フッ素加工をやめてセラミック加工フライパン・ほうろう鍋に替えた

Twitterでフッ素について注意喚起する投稿が多いです。

東京・多摩地域の水道水・地下水が有機フッ素化合物(PFAS)で汚染されている事実が3年前に明るみに出ました。国・都が汚染対策に踏み出そうとしないなか、PFASが住民の血液中にどれだけ蓄積されているかを明らかにしようと、昨年11月から3月にかけて600人規模の住民による自主的な血液検査を開始しました。その結果が明らかになって「フッ素危ない」という指摘が再び増えているようです。

7市の住民(303人)の結果によると、PFAS(フッ素化合物 )の代表的物質であるPFOSとPFOAなど血中の4種の合計値の平均で、最も高かったのは国分寺市の住民で血液1ミリリットル当たり44.9ナノグラムだった。
7市の住民の平均は29.3ナノグラムで、全国平均8.7ナノグラム(環境省の2021年度調査)と比べると約3.4倍高かった。※国分寺市は5.1倍にもなります。

 

フッ素に関してはネットでも詳細な危険性を指摘する記事が多いので、その中のいくつか読んでみると、やはり使わないに越したことはない、という結論になりました。

ワタシがフッ素をやめよう、と決めた決定打は
「フッ素は体内に蓄積されて松果体を石灰化する」という指摘が気になったからです。
松果体は第三の目と言われ、これが活性化すると五感で感じないことを感じる事ができる、とされています。
(松果体の話は長くなるのでここまでにします。)

 

フッ素ですぐに思いつくのが歯磨きですね。最近の歯磨きはフッ素のリスクなど完全無視で「フッ素高含有」を売りにしてます。歯科治療でも使われていますし、日本の歯科学会はどういう見識なのでしょうね。海外とは逆行しています。
歯磨きはすぐにごくシンプルな石鹸歯磨きに替えて、いまでは歯磨きナシにしています。

もう一つのフッ素リスクは調理具です。焦げ付かないフライパンの類。
調理具のフッ素加工について日本では規制されていませんが、規制している国も少なくないので、一応知識としては知っておきたいですね。
(2019年に条約で国際的な一定の規制が示されました)

 

物知りウサくん

フッ素加工とは、主に金属やセラミックス基材の表面にフッ素樹脂を塗膜化する加工で、よくしられるテフロンはデュポン社が自社のフッ素樹脂につけた商品名だよ。
フッ素加工にはフッ素樹脂に鉱物を混ぜたマーブルコートとか、ダイヤモンドを混ぜたダイヤモンドコートとか、何層にもコーティングしたハードコートとかの種類があるよ。

 

フッ素加工鍋のデメリットは熱に弱く、高熱になると有害物質を出すことです。正確にはコーティングしているものから発生するのではなく、接着剤が問題なようです。
様々な機関で実験されていますが、ワタシ的に身近な自治体のデータを参考にしました。

-----神奈川県県民局がテストした2014年の実験報告----抜粋----
カセットコンロによりフライパンを加熱すると5分で370℃に達し、フッ素樹脂塗膜は 400℃を超えると熱分解が起こりました。
フライパンの空焚きによって423℃でガスの発生が認められました。
ガスの発生は目視では感知できないことが判明しました。

発生したガスは以下のとおりでした。

 

これで見る限り、高熱にしなければ問題ない、と思ってしまうのですが、製品によってガスが発生する温度は随分違うようです。
フッ素加工フライパンは使っている間に焦げ付くようになりますが、このことで日常使いの温度でも剥がれているのか、と心配になります。なので、高温にしていないから安心というわけにもいかないのですね。

 

物知りウサくん

一般的に、フッソ加工フライパンは、260℃以上で使用すると劣化し、350℃以上で有害なガスが出るとされてるんだ。
(ドイツやアメリカでは200℃や230℃という一部報告がある。実際のところ温度は定かでないんだな・・・)

 

温度上昇は、基材のアルミの薄さとフライパンの大きさ、内容物の有無で大きく違います。
悪条件がそろうと、200℃までなら強火1分とかからないものもあり、IHは特に早いのです。
300℃の高温も2分もあれば到達します。

 

