実は鴨跖草(オウセキソウ)という薬草。ツユクサの素晴らしい効能

Xで流れてきたきれいなツユクサの画像に目を引かれて読んでみたら、これがなかなかの情報でした。ツユクサは清熱、解毒作用の強力な薬草なのだそうです。投稿された方のお知り合いが、蛇毒で苦しまれていた時、ツユクサを使ってこれを乗り越えられたそうです。

へぇ~、染色に使うのは知っていたけど。
薬効があるとは初耳だわ。

と、検索してみました。すると、薬草として認知されていることがわかりました。

日本薬学会のサイトにあるよ。
開花期に全草を乾燥させたものが生薬オウセキソウ(鴨跖草)で
その煎液を解熱、利尿、感冒、熱性下痢、浮腫になどに用います。
また、生の砕いたものを外用として化膿に用います。

 

外用で化膿に使うのですから、抗菌作用が強いのでしょうね。花のついた全草を乾燥する、とあるのでこれから収穫して乾燥し、常備薬にすればいいですね。間に合ってよかったw

画像も欲しいので、いつも見かける場所に行ってみましたが、まだ咲いていなかった。ドクダミが旺盛に茂っていましたが、ドクダミもまだ花をつけていませんでした。

水戸市植物園サイトでは「蛇咬の薬」とだけ紹介しています。民間の知恵として伝わってきたようです。

 

ツユクサの薬草知識

検索で見つけたイー薬草ドットコム にわかりやすい解説が見つかりました。

 

採集と乾燥

開花期に全草を採取して、水洗いして天日で乾燥させます。
また、日干しにする前に一度蒸してからの方が良いとされています。
開花期に採取するのは、花の咲く時期がその草の勢いが一番良い時だとされているからです。出来上がったものは鴨跖草(オウセキソウ)という薬草になります。

※開花期に採取というのはドクダミもセイタカアワダチソウも同じですね。

 

目的別服用の仕方

鴨跖草(おうせきそう)は、解熱、利尿、解毒として、かぜ、熱性下痢、水腫(すいしゅ)、心臓病などに用いられます。
● 解熱には1回量4~6グラムを0.2リットルの水で煎じて服用します。さらに
●  熱が下がらない場合下痢止めには1日量10~15グラムを、水0.4リットルで煎じて、1日3回に分けて食間に服用します。
● 脳血栓の予防・治療には、1日量5グラムを水0.4リットルで煎じて数回に分けて服用します。

 

更に続けて「生の茎葉の効用」についての記述もあります。

生の茎葉は、下痢止め、むくみなどに、10~15グラムを0.2リットルの水で煎じて、1日3回に分けて服用。虫刺され、腫れ物には生の茎葉を良くもんだ絞り汁を塗布します。
眼病には、ツユクサの花の絞り汁で目を洗浄すると良いとされています。

 

眼に!花の搾り汁!!!

なんと食べるのも良いそうです。
食用には、生の茎葉をそのままか、軽く茹でて、サラダ、和え物にします。アクが少なく美味しく食べることができます。

 

あら♫ それは楽しみ。
早く咲かないかしら。

 

ツユクサの漢方的所見

漢方薬屋さんに以下の記述があり、大いに納得しました。

熱毒を治療する清熱解毒薬(せいねつげどくやく)に分類され、同じような効能を持つ生薬に十薬(じゅうやく)、金銀花(きんぎんか)、連翹(れんぎょう)、蒲公英(ほこうえい)、板藍根(ばんらんこん)、土茯苓(どぶくりょう)、白花蛇舌草(びゃっかじゃぜつそう)があります。

 

このサイトでは薬効に「喉の痛みに効く」ことも紹介されていますが、金銀花(きんぎんか)、連翹(れんぎょう)板藍根(ばんらんこん)もそうですからね。

※板藍根(ばんらんこん)といえば、コロナの始まった頃、ウィルスにも有効な効力があると話題になっていましたね。品切れ続出でしたが、現在はAmazonにワンサカありますよ。

 

 

私見です→ 薬草は一つ一つの薬効で飲むものではないのでしょうが、仮にそういう飲み方でも、西洋医薬よりはマシだと思いますね。自分にとってどんなタイミングでどのくらい飲んだら効いたか、あるいはひどい目にあったとか、そういう自分のデータを引き出しに増やすことが大事だと思います。基本的にエキスになったものは濃厚ですから、使うならごく少量で試すようにしたいですね。産地やメーカーにもよりますしね。

 

 

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