食器洗いには中性洗剤のフロッシュを使っていました。
たまたまネットで見つけたサイトで「中性洗剤より固形石鹸の方がメリットが多い」、と書かれていて、興味がわきました。そこであらためてあれこれ食器洗い洗剤について調べると、固形石鹸の方が自分にはメリットが多そうなので、早速試してみました。
これ、なかなかグーですよ。
- 汚れがよく落ちる。
- 泡切れがいい。
- 布巾、流し、レンジ周りの汚れも落ちる。
- 経済的!
石鹸の種類と特長
食器用だけでなく、石鹸には、液体石鹸、固形石鹸、粉末石鹸がありますが、これは同じ成分を液状にしたり、粉末状にしたりしているのではないんです。
固形石鹸と粉石鹸
固形石鹸の成分は動植物の油脂に苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)を混ぜて脂肪酸ナトリウムが作られます。これが石鹸の99%を占める主成分です。
洗顔や身体洗いに使われているせっけんも食器洗い用のせっけんも成分的には同じで、別名「ソーダせっけん」とよばれます。
特長は、洗浄力が高く、低刺激です。
粉末石鹸は固形石鹸を粉状にしていて、成分は同じです。
洗濯用の粉石鹸も同じです。
食器洗い用の粉末石鹸は最近は食器洗い機専用で増えているようです。
こちらも洗浄力、低刺激という特長は同じですが、固形石鹸と違ってきれいに溶かして使わないと石鹸カスが残るのが難点です。
液体石鹸
液体石鹸は、動植物の油脂に「水酸化カリウム」を混ぜて作った「脂肪酸カリウム」を水に溶かしたものです。なので別名「カリ石鹸」と呼ばれます。
液体石鹸の特長は、洗浄力が弱いこと。しかし液状で使いやすい。
脂肪酸カリウムはそのままではジェル状で、固まるので水を加えてるわけですが、その為濃度が低くなり、洗浄力が弱まっています。液体洗剤の成分の70%位は水です。
もともと濃度が薄いから、量が足りなかったのでしょう。適当に入れてましたから。
使い方が間違っていたのか・・・。
合成洗剤
せっけんとは別に、合成洗剤があります。
食器洗いは大半これですね。
合成洗剤は界面活性剤を主成分として、それに酸性、中性、アルカリ性の洗浄補助剤が加えられたもので、日常で一番使う機会が多いですね。
液性は使う用途に合わせて酸性、弱酸性、中性、弱アルカリ性、アルカリ性の5段階に分かれています。
ここで注目するのは「界面活性剤」を主成分とする、ということですね。
これが問題なんですよね。
食器洗いに関して、ですが
中性洗剤で洗うと、なかなか泡がなくならないですよね。
これは界面活性剤が食器の表面に残るからです。
ナンタラ洗剤のテレビCMで「キュキュッと鳴る」というのがありますが、あれは界面活性剤が残っているから鳴るんですってよ!!!
デメリットをあたかもメリットのように叫んでるんか!
消費者を舐めとるな!
石鹸での食器洗いの注意点
いろいろ調べていると、石鹸で食器を洗うにはコツが必要なことがわかりました。
主に次の2点です。
- しっかり泡立てる。
- 洗い流すとき、水を溜めずに流水で洗い流す。
● しっかり泡立てる
これは泡で汚れを包み込んで落とすから。
泡立ちをよくするために目の粗いスポンジを使うのがコツだそうです。
わたしは自分で作ったアクリル布巾を使っています。
アクリル糸を鹿の子編みにしています。鹿の子編みだと丸まらないのです。
カギ棒編みは出来上がりが早いのですが、感触が硬いのが難点です。
● 洗い流すとき、水を溜めずに流水で洗い流す。
水を溜めていると水面に汚れを含んだものが浮いて、又食器にくっついてしまうそうです。
私は水をためてすすぐ習慣がないので、まったく気がつかなかった。
流水で洗い流さないとならないので、大量の洗い物がある場合は時間もかかるし、水もたくさん使うことになります。これが石鹸洗いの最大のデメリットのようです。
使っている人の感想
アマゾンのレビューを読むとだいたいの使い心地がわかりますね。
私的固形石鹸での食器洗いの感想
私は洗い物が非常に少ないので、デメリットに気がつきませんで、良いことばかりみつけました。まず、なんといってもガラス食器がパキッと透明になります!
食器を洗ったあとに、洗いスポンジでシンク周りを洗いますが、石鹸洗いにしてからは、水が玉のようにはじけて流れます。
シンクが汚れにくくなっています♪
これが一番うれしいかも。
使っている固形石鹸は近所のドラッグストアで100円程度のものです。これまでは布巾用だろう、と思っていましたが、よく見るとちゃんと食器洗い、と書かれています。
補 足
固形石鹸は使うのが面倒なので、台所用の液体石鹸に切り替えました。洗浄力ですが、やはり固形石鹸より落ちます。薄めて泡ボトルで使っているから濃度が薄くなってます。それでなおさらかも知れません。とはいえアクリルタワシで使うと普通に食器を洗う分には気になりません。(アクリルタワシだけでも汚れが落ちるので。)
シンクとか、油汚れのものは固形石鹸です。ちなみに固形石鹸は普通の体洗い用でも問題ないです。
シンク、ガスレンジまわりは固形石鹸です。
その時の汚れ落としも強力ですが、きれいにしてから「汚れにくく、汚れても取れやすくなる」ように思います。
アマゾンのレビューを読むと参考になりますよ。手荒れしないのがいいですよね。