湿気対策|防湿ではなく調湿する「珪藻土」「床下カラッと(ゼオライト)」

上の画像、押入れの床が朽ちていました。ちょっとショックでした。
床下の空間を遮るのに使われいたのは、わずか8ミリほどの合板一枚です。築57年の物件ですが、27年前にリフォール履歴があります。そのときに施工したとして、乱暴に突かなければ一応塞がれた状態ではあったのですから、逆によく持ちこたえてたものだと驚きました。

まぁ、ともあれ、この状況を知った以上は放置できません。朽ちた部分を取り壊して、床下に湿気対策をして塞ぐしかありません。そこで、自分ひとりでどんな対策が取れるのか調べました。その結果一人で難しければ業者に頼むしかないな。

思いつくのは珪藻土、炭ですね。ネットで調べると「床下の湿気対策」はDIYではかなりポピュラーで、いろんな資材があることがわかりました。やはり、珪藻土がポピュラーで、ゼオライトというものもあります。そして「調湿効果」はこれが一番効果が高い。

 

おっちゃん

調湿?
これは読んで字のごとく「湿度を調整」してくれる、ちゅう機能か。
なんもせんでも、湿気を吸い、それを放出する。
すごいな。

 

床下に炭を広く敷き詰めるのがもてはやされたことがありましたが、炭は吸い込むだけで放湿しないそうです。床下の通気が良ければ自然乾燥するのでしょうが、通気が悪ければそのまま湿気を含んだまま、ということですね。いまは炭ではなく、珪藻土やゼオライトを使った資材が一般的なようです。

ちなみに、漆喰も調湿機能があると思いこんでいたのですが、珪藻土と比較するとさほどでもないらしく、がっくりしました。10分の1くらいとか・・・ 漆喰は湿気を吸ってもそれを放出する機能は弱いらしく炭と同じくらい、らしいのです。

 

へー、なーんだ。がっくり。
下地塗り2回 漆喰も2回塗ったんだよぉー。
もっとあれこれ調べときゃよかったなァ。

 

 

 

漆喰と珪藻土

押入れの壁に漆喰を塗りましたが、あまり効果が期待できない気がしてきました。これでは心細いので、さらにこの上に珪藻土を塗ることにしました。

珪藻土のDIY向けの商品はあれこれありますが、その中のどれがいいのか、決めかねます。
商品化が早くて名の通っている商品「ケイソウくん」というのにしました。同じ商品でローラーで塗るタイプもありますが、珪藻土の濃度が低いいだろうし、漆喰でローラー塗りはやりづらいと感じたので、今回はコテ塗りタイプにしました。

やってみたら、やはりコテ塗りのほうがローラー塗りよりずっと楽でした。とはいえ、珪藻土は重いので、そこそこ腕力は必要です。幸い、押入れの中なので出来栄えは度外視、剥がれないように塗れればヨシ♫です。
押し入れと床の間のかべに塗っても使い切れず残りました。要領を覚えたので残りは玄関壁に塗ろうと思います。玄関は外気との気温差で結露が出て壁紙が剥がれた箇所があります。
玄関だから見栄え整える必要があるので、いささか気が重いけど、来客がないのだからいいかぁw

この記事を書くために改めて漆喰と珪藻土のことをきちんと調べ直していたら、知らずにいたかったことがわかりました(>_<) 珪藻土には産地による違いがあるんですよ。

珪藻土は日本各地で産出しているが、大半は色を白くするために焼成してあり、そのため吸湿機能がかなり減弱している。しかし、稚内珪藻土はそのまま使われているため、その他の珪藻土の10倍以上の調湿能力がある。そもそも稚内珪藻土は他の珪藻土と違い、云々・・・

 

あっちゃー。塗る手の間は同じなのだから、こっち「EM珪藻土」にしたかったなぁぁぁ。
リフォームはあれこれ後から気づくことが多いです。しょうがないですね。初めてのことばかりだし、やってみて気づくことが多いのだから。それに、次の作業に取りかかれませんから早く仕上げたいというのもありますしね。

漆喰と珪藻土の違いについてはこちらをご覧になってください。比較表付きでよくまとめてあります。→ 漆喰と珪藻土の違いを詳しく

 

ゼオライト

珪藻土を深追いしていて見つけた、「ゼオライト」は珪藻土より遥かに調湿機能が高い。
という文言。

ゼオライト?
なんか聞き覚えがあるな・・・。
これ、家にあるような???

