
金価格の歴史的高値更新が続いて、金に関する情報を目にする機会が増えています。3月19日はフォートノックス監査請求の期限日ということもあり、米国の保有する金(現物)に関する様々な議論を眼にします。
※マスクの「フォートノックス監査請求」は様々な金に関する情報を見せるためのトリガーだったわけですね。
トランプ政権の政府効率化省(DOGE)を率いるイーロン・マスクが、政府の金(ゴールド)の備蓄に関する古くからの陰謀論を持ち出して、ケンタッキー州フォートノックスにある財務省の金の保管庫の調査を求めている。
引用元:Yahooニュースの元ネタForbes記事
米国公的保有金の評価問題も表面化している。8133トンの簿価は1972年以来変わらず42ドル。これを時価(2900ドル)で評価すれば7600億ドルの評価益が出る。これにより膨大な米国財政赤字を一気に解消して、(少なくとも帳簿上では)財政正常化が実現できるのではないか。
更に、突っ込んだマスクの意図は「ペーパーゴールドというポンジ・スキーム」を衆目に晒すことではないでしょうか。「世界を支配してきた西側資本の打ち出の小槌マジックの種明かし」をしようとしているわけですね。
ペーパーゴールドというポンジ・スキーム
ポンジ・スキームは詐欺の手口のひとつだね。投資詐欺の90%はこれだと言われているんだ。ポンジは、米国の詐欺師、チャールズ・ポンジから来ている。スキームは計画、枠組みだね。この手口は簡単にいうと、新たに得たカモから得た金を既に誘い込んだカモの利子に当てる。これを延々と続けなくてはいけない「自転車操業」で、最終的には行き詰まるんだな。
ペーパーゴールドは現物のゴールド保有を示す有価証券のことですね。もともとは実際の取引に現物の金を移動させるのが大変なので作られたものです。ここでいうポンジ・スキームには現物取引ではない先物取引や、ゴールドだけでなく紙のお金全部の話です。無限に編み出される紙の債権、CDSやAT1債やオプション取引などのあらゆる金融派生商品(デリバティブ)も含まれます。
このあたりの知識は心もとないので王小人さんが教えてくれたこちらのサイトで学んでください。投資関連情報サイト:アセッジサイト内のコンテンツ
▶夢それとも幻「ペーパーゴールドとリアルゴールド」という2つの金
この記事を読むと、門外漢には意外に思えますが 保有している権利を売買するだけなら、無尽蔵にペーパーゴールドを増やすことができます。 とあります。

はああ~!?
そら、もぅ、間違いのう詐欺やがな!!!
この写真が撮られた2012年頃、中国は西側資本(DS)に組みしていた、そう見せていたわけです。彼らはポンジ・スキームを見抜いており、いずれそれが破綻するのを見越していたのです。現物の金を集め、着々と詰んでいたことになります。
ロシアが制裁を機にルーブルを「金本位制」にしました。金を担保にしなければルーブルは下げ続けるから、という見方が多かったようですが、これもこの中国の伏線のひとつだったようです。ロシアだけでなく、西側資本のポンジ・スキームの外にいたBRICs諸国も現物金を集め、お互いの取引は当自国通貨を使うという仕組みを確かなものにしています。
BRICs諸国もこれに続いたことで、現物の金は西から東に移動しました。これを踏まえて中国は上海に黄金取引所をつくり、現物取引の要にしました。
※現在、世界基準の金価格は先物取引のCOMEXの価格です。世界最大の金の現物取引は上海黄金交易所(SGE)です。
このような東側諸国の現物の金集めがなければ、西側資本は(金の価格操作で)金の価値を下げる、という逃げ道があったのですが、それができなくなってしまった。
一ヶ月くらい前だったかしら、イギリスから航空機を利用して大量の金がアメリカ(NYのCOMEX)に移動した、というニュースがありました。明らかに米国は現物の金を必要としているのです。ドルの価値を担保できる現物の金が枯渇している。このことは既にドルが紙切れに近づいていることになります。
現在の世界基準の金価格は需要と供給によって決まっていないのです。(先物市場の価格ですから)もし、これが需要と供給によってきまる価格(上海黄金交易所の価格)に是正されたら・・・、それは詐欺が表沙汰になる合図になります。
というのが私なりに理解できた王小人さんの見立てです。最後に「勝手な私の私見です。」と続いていますけどね。正しく理解しているのか?ボンクラには難しい(>_<)
詐欺を暴く、これがリアル・グローバルリセットの大ナタに見えます。
ちなみに、慧眼の賢者によればイーロン・マスクは魔王の右手に当たります。左手はトランプ大統領ですね。
右手はいずれ左手を叩くかも知れません(>_<)