寒くなりましたねぇ。一ヶ月ほど前にお願いしていた断熱リフォームが始まりました。サッシに断熱効果の高いペアガラスサッシを取り付けます。家中の窓に設置します。
これ、DIY界隈では「素人でも30分くらいで取り付けられる」と喧伝されています。YouTubeで作業の様子をみると、拍子抜けするくらい簡単にやっています。なので、私も自分でやるつもりでしたが、吐き出しの二枚窓の枠の取り付けが大変そうです。
ブラインドを4枚取り付けましたが、どれも幅が180cm近くあるので、両手で支えながらの取り付けにはいささか苦労しました。これで重さのあるサッシは無理だと判断しました。
断熱リフォームには補助金制度があります。
たまたま田舎の古い家の断熱リフォームの様子を丁寧に紹介した番組を見たのですが、窓だけでなく天井とか壁の断熱資材を使ったリフォームも補助の対象なんですね。
天井裏にグラスウールの断熱材をいれ、隙間には発泡断熱材を詰め込む、窓はペアサッシ取付け。壁の内側に内断熱パネルを貼り付ける。これらの施工で300万かかるところ補助金が100万以上あって200万弱で済んだ、という事例でした。
工事後はエアコンの効きがまったく違って、家全体が一つのエアコンで間に合っているとのことでした。(夏の番組)
補助率がかなり高いことが実感できたので、番組後すぐにネットで補助金制度を調べました。制度には【先進的窓リノベ事業】【既存住宅の断熱リフォーム支援事業】【子育てエコホーム支援事業】の3つがあります。
内窓リフォームや天井断熱、床下断熱 ・・・それぞれに条件があるのですが、一番の条件は指定業者を介することです。また、国の事業なので年間予算があり、年度末までに予算が尽きたらアウトです。
「これゃー急がなきゃ」と、すぐに近隣の指定業者を調べて勘で選んだ業者さんに連絡を取りました。お盆前でしたが、すぐに見積もりに来て、休み明けには見積もりが出るとのことでした。しかし、どういう理由か思いつきませんが、その後はナシノツブテでした。山梨でリクシルの売上が一番という中堅企業だったのに。逆にそうだから個人宅まで手が回らないのか・・・。にしても連絡なしとはね。9月始めまで待っていましたが、埒が明かないので、改めて業者を探して連絡。今度は小さな建築事務所にしました。
大工から始めて起業し、自社設計の建売販売とリフォームをやっているという働き盛りの方が見積もりに来ました。大工目線で、住みやすさを考えた提案があり、はじめ二見積もり依頼した会社でなく、こちらにしてよかったとおもいます。
窓のペアサッシ設置に加えて、不要なドアを取り去り壁にする、掃き出し窓をあかり取り程度の腰高窓にする、傷みの酷い玄関の修理、使いにくいトイレのリフォーム、傷みと傾斜がついている廊下の修理を加えました。
玄関の壁は壁紙が剥がれていて、破ってみたらセメントが劣化していました。自分で修理し始めたのですが、やってみると、表面だけではない傷みがあることがわかり、お手上げになりました。
ここまで頑張りましたが、雨が降ったら、ご覧のように外側から滲み出しています。素人ばあさんお手上げです(>_<)
断熱リフォーム補助は施工企業以外にも細々と条件があり、使う資材も指定したものを使うことになります。
なんやかんや
利権の温床があるっちゅうことかぃ。
見積もりで見ると、トータルした補助率は42%位です。大きいですよね。昨年度は50%~60%もあったそうです。補助率は使う資材、工事内容により率が異なり、それぞれを複合的に算出します。支払う金額は補助額を差し引いた額になりますが、これも業者によって異なり、全額支払ってあとから補助額が入金される、というケースもあるようです。
お願いしたペアサッシは、既存の窓はそのままで、手前にペアサッシを取り付けるやり方と、既存の窓枠だけ残して窓を外し、新たにペアガラスの窓を取り付けるやり方、新たにペアガラスのサッシ取付けの3種類です。(費用が安い順)
【内窓後付方式】
【既存枠内にペアサッシ設置方式】
既存の窓の内側に取り付ける内窓は、窓を開くときに内窓と外窓を二回開くことになります。これだと出入りの頻繁な掃き出し窓では煩雑になるので、既存の枠だけ残して取り替える方式にしました。
枠を残して取り付けると新しい枠の厚みが段差になりますが、外窓がないので窓は一回開けるだけです。※画像では網戸がついているので二枚です。ちなみにこの網戸は従来のように簡単に外せない構造です。
新たに設置するのはまだ工事していませんが、内窓と枠付き窓をつけた段階で、随分、外の騒音がしなくなりました。ここに越してきて唯一の不満が国道の交通量の多さによる騒音です。でっかい工事車両がブンブン走ります。土日は少なくなるけど、代わりに田舎のバイク小僧が10台くらいつるんで走り回りますw
残りの窓も工事が終わればかなりの防音効果ではないかと期待しています。断熱についても身を持つて寒さを知る前に完了すれば嬉しいなぁ。
補助金の決め方が不明なので断定はできませんが、補助金を使えた場合と資材を通販で購入してDIYする場合の違いは案外ないのかもしれませんね。
施工会社が近くにない場合など(二人でやれるなら)検討する価値はありますよ。間違いなく効果がありますから。
「プラスチックダンボールでつくる断熱内窓」というのもあります。YouTubeで探してみて下さい。
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