気づいたのですが、押し入れはかなり湿気るようです。2間幅の押し入れが2つありますが、外壁側ではない押し入れは床に貼ってあるベニヤがベコベコになっています。ベニヤの上にシートが張ってあったので気が付きませんでした。
あー。あー。
数日ショックでした。意を決してベコベコのベニア板を頑丈なヘラ型スクレーパーでつついてみたら、いとも簡単に破れました。合板が剥がれて筍の皮を向いたようになり、穴が空きました。恐る恐る覗き込むと40cmほどの深さで、地面が見えます。
ぬぁーンと!!!
これで、よくこの程度の傷みでよく済んでたもんだなぁあ。
うーん。うーん。
とうなること数日・・・・
リメイクというより、修理のループはさらに増したのでアリマス。こんがらかりながら(笑)