先ほど歯間ブラシを使っていると、歯周ポケットのところがピリッと痛みます。
歯科衛生士さんに「ここはポケットが深いので、特に丁寧にやって下さいね。」と言われている箇所です。
今朝まで何ともなかった。
冷たいものを飲んでも何ともなかったのに・・・。
急にこうなるとは・・・!?
しばらく考えて「!」と来ました。
梅!? 梅のクエン酸?
うっわ~! 酸蝕歯だぁ! あーっ、そうだわ。間違いないっ。
このところ食べた梅の数が半端ないって!
少し前に酸蝕歯についてNHK「今日の健康」でやっていたのに、すっかり忘れていました。
■ 酸蝕歯
酸蝕歯とは酸によって歯の表面のエナメル質が溶けてしまった歯のことです。
エナメル質は身体の中で一番硬い組織ですが、酸に弱いんです。
脱灰と再石灰化
口の中が酸性になると、歯のミネラルが溶け出して軟らかくなり「脱灰」状態になります。この状態では歯が削られたり摩耗しやすくなります。
口の中が中性に戻ると、ミネラルが歯に吸収され「再石灰化」が行われて、溶けたエナメル質も修復されます。これには30分くらいかかります。
これが正常な状態ですが、「酸性になって中性に戻るまでの流れ」が順調に行われず、酸性の状態が長くなると(酸性状態ではなくなることが条件の)「再石灰化」が追いつかなくなって、歯が溶けたままになり酸蝕歯になります。
※ 素人なので、酸蝕歯の自覚症状や治療については言及しません。歯科医などの専門サイトをご覧下さい。NHKサイトに画像と専門的な解説が出ています。歯が溶ける酸蝕歯(さんしょくし)は治療できる?予防には酸性の飲み物に注意!
■ 酸蝕歯の原因と対策
酸蝕歯の原因は食べものと食べ方にあります。
ということは、それに注意すれば防げるということですね。日常生活で酸蝕歯にならないように注意すべきことと、対策になることについて調べましたのでまとめます。
必死で検索しましたよ。
注意すべき食べもの
ことさら酸っぱいと感じなくても、(私たちが食べるもので)おいしいもののほとんどは酸性なのだそうです。
アルカリ性は苦いので食べる事が少なく、中性は味がしないので、とくにおいしいと感じない。
つまりおいしいと積極的に食べているもののほとんどが酸性で
「口の中はいつも歯が溶ける状況にある」
と自覚した方がいいですね。
嘔吐やゲップなど胃酸の逆流なども・・・
酸蝕歯の対策になる日常習慣
食べもの全てが危険という自覚のもと、食べ方で対策します。
口の中が酸性だと酸蝕歯が進行しやすくなりますから
口の中が長く酸性状態にならないように心がけます。
- 酸が口の中にとどまる時間を短くする。
- 飲み物は口に含む時間を短く。すぐ飲み込む。
- 食事のあとは水か、お茶を飲む。(酸を薄める)
緑茶に含まれるカテキンにはミュータンス菌の増殖を抑え、歯にミュータンス菌が付着するのを防ぐ効果があります。詳しく⇒カテキンと虫歯菌について - 早く口の中が中性に戻るように心がける。唾液を出す。
唾液はエナメル質を修復し
再石灰化を促進します - 寝る前にものを食べない。飲まない。
唾液の分泌が少ないスポーツの後や、就寝前に食べない。 - 歯科用ガムを噛む。歯科用ガム以外はダメ。(糖分や、酸性になるモノが含まれている)
歯科用リカルデント(キャドバリー)、歯科用ポスカ(グリコ)などを咬む。これらのガムは糖分・酸性になるモノを排除してあり、再石灰化しやすいカルシウムが含まれている。
「ポスカ」にはカルシウム以外に、フッ素とフッ素が唾液に溶けやすくなり、歯の表面に虫歯菌がつきにくくする緑茶成分が入っています。→ 緑茶カテキンと虫歯菌
-----------------《ご報告》2018/7/8----------------------------
その後、ピリッと過敏に感じていた歯周ポケットのところは、歯間ブラシを使うとき、おっかなびっくりやっています。歯科衛生士さんの指導で指摘されたので、ほんとはやりたくないけど、怖々やっていますよ。
深いポケットほどリスクが高いのですから。
歯が溶けることについて急遽しらべて、対策になりそうなことを試してから7日経過しました。
今朝の歯間ブラシを使った歯磨きでは・・・
ホホホ、これでも大丈夫だぁ~♪
この記事では、「とにかく対策を」と焦っていたので「酸蝕歯と食べもの」についてくわしくふれていませんでした。あらためて調べたことをまとめました。