悪戦苦闘して山の恵み「鬼のように堅いオニグルミ」を食す♪

JA直売所に買い物に行く道は国道52号線ですが、天気の良い日は遠回りして裏山を通っていきます。高台からの富士川の長めが最高なので。裏山道はせいぜい200mもないのですが、梅の木や山藤、葛などがあるので、季節ごとに色んな発見があって楽しい。夕暮れは鹿が出没するのでだめですけどね。

このところ、くるみのみがゴロゴロ落ちています。今年は去年よりたくさんのようです。杏のような形で踏みつけると外の果肉が潰れて中の堅い身がコロリと出てきます。直売所できれいに洗ったものが売られています。

これって、そのへんに落ちてるのと同じ?
落ちてるもののほうが立派に見えるけど。

同じ。同じ。
高いよね。そこらに落ちてるのにw

へぇ~。そうなんだ。帰りに拾ってこ。
いいんだよね。拾って。

いいの。いいの。
ここらの人、誰も拾わないよ。

 

帰り道に拾い集めました。10分もせず50個ちょっとゲット♪

さぁ~、これをどう処理するんだろ?なにせ、鬼のように硬いからオニグルミという名前がつけられているそうですからね。手強そうです。
調べるとYouTubeに見の取り出し方があれこれ出てきました。

一晩水につけて、それをフライパンなどで煎る。
すると中央の溝が少し開くので、そこにマイナスドライバーなどをねじ込んで割る。半分に割れたら先の尖ったものでほじくり出す。

 

かなり高温になるのでコーティングされたフライパンは駄目になる。鉄製のものを使用すること、という注意があります。うちには使えずじまいの鉄フライパンがあるので、それの出番です。
張り切って加熱し始めたけど、センサー付きのコンロだからすぐにアラームが鳴って火が消えてしまいます。去年「焼き芋」に使ったステンレス七輪でやればよかった。やむなく、ふたつのコンロを交互に使ってやりましたが、外が焦げてきたのになかなか溝が開かない。ごく少ししか開かない様子なので、一つ取り出してこじ開けてみました。

いやいや、この作業は大変ですよ。熱いうちにやらないと開かないというので、手袋した左手でシリコンの鍋つかみ使って胡桃を持ち、右手でドライバをねじ込むのだけど、難しいですよー。やけどと怪我の両方で危なくて。

ようよう一個、お手本のようにうまくいきました。

 

よく見かける外国のクルミは脳そっくりの溝がたくさんありますが、和胡桃はつるんとしています。溝がない分、取り出しやすいかも。でも、この作業はやってられない。効率はもとより、それ以上に危険すぎて。

危険がないやり方は、トンカチで叩くことですね。早速、庭で開始。

 

割ると、辺りに香ばしいいい香りが漂います。くいしんぼのカーサン猫がやってきたw 口に入れると、濃厚でおいし~い♪ 松の実に似た芳醇な味ですね。
西洋のクルミは採取してから時間が経ったものしか食べたことないから比較できないけど、ネット情報によると「小さいが、味は日本の胡桃の方が濃厚でうまい。」とあります。

トンカチでやると簡単に割れるけど、きれいに割れる確率は低い。どうしても殻ごと砕けてしまって中身をまるっとはがせる事はめったにありません。砕けると、殻と中身の区別がつきにくくて選別に苦労します。

ご覧のようにフライパンはかなり痛みました。鉄製だから修復は出来ます。50個ちょっとでご覧の量がゲットできました。

これをどう調理するかな~。
いまマイブームの”おかゆレシピ”と”蒸しパンレシピ”に使おうかな。

手間はかかるけど、自分で取り出すほうが楽しいから殻付きのものを買う、という人も居るようです。ストーブで炒りながらの作業は楽しいかもしれませんね。

「和胡桃」はアマゾンでも売っていて、殻付きと取り出した中身の価格差は10倍くらいありますよ。確かにそれだけ払っても手間なしで済むほうがうれしいかも。でも重量比較で10倍だから、手間を考えたら剥きグルミは安い気がしますね。

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なにか効率的な道具でやってらっしゃるのでしょうか。よく見かけるハサミ式のくるみ割りの道具、あれはよほど握力がないと役に立ちそうもないですね。

これなら楽勝かも。

そうそう、クランプ式に近い道具もありました。次は手持ちのクランプを使ってみよう。時間はかかってもまっぷたつに割れる確率が高い気がします。

 

 

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