
「ゴースト血管が危ない」2018年4月1日NHKスペシャルは「毛細血管」に注目した最新の健康情報でした。NHKではこれまでにも「カラダのヒミツ」「ためしてガッテン」などで「毛細血管のゴースト化」について取りあげてきました。今回の「ゴースト血管が危ない」ではより具体的な内容で、すぐにでも役立てられることばかりでした。
世界的にも「毛細血管の働きと病気・老化との関わり」に関する研究が注目されているようです。
ゴースト血管とは壊れた毛細血管 なぜ危ないのか
「ゴースト血管」とは、そのまんま「ゆうれい化した血管」という意味です。
「毛細血管スコープ」で毛細血管の血流を見ることができますが、ゴースト血管は細く、弱々しく、途切れていたりしていかにも幽霊のようです。
なぜそうなるか・・・
毛細血管の壁を作っている細胞の接着力が弱まると隙間ができます。するとそこから血液中の栄養が漏れてしまいます。
血管自体も新しい細胞を作るために栄養が必要なので、栄養分がなくなると血管自体が再生されずに壊死してしまいます。
毛細血管が壊死してしまうと、その部位には栄養を届けることが出来なくなり、その部位の細胞の再生がされにくくなり、老化や機能不全につながってしまうのです。
又、血管には老廃物を排泄する働きがあるのですが、血管が壊れると排泄できなくなります。老廃物が排泄されず、溜まってしまうことで病気になります。
このように毛細血管が壊れるとインとアウトの両方で問題が生じることになります。
これってとんでもなく危ないですよね。
ゴースト血管になると具体的にはどうなる?
栄養が届かないと部位によって次のような病気になりやすくなります。
・ 骨 骨粗鬆症
・ 脳 認知症
・ 心臓 心筋梗塞
特に印象深かったのが、脳です。
脳は大量の酸素を必要としているのですが、ゴースト血管になると酸素が足りなくなり機能が阻害されます。
又、認知症の原因とされるアミロイドβが排泄されれずに、認知症になる確率が高まるのです。

病気でなくても、冷え症・肩こり・抜け毛などの不定愁訴もゴースト血管が原因なのです。
って事は、ゴースト血管を予防したり、改善することが出来れば、これらも改善できる!って事ですよ♪
改善策についてはこの記事に書きました。