これまでの記事でまとめたこと
- 疲労の本質は脳の中枢の細胞が、脳の活動で発生した大量の活性酸素より酸化(サビ)するから。
- 脳が疲労すると体内に「疲労因子FF」が増えて「疲労感」を感じる。
- 疲労感を感じると身体の「疲労回復システム」のスイッチがONになる。
- スイッチが入ると「疲労回復因子ER」が発生する。
- 疲労回復因子FRが疲労因子FFよりも多くなると疲労が取れる。
- 食品に含まれるイミダゾールジペプチド(別名 イミダペプチド)は脳に発生した活性酸素を消してくれる抗酸化物質、しかも疲労回復因子FRの発生を増やす働きがある。
抗酸化物質の中で、脳まで届くものは少くないぞよ。 ビタミンC、Eなどは脳に届く前に効力が消えてしまうのじゃ。
いつも何となくだるい、たいしたことをしてないのにすぐ疲れる、寝ても寝ても疲れが取れない・・・ 今回は、そんなあなたも「疲労をとることが出来る具体的な方法」をまとめますよ。
疲れを取るには、要するに、疲労回復因子FRを増やせば良いんです。
前回記事で簡単に触れましたが、いくつかの方法のなかでもっとも手軽で確実な方法は「鶏のムネ肉」です。
疲労回復・疲れにくい身体にするのに必要なムネ肉の量は1日に100グラムです
加熱後のムネ肉100グラムはこのくらいのサイズです。
ほぐして使えば簡単に食べられる量ですね
「鶏のムネ肉」は安いですが、欧米人は日本でムネ肉が安いことに驚くそうです。
あちらでは鶏肉の一番高い部位はムネ肉ですって。
プロティンスコアが一番高いからでしょうか。
日本で安い、つまり人気がないのは、なんたってマズイからですよね。
加熱すると硬くなるし、水分が飛んでパサパサになりますしね。
「あさイチ!」で、ムネ肉を軟らかくするのにはお酒とオリーブオイルを塗る、という方法を紹介していました。
これよりもっと簡単なやり方がありますよ♪
数年前に、「ためしてガッテン!」で、ムネ肉を簡単に、ビックリしてあきれるくらいw簡単に「ジューシーでやわらかくする必殺ワザ」を紹介しました。これがきっかけでネットにいろんなやり方が登場しました。 その中でもいちばんシンプルで簡単なやり方です。
鶏ムネ肉をやわらかくジューシーにするチョー簡単な方法
ジップ袋にムネ肉を入れて、次の溶液に浸して6時間~1日、2日おいておく。
・ 水 400cc
・ 重曹 小さじ1
・ 塩 小さじ1
・ 砂糖 小さじ1
・ 塩は味付けだけでなく、軟らかくする作用もあるそうです。
・ 砂糖は水分を出にくくする保水作用があるそうです。
おば半は更に手抜きして「水と重曹だけ」で塩・砂糖は入れません。 特に問題なくやわらかジューシーになりますよ。 水と重曹の比率はかなりいい加減でも問題ないです。 お肉をジップに入れてヒタヒタになる程度の量で十分です。 ムネ肉は皮と筋膜をはがしています。 浸す時間は6時間から一日、それ以上放置でも大丈夫です。
レシピに忠実に漬けてみました。↑ 漬け液に少し色がついているのは黒砂糖とブラックソルトを使ったため。やはり塩・砂糖を入れた方がふっくら、ジューシーになりました。まとめて漬けておき、余分な分は冷凍しておくといいですよ。
イミダゾールジペプチドは熱に強いですが、茹でるとき煮汁にしみ出しますから、この煮汁は捨てては勿体ないです。スープに使って下さい。
「あさイチ!」ではラップにくるんでチン、をおすすめしていましたよ。