新型コロナにも効くと話題|タイの伝統的かぜ薬センシンレンと葛根湯、麻黄湯

涼しくなっては、また暑さが戻ってくる・・・
体調も崩れますよね。つい数日前、ダウンしかかりました。
肩、後背部が凝って、体感的には熱くなり、熱が出てると思うのですが、体温計で測ると、感じているほどには高くないのです。36.5度。

これは漢方薬の「葛根湯」の症です。変な言い回しですが、要は「葛根湯がもっとも効果的な症状」ということです。すぐにエキス剤をお湯にとかして飲みました。

そうつらい状況ではありませんが、ただ、何気にのどに違和感があり、そのうち痛みがひどくなりそうな気もして、いささか不安があります。これまでですと、喉に効く漢方薬を飲むのですが、以前興味本位で購入していたタイのハーブを試して見ることにしました。

センシンレン(穿心蓮)というハーブです。アーユルヴェーダや漢方薬でも使われていて、どういう経緯でこれを知ったか覚えていませんが、色んな人が「どこで買えるのか」とさがしまわっているらしいことがわかり、探し回ったら案外すぐに見つけました。当時、Amazonでは売り切れていましたから、かなり話題になっていたようです。

というのも、これは新型コロナウィルス治療に有効だ、というのです。一年くらい前のことだったか・・・。それまではコロナ治療薬に興味もなかったのに。「ないなら探してみせよう」というただの野次馬ですねw タイ在住のの日本人が個人輸入代行をしているサイトで見つけました。(文末にリンク)
いつか役立つこともあるかも、と(とても安かったので迷わず)速攻で買っていました。

とはいえ馴染みのないハーブだし、どのくらい飲めばいいのか、葛根湯との併用は問題ないのか、といささか不安もあります。そもそも、漢方で使われていると言ってもあまり馴染みがない。
「漢方 穿心蓮」で検索すると「新型コロナウイルスに対する注意焼く治療の実情と漢方薬・生薬について」と題した興味深いPDFが見つかりました。2021年3月の長崎国際大学薬学部の研究論文です。
長い内容ですが、結論的に以下の部分を参考にしました。

漢方の「葛根湯」「麻黄湯」が有効活用できる。
麻黄湯と葛根湯は何れも麻黄剤であり、前者で杏仁が、後者で葛根が配合されるので、
●麻黄湯では熱・咳
●葛根湯では熱・痛みのパターンで使い分けてよいことになる。
続けてセンシンレンについても詳細な記述があります。
センシンレン (アンドログラフォリド)Andrographis paniculata(Burm.F.)Nees(キツネノマゴ科)はインド、スリランカ原産で東南アジアから中国にかけ広く自生する一年生草本である。また、東南アジアでは広く栽培される。草丈 0.2~1m で茎は方形でよく分枝する。茎の先端部に円錐花序を形成し、白色に淡紫色の斑点を持つ小花を開き、10粒程の種子を内蔵する果実を結ぶ。葉や茎は極めて
苦く苦胆草とも呼ばれる。薬用には穿心蓮と呼び全草を用いる。センシンレンは、古代インドで5千年以上前から行われてきた伝統医学アーユルヴェーダにおいてカンジャンと呼ばれて下痢、細菌性赤痢に対する要薬とされ、また苦味強壮薬として様々な病気の治療に処方されてきた。
これがバングラデシュ、ミャンマー、タイ、カンボジア、ベトナム、マレーシアへと伝わり民間伝統医学、そして中国に伝来し中医学の中で解熱・解毒剤として用いられ、また皮膚病、大腸炎、膀胱炎、気管支炎などの病気の治療に使われるようになり中国薬典にも収載されている。
ヨーロッパにおいてはスエーデンで20年以上前からエキス剤がいわゆる健康食品として風邪を引いたときによく利用され、さらに近年ユーロ薬局方に収載されるに至った。
センシンレンは中医薬としてよく用いられる生薬で、分類は清熱薬に属し、薬味は苦味、薬性は寒性、無毒で帰経は心経と肺経である。
薬効と主治は「清熱、解毒し血を涼め腫れを消す」となっている。感冒による発熱、頭痛に、また、流行性感冒に、気管支炎、肺炎、百日咳、流行性脳炎等に適応される)。
さらに安心なことに自分が買っていたものと同じものの画像がありました。
タイ政府国立チャオプラヤアバイブーベ病院のハーブ研究所のものだそうです。
購入したサイトにある説明では「一回2~4カプセル(400mg)を一日に4回」とありますが、これはいささか多い気がします。上記の論文では

通常の風邪にかかった患者(158人)に 1.2g のセンシンレンドライエキスを5日間投与することにより疲れ、不眠、喉の痛み、鼻水の改善が見られた。
とあるので、まずは1カプセル(400mg)飲んで、大して変化がなければ1カプセル追加することにしました。
すると、小一時間で喉の違和感は消え、肩も楽になってきました。肩は葛根湯が効いたのでしょう。熱感もなくなりました。この後は、葛根湯エキス剤1包+センシンレン1カプセルを一日4回にしました。これを2日続けたところ三日目の朝にはすっかり回復しました。

おお
なんともないっ!
すっきりしたぁ。
最近はAmazonでも買えるようです。
カプセルではなく、パウダーのもの なんと100gもはいってる。
カプセルのものはアメリカのサプリがあります。90カプセル(400mg)で2800円
私が買ったアジアサプライの商品ページ ▶ センシンレン
60カプセルで520円ですから安いでしょう。送料700円ですけどね。もしこちらを利用するならついで買いのおすすめがあります。
これね、オイスターソース パウダー なの。ステンレスのチープテイストのオサジつき。
焼き飯に使うと粉だからベチョベチョしなくていいですよ。(笑)
もう一つのおすすめは「サンソウニン」という生薬です。(ナツメの原種の種です)
不眠治療に使う代表的漢方薬で「酸棗仁湯」というのがあるのですが、これで使われている生薬です。酸棗仁だけをカプセルに入れたものです。

もの知りウサ君
酸棗仁湯は次の生薬が使われているんだ。
・酸棗仁(サンソウニン)
・知母( チモ)
・茯苓(ブクリョウ)
・川きゅう(センキュウ)
・甘草(カンゾウ)
これがめっぽう効きます。酸棗仁湯の場合は、長期的に引用して体質改善するのですが、この酸棗仁だけだと寝付きの悪いときに、寝る前30分くらいに飲むと、すぐに寝付けるんですよ。あまりにすぐ効くのでびっくりしました。
タイの病院サイトにもセンシンレンが取り上げられています。

 タイ伝統医療の風邪薬「センシンレン」

タイの伝統的風邪薬のようです。葛根湯に加えて常備していると安心な薬草だとおもいます。

 

ちなみに葛根湯、麻黄湯で新型コロナウイルス治療できた、という臨床医の報告などが見つかりました。参考にしてください。

▶ コロナの自宅療養こそ漢方を!

▶ オミクロン株に「葛根湯+小柴胡湯加桔梗石膏」が有用な可能性!

 

 

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