あはは。しっかり体験済みでした。体内の重金属吸着目的で。
このとき、あれこれ調べて「吸着能」が素晴らしく高いと知ったのですが・・・忘れとる。

今回、調湿機能で検索して出てきたのは建材で使われているゼオライト。(湿気対策以外にも多方面で使われています)床下にこれを敷設するようです。新築の場合はコンクリを打つ前に(ちなみに、コンクリートは”塗る”ではなく"打つ"というんですね)これを敷いて置くらしいです。

 

ものしりウサ君

天然ゼオライトとは―鉱物名:沸石(zeolite)―を主要構成物とする珪酸塩鉱物の混合体。
特性の一部としては
「陽イオン交換性」「ガスの吸着性」「吸湿性」などが知られている。
これらの特性を活かした用途はとても多いんだ。
イオン交換体、ガス吸着剤(モレキュラーシーブ)、脱臭材、脱湿乾燥材、水処理材、触媒及びその担体、土壌改良剤、家畜排泄物処理材、猫砂・・・

あ! 猫砂ね。そうだ、そうだったわ。
一番ニオイが残らなかったけど、重かったな。
捨てるのにも困ったしね。

 

あれこれ見た中で、扱いやすそうで価格的にも無理せずに済みそうな商品を見つけました。「床下カラッと」(まんまですw) ゼオライトを袋詰して扱いやすくした商品です。

 

 

 

 

 

 

 

このように床に置く。素晴らしいですねー。これ、床下全部に置きたいわー。

床下だけでなく、湿気る場所にこの袋を置いておく、という使い方もできます。パーツを切り分けられるようになっています。サイドバーに購入したショップのリンクを張りました。この画像でもリンクします。詳しい説明があります。
Amazonにもあります。▶ 床下カラッと

 

竹山団地では「炭八」という炭を使った吸湿グッズを使っていました。届くまで半年待たされた人気商品です。これ、使う前と後では格段に違いました。中の炭が他の炭の数倍の吸湿効果があるとのことで、かなりの価格なのに売れまくっていました。いまでも勢いを保っている人気商品です。Amazon→「炭八」

効果大でしたが、この「炭八」はロッカーなどに入れっぱなしではだめで、晴れた日に陽に当てて乾燥させなくてはなりません。エステーなどのドライペットなども入れ替えが面倒ですよね。そこがネックでした。

しかし、この「炭八」と違って置きっ放しできるんですよ♫

早速、流しの下とか、靴箱に使ってみましたよ。結果。
すごい♫

効果がすぐわかりました。これなら、手間ひまかけても床下工事をやる価値があります。
押入れの下を壊して、ここに板を貼り直す作業にもあれこれ道具が必要です。おそらくこの先使うことはないだろうと思うのですが、それでもやる価値はあると判断しました。

「床下カラッと」には袋なしでバラバラと床下にまくタイプがあり、これも用意しました。

補 足

 後日、これと同じゼオライト100%の「床下さらり」という商品がありました。アイリスオーヤマの商品で、パッケージデザインも似てます(笑)価格はかなり安いです。Amazonにあります。※画像でリンク。Amazonのレビューでは高評価です。何が違うのか?素人にはわかりませんが、この価格ならこれも追加で使おうと思います。なにせ二度とあけることはない床下ですから、できることはやっとこうと。

床下さらり

 

何が必要なのか、又、あれこれ調べています。

まだまだ手直し箇所が多くて、年内に終わればいいかな・・・という感じですわ。夏過ぎたら、早めに防寒対策(内窓)を始めなくてはなりません。平屋ですから、相当冷えるだろう、と心配しています。

 

 

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