
ネット検索すると
- イミダゾールジペプチド
- イミダゾールペプチド
- イミダペプチド
と、文字数が違うw 似たような単語が出てきます。ややこし~。
この記事ではそれぞれの違い、効果的な摂取の仕方、サプリについてかいています。
目次
1 イミダゾールジペプチドとは
イミダゾールジペプチドは「疲労定量化及び抗疲労食薬開発プロジェクト」で、いくつかの食品から見つかった「抗疲労」効果が確認できる6種の成分のひとつです。
6種類の成分のなかもっとも強い抗酸化作用を示し、抗疲労効果が顕著だったのが「イミダゾールジペプチド」でした。
■ イミダゾールジペプチドとイミダペプチドの違い
イミダペプチドは商標登録した商品名です。(指定商品又は指定役務並びに商品及び役務の区分)
「疲労定量化及び抗疲労食薬開発プロジェクト」(大阪市、大阪市立大学などの5大学、大手食品メーカーや医薬品メーカー18社が連携して行った)に参加した企業が設立した「日本予防医薬株式会社」が商標登録した商品名で、2009年3月から販売しています。
■ イミダゾールジペプチドとイミダゾールペプチドの違い
イミダゾールジペプチドはイミダゾールペプチドの一つ
イミダゾールペプチド
イミダゾール基を有するアミノ酸結合体の総称。

アミノ酸の数によって、2個ならジペプチド、3個ならトリペプチドといい、2~10個程度の少数ならオリゴペプチド、10~100個と多数ならポリペプチドというのじゃ。
イミダゾールジペプチドの種類
イミダゾールジペプチドはジペプチドですから2個のアミノ酸で出来ています。
さらにイミダゾールジペプチドには、2個のアミノ酸の組合せによりいくつか種類があります。
主にカルノシンとアンセリンとバレニンが挙げられます。
《カルノシン》
β-アラニンとヒスチジンからなるジペプチド。
カルノシンは人などの哺乳類では、筋肉や神経組織に高濃度に存在します。数千kmを飛び続ける渡り鳥の胸肉に豊富に含まれていることはよく知られています。
日本予防医薬株式会社の「イミダペプチド」はこれです。
カルノシン=イミダペプチド=イミダゾールジペプチド=β-アラニル-L-ヒスチジン です。
*海外のサプリは(β-アラニル-L-ヒスチジン)と併記しているものもあります。
《アンセリン》
ヒスチジンとアラニンという2つのアミノ酸が結びついたジペプチド。
主にマグロ、カツオなどの高速回遊魚の筋肉組織内に多く含まれています。死ぬまで泳ぎ続けなければならないマグロのスタミナの正体が、このアンセリンであるといわれています。
《バレニン》
β‐アラニンに3‐メチルL-ヒスチジンが結合したジペプチド。
バレニンは最も新しく研究されているイミダゾールジペプチドです。
ヒゲクジラの筋肉中に多く含まれていて、 2013年、日本鯨類研究所などが、ヒトに対して、疲労を軽減する効果がある試験結果を得ました。疲労による副交感神経機能の低下が抑えられ、疲労感が改善したそうです。
2 効果を最大限に活かすには
この記事にかきましたが、イミダゾールジペプチドは消化吸収されると分解された状態で体内にとどまります。
■ 継続摂取で疲れに強くなる
イミダゾールジペプチドが最も力を発揮するのは摂取開始数日後から2週間後以降ということが分かってきました。
イミダゾールジペプチドは消化されると分解され、血中にはいって体に貯えられます。
脳が疲れた時、イミダゾールジペプチドに再合成されます。その時の残った分はそのまま貯えられます。なので、継続摂取しているとカラダに貯えられる量が増えるので、次第に「疲れに強くなる」のです。詳しくは⇒ イミダゾールジペプチドの合成
■ ビタミンCといっしょに摂る
ビタミンCにはイミダゾールジペプチドの効果をより早く実感させる働きがあります。
3 サプリについて
イミダゾールジペプチドは食品に含まれていますが、継続して摂取するにはサプリの活用がおすすめです。
■ 購入の注意点
これまで説明しましたようにイミダゾールジペプチドには種類があり、サプリの名前だけではイミダゾールジペプチドが含まれているか、すぐにわからないものもあります。
海外のものは「カルノシン」という名前のものが多いようです。Amazonにあります。
海外のサプリ「カルノシン」の場合は問題ありませんが、国内商品で「イミダゾールジペプチド」を購入する場合、特に注意したいのが各成分の配合量です。
国産品の場合、「イミダゾールジペプチドエキス300mg配合」とか「1日あたり400mg」という表記になっていても、実際は、イミダゾールジペプチドを含むチキンエキス末の量が300mgもしくは400mgという意味の事があります。紛らわしいんですよ。なのでこれを確認する必要があります。
イミダペプチドにはこのようなマークがついています。どこが認定するのか調べられませんでしたが、このマークがついている商品であれば品質が保証されていることになります。(1日あたりの摂取量でイミダゾールジペプチドの必要量200~400mgを満たしている)