「美と若さの新常識・カラダのヒミツ」で水分摂取、水の力を取りあげました。番組冒頭で、街でランダムに女性達をモニターして、かくれ脱水かどうかを調べた様子が紹介されました。計測に使った機器では「身長、体重、年齢」を入れると、必要な水分量が割り出され、実際の体内水分量計測値と比較できるようになっています。
すると、大半の方が本人は無自覚の「かくれ脱水」でした。
目次
かくれ脱水が起こすトラブル
身体に水が不足すると・・・
真っ先にダメージを受けるのは「からだの末端」手足の先端と顔。顔の肌なんです。
肌に水分が補給されなくなって乾燥肌になります。
乾燥肌を意識する季節は冬だと思う人が大半ですが、実は夏の方が乾燥肌になりやすいのです。
乾燥肌はシワの始まり・・・
体調も食欲不振、夏バテ、めまいなど様々な症状が出ます。
もっとひどくなると、めまいがしたり震えたり、そういう症状がでます。
出始めは、わりとはっきりとしない症状から始まることが多いです。
こちらも参考にして下さい。▶ 高齢者のかくれ脱水症状
*自覚のない人でも「かくれ脱水」かどうかチェックできる「かくれ脱水チェックシート」の案内も書いていますよ。
必要な水分と排出される水分
番組ではある女性の水分摂取をレポートしていました。この方、外回り営業をしていて、まめに水分を取っていました。その他の飲み物も含めると、1日に4.2リットルくらい飲んでいました。
ところが、計測してみると、標準値以下の水不足。「かくれ脱水」でした。
ご本人は常々水分不足にならないように注意していただけに、相当ショックの様子でした。
私的にも、レポートの様子から、このくらい気を使っているのだからこの方は大丈夫でしょう、と思っていたのですが・・・。
飲んでいる以上に排出されているんです。
水分不足は、なかなか自分では自覚できません。
ゲストの八代亜紀さんのように歌を歌ったり、話すことの多い人は呼気とともに水分が失われるので、自覚しないところでも水分が失われているのです。
身体と水
早稲田大学 永島計教授の研究が紹介されました。
激しい運動の後に、どのくらい水分がなくなったか、と、運動後に飲んだ水の量はそれを補える量だったか?ということを調べました。
すると、排出した水分の6割しか補っていませんでした。
■ 身体には水分摂取を促すセンサーがない
ヒトには水が足りているかどうかのセンサーがないのです。喉の渇きがセンサーの働きをしていると思っていますが、実は喉の渇きというのは口、咽頭の渇きの範囲だけです。
■ 身体はたくさんの水分を貯められない
身体の中でどこに水分を溜めているのでしょうか?
それは筋肉なんです。筋肉の75%が水分です。ですから、高齢者や女性など筋肉が少ないと、貯められる水分の量が少ないのです。貯めてる量が少ないから、すぐなくなっちゃうんですね。
■ アルコール類は水分摂取にならない
この日のゲストにふたりの飲ンべェがいましたがw ふたりはアルコール類も摂取水分量に含めていました。
アルコール類は水分摂取にならないだけでなく、逆に水分を失うのです。
アルコールの分解に大量の水分が使われてしまいます。
お酒を飲んだ場合は、少なくとも同じ量の水分をとらないとダメです。
正しい水分補給のしかた
■ 薬のように時間を決めて飲む
身体にはセンサーがないので、意識して定期的にこまめに水分摂取します。
次のタイミングでコップ1杯の水を飲みましょう。
「寝る前に飲むとむくむのでは?」と気にするゲストの遠野なぎこさんに
ガツンと一言。
だから、他の要因でむくんでいることが多いですね。
■ アルコールを飲んだら最低でも同量の水を飲む。
■ 食事もしっかりとる。
水分を取っているということですね。
お肉を食べると、お肉は筋肉ですから水がたくさん入っています。
※ 食事をとらずに、1日2~3リットルの水を飲むようなとり方をすると、水中毒の恐れもあります。(食事でナトリウムを摂取していないから起きる「低ナトリウム血症」になる恐れ)
経口補水液の作り方
経口補水液を飲んでおいしいと感じる人は、「かくれ脱水」の可能性大なので、自分が水分足りているかどうかのバロメーターにもなります。
ですから1日のなかで「経口補水液」を飲むのもよいそうです。
ということで作り方を紹介しました。簡単です。
砂糖が入ってる!?と思いましたが、砂糖は吸収するためのエネルギーになるそうです。20グラムは、販売されている経口補水液の半分量だそうです。
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- 肌あれの始まり「乾燥肌」になる。
- 疲れやすい、食欲不振、やる気がなくなる・・・など体調が悪くなる。
ということは・・・
- 水をしっかり飲んでいれば、お肌は美しく、体調は万全、元気にくらせる。
ということです。1日8回の補水タイムに
毎回コップ1杯の水、たまには経口補水液を飲みましょう。
このブログでは ▶「水分摂取」のタグで他にも「かくれ脱水」についての記事を書いていますが、今回の「美と若さの新常識~カラダのヒミツ」でとても良く理解できました。水分摂取と認知症の関係の記事も書いています。