
YouTubeで流れてきたヒルマ・アフ・クリントの紹介動画が非常に興味深かったです。全く知らない画家でしたが、絵を見てすぐに先々週のEテレ「日曜美術館」で紹介していた画家でした。番組の終了間際に見たので、詳しいことは見逃しました。絵はどちらかというとポップな抽象画が多いようでしたが、ゲストらしい若い女性が妙に精神性に言及していたのに奇異な印象を持ちました。

ふーん。この絵からそこまでの話になるんかぁあ!?
おすすめで流れてきた「Art,を朗読」チャンネルも開催中の「ヒルマ・アフ・クリント展」東京国立近代美術館が各方面で話題になっていることから取り上げたようです。
動画でヒルマ・アフ・クリントのプロフィールや、なぜこの絵が注目されているか、ということがわかって「日曜美術館」の件の女性の態度が理解できました。
今、ヒルマ・アフ・クリントが注目される要素のなかには、ことさら美術に限らないものもあるので、興味を持ったり、刺激される人が多岐に渡っているようです。注目される要素は次のようなものです。
- ヒルマ・アフ・クリントの美術だけに限らない先駆性
- 作品は大半を手放さず、長く封印されていた
- シュタイナーに影響されたヒルマ・アフ・クリントの精神性
これで精神性に触れる評論や”オカルト画家”と呼ぶ向きもあるようです。
国立近代美術館の解説から引用します。
スウェーデン出身の画家アフ・クリントは、ワシリー・カンディンスキーやピート・モンドリアンら同時代のアーティストに先駆け、抽象絵画を創案した画家として近年再評価が高まっています。
これまで抽象画を始めて描いたのはカンディンスキーとされてきました。
1862生まれで1944年に亡くなるまで、かなりの数の作品がありましたが、抽象画は「受け入れられるには早すぎる。」と発表されることも、売ることもせず手元に保管していました。

現代絵画で人気の奈良美智さんも刺激を受けた一人で、彼はヒルマ・アフ・クリントが始めて世間に紹介されたNYグッケンハイム美術館で観たときから注目し、今回の東京近代美術館でも刺激を受けた、と話しているYahooニュースの記事がありました。
▶奈良美智さん、ヒルマ・アフ・クリントの絵画について教えてください。
ワタシ的には好きな絵なので、『何か描こうかな』という気分が湧いてきました。
(知る人ぞ知る方ですが)足立幸子さんの絵を思い出しました。一時この方の絵にハマっていたことを懐かしく思い出しました。
ご興味をもたれた方はYouTube動画をご覧ください。なかなか良くまとめられた動画です。
特集を組んでいる雑誌もあれこれあります。