やけど虫(画像あり)の被害増加。症状、生息地、予防と駆除法

先ほどの「Mr.サンデー」で 知りました。全国でやけど虫の被害が増えている、と注意喚起していました。
やけど虫!?
ご存知ですか? 私は始めて知りました。

正しくは「アオバアリガタハネカクシ」という名前で、検索して詳しく調べると7ミリ(アリくらい)の小さな虫です。↑の画像。

検索では、昨年は九州で大発生していたようですね。

なぜ「やけど虫」と呼ばれているかというと・・・
水ぶくれのようなやけどにそっくりな症状になることから「やけど虫」と呼ばれています。

 

■ 症状

ヤケド虫は刺すのではなく、症状を引き起こすのは体液がペデリンという有毒物質なのです。
アオバアリガタハネカクシが止まったりすると、思わず払い落とそうとして、虫をつぶしてしまう。すると体液が出ます。これが皮膚に付着すると、数時間から半日後に皮膚炎症状(線状皮膚炎)が出ます。

卵、幼虫、蛹、成虫のいずれの段階でもペデリンを持っています。
死んだやけど虫でも(体液に触れることになるので)触ってはダメです。

症状が出るまで時間があるので、原因が思い当たらず、他の原因ではないか、と当惑する人が多いのもうなずけます。

症状が出たら

皮膚科に行きます。部位や人によって重篤度に開きがあるそうです。
※目に入ってしまうと、激しい痛みとともに結膜炎や角膜炎、虹彩炎など様々な目の炎症を引き起こします。最悪失明の恐れもあるとか。

ヤケド虫の知識があり、触った!と気が付いた場合は、ヤケド虫の体液が拡がらないように水で洗い流します。

 

■ 生息場所

世界的にはアメリカ大陸以外のどこにでも生息しており、日本では全国各地に生息しています。
特に田んぼ、畑、川辺などの水気のある場所、雑草や落葉の下などの湿った草地を好みます。アウトドアのレジャー施設やキャンプ地でも多いそうです。
6~8月は特に多く見られます。

光に集まる習性があるので、夜になると室内灯や、街灯に集まります。
4月~10月は灯火に飛んできます。
※キャンプ地やレジャー施設の自動販売機なども要注意です。

 

■ 予防と対策

室内に入るのを防ぐために網戸を設置。
また、網戸や、玄関灯・外壁に「虫除けスプレー」などの殺虫剤を使います。
特にアオバアリガタハネカクシ用の殺虫剤でなくてもOKです。
「ヤケド虫だ!」と気がついたら虫コロアースなどの害虫用殺虫スプレーで駆除。死んでしまっても直接触れないように注意深く処理します。

見た目で判定できないかも知れないんだから
とりあえず
皮膚に付いた虫はつぶさないってこった!

 

生息していそうな場所に行くときは、虫除けスプレーを使いましょう。

 

おすすめの記事