
以前取り上げたマティアス・デ・ステファノさんの興味深い対談動画がありました。独自の呼吸法を開発したエスパン博士との対談です。対談のテーマは「呼吸」以外にも多岐にわたり、長いものです。その中で「呼吸」について取り上げようと思いますが、その前にエスパン博士の呼吸法の前提となっている「エピジェネティクス」分野の中でも2、30年前から明らかになってきた情報について紹介しておきます。
エピジェネティクス、後成遺伝学(こうせいいでんがく)とは、一般的には「DNA塩基配列の変化を伴わない細胞分裂後も継承される遺伝子発現あるいは細胞表現型の変化を研究する学問領域」である。ただし、歴史的な用法や研究者による定義の違いもあり、その内容は必ずしも一致したものではない。 引用元:ウィキペディア
「エピジェネティクス」の定義が不明瞭なのですが、わたしが取り上げたいことはごく絞られていて、端的に言うと「遺伝子情報にはスイッチがあり、ON/OFFは生活情報などに左右される。又、ON/OFF情報も遺伝する。」ということです。
言葉の定義を確認しておくと、よく知られる紐状の二重らせんの「DNA」は”物質”で、「遺伝子」というのはその中に含まれる”遺伝情報”です。遺伝情報が機能する(スイッチONになる)ときには化学的反応がおきるので確認できます。
DNAはヒストンというタンパク質に絡まって二重らせんになっています。ヒストンにアセチル基が結合してヒストン同士が離れると、遺伝情報を読み取ることが出来、ここで「遺伝子のスイッチが入った」となります。

このヒストンがくっついていると遺伝情報が読み取れません。(脱アセチル化といいます。)
情報・画像拝借元:https://www.aist.go.jp/aist_j/magazine/20240828.html
従来の遺伝子学では「遺伝情報はDNA配列に左右され、固定している。」とされてきました。しかし、DNA配列が変わらないままでも遺伝情報は変わることがわかりました。
- 環境(食事、ストレス、運動、生活習慣)によって、遺伝子のスイッチのON/OFFは後から変えられる。
- 変化した「遺伝子スイッチのON/OFF状態」は、その場限りで消えるのではなく、新しく生まれ変わる細胞や、次に生まれてくる子どもたちへと受け継がれる性質を持っている。
最近、これを基にした研究成果がニュースになっていました。日本の大学でしたが、先天的に歯が生えない人の治療が出来る、というものです。(抜歯でなくした場合は当てはまりません。)
ワタシが興味深いと思ったのはこのような医療面ではなくても、生活習慣でスイッチのON/OFFが生じるという点です。親のトラウマが次の世代に引き継がれる、ということもあるし、引き継いだものを切り替えることも出来るのですよ。

昔は、「遺伝子が傷ついて遺伝する」
ちゅうような話があったけど、それとは関係ないんかな・・・

それは遺伝子の配列が傷ついた、ということです。設計図そのものが物理的に壊れることです。
一方、遺伝子のスイッチは設計図は無傷のまま、どの機能を「使う(オン)」「使わない(オフ)」かを選択することを指します。
ここで冒頭のM・マティアスさんとエスパン博士の対談に繋がるのですが、エスパン博士の呼吸法は遺伝子のスイッチON/OFFを目的とした呼吸法なのです。ワタシはこれまでにも呼吸にはとても興味があって、ヨガや氣功の呼吸法などをあれこれ試してきたり、関連情報もずいぶん見てきましたが、それらとは全く異なるアプローチで、とても面白いです。ごくシンプルなやり方ですが、根底にあるのは(正統な)ヨガや氣功のものと共通していることに驚きました。次の記事で熱く語りますよーw
その前にエスパン博士について紹介しておきましょう。エスパン博士はカイロプラクターです。バイク事故で入院している時、感染症にかかってしまい、両足を切断しないと死んでしまう、という事態になりました。このとき「!」と感じることがあり、病院での治療を止め、内側の声に従って意識的呼吸によって完治した経験があります。それ以来、この呼吸法を「Quantum Breathwork(量子呼吸法)」と名付けて、多くのひとの自己治癒をサポートする活動をしているそうです。
人生で初めて死に直面し、あるいは足の切断に直面したとき、スピリットが私を通り抜け、人生で初めて、ただ静かで、沈黙し、本当に恐怖がないのを感じました。本当に平和な何かに繋がっていると感じたのです。
医師が「君の足を切断しなければならない、さもなければ死ぬだろう」と言い、スピリットが「呼吸しろ」と言ったのです。
私のハート(心)は「私は呼吸をする、そうすれば大丈夫だ」と言いました。私のマインド(頭)は「呼吸しろってどういう意味だ?良い知らせをありがとう相棒、もっとマシなものは無いのか?」と言いました(笑)。「今、ここで本当に役立つものをくれないか?」と。
とにかく、他にすることがなかったのでハートに従いました。そうするか、足を切断するかのどちらかだったのです。私は足を切断したくありませんでした。
それで家に帰り、ベッドの上に座って、自分よりもはるかに偉大な何かからやってきたリズムで呼吸を始めました。私はそれを外部のテクノロジーだと思っていました。今では、それが過去生から知っていたことだと分かっています。おそらくレムリアかアトランティスだと思いますが、私は呼吸の専門家だったのです。
3週間にわたり集中的に呼吸をしました。1年2ヶ月の間、感染症と命がけで戦っていましたが、ブレスワークを通じて自分自身を癒やすことができたのです。それ以来、私は教えています。
あなたの細胞は、あなたが吸う息、そしてその時に感じている感情のパラメーター(周波数)を毎秒聴いています。呼吸をコントロールすることは、体内最高の製薬工場を起動させ、遺伝子の運命を自らコントロールすることなのです。
このメッセージ、なかなか興味深いと思いませんか。