随分前から気にはしていたのですが、つい便利なので「焦げないフライパン」を使い続けていました。何回か買い替えていますが、その度に「どうなのかなぁ!?マズイのかなー?」と迷って、鉄製にしたこともあります。しかし、鉄はメンテナンスが難しい。よくよく調べてやってみたんですが、うまく出来ませんでした。それと、鉄フライパンは重い! これがなんといっても大きいデメリットです。

Twitterで「セラミックコーティングフライパンにしたらすごく良かった。」というのがあって、始めてセラミックコーティングというのを知りました。

 

物知りウサくん

アルミなどの基板にセラミックで表面加工(コーティング)してあるんだ。セラミック加工という表記も同じことだね。
セラミックは陶器と同じで、硬くて熱に強いのが特徴なんだ

 

へー、鉄以外にフッ素加工じゃないフライパンもあるんだ、と検索したら「グリーンパン」というベルギーのメーカーが有名です。グリーンパンとグリーンシェフのふたつのブランドがあり、グリーンシェフはいささか安いです。このメーカーは基本構造は似たようなものなのに持ち手のデザインや外側の色とかをチマチマ変えてやたらとシリーズがあるんですよ。中には品切れもある・・・。
なんかよくわからない商品展開なんですが、お手頃価格ということでサイズ違いがセットになったものを購入しました。20cmと26cmのフライパンです。

 

 

ご覧の色なので、しばらく考えましたけどね。他のグリーンシェフのフライパンは内側がグレーなのが嫌でこちらに目が止まりました。
20cmフライパンは随分前に買ったダイヤモンドコーティングのお高い物があるんですが、サイズ的にめったに使ってないので、20cmのものはヤフオクで売ってもいいかな、と思いました。
タイミングよくAmazonタイムサービスで安くなったのでポチりました。

届いて手にとってみるといい感じなのて20cmも使うことにしました。
使って気付きましたが、内側が白いのってすごくいいんですよ。素材の色の変化がよくわかります。内側が白い鍋は使ったことがありませんでしたから、この事に初めて気が付きました。

えーっ!
これって、すごいんじゃない♪

 

と、20cmフライパンでチャイを作ってみたんですよ。
案の定、入れる牛乳の量の加減が(色で)一目瞭然です。

それと、セラミックコーティングは表面がツルツルで、そのためか焦げにくいんですよ。焦げ付いてもチョイと押すとすぐにずれるので焦げても焦げ付くことがない
そしてもっと嬉しいのが汚れが落ちやすい。ツルツルしてるから汚れも剥がれやすいんですね。水を入れてしばらく置いておくと揺するだけで落ちてくれるんですよ。
これが、すごく気分がいい♪

レビューに「ツルツル!」とか「スルッと落ちる」というのが多かったのですが、こういう意味だったのか。

チャイやホットミルクを作ると洗うのが難儀なんですよね。牛乳がくっつくので。
セラミックコーティングのミルクパンだと楽勝よねぇ。あると嬉しいなぁ。

と勢い込んで探してみると、セラミック加工はグリーンパンだけでなく、国内メーカーもあれこれだしているんですね。もっとよく調べればよかった・・・。

カインズのこれ、ベルギーメーカーとコラボってる。(グリーンパンじゃないベルギーメーカーですが)価格も嬉しいですよね。カインズはこれまでにセラミック加工のものを随分販売してきたようで、これは最新シリーズ。

 

 

 

 

 

商品サイト

 

 

 

欲しいセラミック加工ミルクパンは価格的にもデザイン的にもイマイチで、ピンとくるものがない。ホウロウならいい感じのミルクパンがあるんだけど・・・。

そう言えば
ホウロウって、セラミックコーティングと同じ?
なにか違いがあるのかしらん?

と思って確認しました。

 

物知りウサくん

セラミックコーティングは陶器と同じものをコーティング。
ホウロウはガラスがコーティングしてあるんだよ。

 

へー、それは明解な違いですね。ってことは似たようなものじゃーん。
ホウロウのミルクパンでもいいんじゃない。

ということで蓋付きのミルクパン(14cm)を手に入れました。
使うたびに嬉しくなる快適さ。牛乳の汚れがこすらなくても落ちる小気味よさ。

 

「断捨離したんだから物は買わない。」と戒めていましたが、これでお料理のたびに楽しいし、あと十数年は活躍してくれそう・・・。

 

おまけ


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