これまで「爆報!ザ・フライデー」では認知症が改善した有名人の家族の例を紹介しています。2017年2月22日放送では布施博さんのお母さんが驚異的に改善した様子をかなり詳しく紹介しました。
私は「水」「水の摂取」などに興味があるので、以前に記事にしています。
高橋里華さんは認知症の義父を介護しており、2018年1月26日放送の同番組で、その大変な様子を紹介していたので、現状との比較が出来る内容になっていました。
前回放送から半年後の現在、お義父さんはまったく違う表情に変化していました。
以前の表情は認知症の方に特有のもので、疲れ切った、目に力がなく、視線も定まらない感じで、会話が成立しない状態でした。
それが、最近の様子では、眼の大きさが二回りくらい大きくなって、目に輝きがあります。ゆっくりですが、ジョークを交えての会話もなさいます。めざましい変化ぶりです。
高橋里華さんがやったことは、布施博さんと同じで、竹内孝仁教授が提唱している「介護ではなくケア」「水不足が原因だから水を飲む」というものです。
ただ、お義父さんが充分な量の水がなかなか飲めないので、いろいろ工夫していました。
ネットで検索すると、竹内孝仁教授の評価ははっきり二分されます。
これまでになかった理論なので、受け入れるか、拒否するか、どちらかなんですね。
介護の現場の人の声が一番じゃないのか、と第三者的には思います。
今、駆け足で検索して、このインタビュー記事はトータルな意味で竹内孝仁教授の活動を伝えている、と思いますので引用させていただきます。竹内孝仁教授がインタビュー答えて話した内容の一部です。
高齢者ケアには、基本ケアというものがあって、それを教えています。
まず、状況を改善するのは水なんです。高齢者の場合、1日1500ccくらいの水をちゃんと飲んでもらう必要があります。
次に、エネルギー源になる食事も1500~1600キロカロリーくらいはしっかり取ってもらう必要があります。しかも、常食(健康な人が日常生活で食べているような普通食)がいい。
第3に、便秘にならないようにしなければなりません。便秘は消化機能を反映しています。便通が体調をかなり左右しています。
4つ目が運動。要介護の人たちにとって一番いい運動は歩くことです。
全国に40くらいある、おむつを使う入居者が1人もいない特養に行くと、入居者をすぐ歩かせるようにしています。
要介護度4の人はほぼ全員、歩けるようになります。要介護度5の人がどれくらい歩けるようになるかは、その施設の技術水準次第と言えます。
*「NIKKEI STYLE」サイトの2013年の記事です。
https://style.nikkei.com/article/DGXNASFK28023_Y3A120C1000000?channel=DF130120166049