
『ええ~!? そぉなのぉ~』と不意を突かれた情報。
亜鉛不足で酵素の働きが悪くなると、全身に症状が表れる。
皮膚炎や口内炎のほか、脱毛症や味覚異常、貧血など多岐にわたる。
口内炎、今でこそ、年に1、2回しか出来なくなりましたが、ほんのちょっと前はひどかったんですよ。一度に5個位出来たりして。舌もピリピリ痛くてひどかったぁ。
亜鉛不足による症状には高齢者に見られるものが多いようですが、最近では若年層やアスリート、お酒を飲む人にも増えているそうです。
亜鉛は汗や尿から排泄されるため、汗をかくことが多いアスリートは不足しやすくなり、お酒を飲む人の場合は、アルコールの代謝に関わる酵素が亜鉛から作られるため、体内で消費される亜鉛の量が多い。さらにアルコール自体も亜鉛の排泄を促すから。
亜鉛の働き
体内にある300種類以上の酵素の働きを助け、新陳代謝やタンパク質の合成に関わっているんじゃよ。
- 細胞分裂を正常に行い、発育や新陳代謝を助ける
- 肌や髪の毛、粘膜の健康を保つ
- 性機能を維持する
- 味覚を維持する
- 免疫力を保つ
日常生活で気になる「亜鉛不足」の症状
- 抜け毛が気になる
- 舌がヒリヒリして味覚がよくわからない
- 口内炎が出来る
- 肌トラブルがあり、なかなか良くならない
- 下痢をすることがある
- ふらつく事がある(貧血)
私はずいぶん長いこと「舌が痛い」のが悩みでした。今は「舌痛」と検索すればいくつもヒットしますが、十数年前は検索してもなかなかヒットせず苦労しました。その頃ヒットするのは漢方関連サイトで、いろいろな症状の中に「舌がヒリヒリする」「舌が痛い」などがありました。(漢方では舌の状態を見て診断する「舌診」というのがあります。)
ほかに情報が得られなかったので「舌痛」対策はもっぱら漢方薬でやってきました。
「半夏瀉心湯」「黄連解毒湯」という苦いことでよく知られている薬です。ツムラなどのエキス剤をお湯で溶いて飲みますが、このとき、しばらく舌の上に停留させるのがコツです。舌の上に乗せるので苦さがよく分かるのですが、この薬が効く症のときはその苦さが心地よいのです。数日続けると少しづつ症状が収まってくる・・・。年に何回か、これを繰り返してましたねぇ。最近はその頻度がずいぶん少なくなってきましたが。
今回、亜鉛不足の記事をあれこれ読んで
単に亜鉛不足だったのかぁ!
亜鉛不足は高齢者に限らない
高齢者の4人に一人が亜鉛不足なのだそうです。高齢者の亜鉛不足は摂取量が少ないだけでなく、薬が亜鉛の吸収を阻害することもあるそうです。又、加工食品に含まれる添加物も同様の作用があるそうですが、そうなると、高齢者に限ったことではないですよね。加工食品をよく食べている人全般に言えることです。亜鉛は新陳代謝に関わっているので、不足すると、そもそも新陳代謝が落ちている高齢者ほどその影響が強く出る、そのため、高齢者に限ったことのように思われやすい。ということでしょう。
亜鉛の吸収を阻害するもの
よく知られているのが「フィチン酸」で、これを過剰に摂取すると亜鉛の吸収を妨げる恐れがあります。フィチン酸はイノシトール-6-リン酸と呼ばれる化合物で、ビタミンBの仲間です。抗酸化力が強く体にいいもの、ではあるのですが、亜鉛と結合して排泄されることがあるため、亜鉛不足を起こす可能性があります。
亜鉛の排泄増加
病気が原因で亜鉛の排泄が増加する場合があります。また、病気治療のために長期間服用している薬の影響で排泄されることがあります。
アルコールもそうですし、アスリートのように汗をかくことが多いと亜鉛が排泄されます。
亜鉛が密接に関係している皮膚炎
通常、細胞外に出たATPは酵素によって分解されますが、亜鉛が不足すると分解酵素が働かなくなり、分解されないままになり、周囲の細胞に炎症を生じさせて皮膚炎を起こすのです。
メッチャわかりやすいな。
老人の床ずれが治りにくいんもそれかな?
亜鉛を含む食品
では、早速、亜鉛を摂りましょう。亜鉛はどんな食品に含まれているか・・・
特に多いのは、牡蠣、肉類、レバー、魚、貝類、卵黄、豆類です。丸ごと食べられるシシャモやイワシ、煮干しなどの小魚も。穀類では、精製度が低い玄米や胚芽米、ライ麦、押し麦は比較的多く含まれています。
こうしてみると、日常的によく食べている食べものですね。魚介類、肉類は含まれる量も多いので、これらを食べる機会が少なくなると、摂取量が足りないのかもしれないなぁ。
最近、アレルギーのせいでさっぱり買い物に出なくなってるし、ネットスーパーでは魚や肉類などは現物を見ないで買うのがはばかられて買いません。なのであまり食べなくなってるのはありますねぇ。
サプリを併用していこうと思います。
最後になりますが、ミネラル類の過剰摂取は問題があるので老婆心ながら付け加えておきますね。
亜鉛サプリメントの不適切な利用や、日常的に高濃度の亜鉛を摂取することは、良性の前立腺肥大リスクを増加させる可能性があります。
また、1日あたり100㎎の亜鉛サプリメントの毎日の摂取、または10年間以上の摂取は、前立腺がんリスクを増加させる可能性があるとの報告もあります。
また、亜鉛の過剰摂取により、銅の吸収阻害による銅欠乏、吐き気、嘔吐腎障害、免疫障害、上腹部痛、消化管過敏症、HDLコレステロールの低下、低銅血症、下痢などのおそれがあります。