バターコーヒーダイエットでやせるには|作り方3つのポイント

毎朝、バターコーヒーを飲むのは至福のひととき。
日々、あれこれありますが、とりあえず朝のバターコーヒーで気持を立て直せるのはありがたいことです。
そもそもバターコーヒーを飲み始めた切っ掛けは、2016年のベストセラー本「シリコンバレー式自分を変える最強の食事」でした。実は、この本に書かれている内容は、かなり怪しいですが、バターコーヒーは美味しく続いています。

バターコーヒーとは

「シリコンバレー式自分を変える最強の食事」(デイヴ・アスプリー)で紹介されてグローバルに知られる様になりました。
著者アスプリーがチベットのバターチャイにヒントをえて考案したレシピです。

バターチャイとは
チベットやブータンなどアジア中央部で、地域独自の発酵させたお茶(プーアール茶など)にヤクの乳から作られた発酵バターと塩をいれて撹拌した飲み物。
ドンモと呼ばれる特別の道具を使って撹拌します。
寒い地域ですばやく身体を温め、エネルギーを取りこむのに最適な飲み物。
その効果で登山家にも広く知られています。
伝統的バターチャイは、みそ汁に近い塩味があるので外国人にとっては好みが分かれるそうです。

 

「元祖」バターコーヒーダイエットの本質

アスプリーのバターコーヒーのレシピは、バターだけでなくMCTオイルも入れて、ケトン体回路を作るという発想です。
つまり「糖質カットダイエット」と同じ発想です。
簡単な糖質制限についての記述▶ ▶ ▶糖質制限
アスピリーレシピに正しく作ってもバターコーヒーそのものでやせるのではなく、糖質の摂取を減らすことでやせる流れです。

糖質をカットした代わりのエネルギー源としてバターとMCTオイルの脂質を使う、いうことなんです。
なので「バターコーヒーダイエット」の前提条件として【糖質制限は必須】です。
糖質制限して糖分の摂取量を減らさないと痩せません(笑)

ひとによりけりかもですが・・・
朝イチでバターコーヒーを飲むと、空腹を感じるまでの時間が長くなるので、糖質制限するのが楽になる、という効果はありますね。

 

「元祖」バターコーヒーの抑えるべきポイント

発案者のアスプリーがバターコーヒーで守るべきポイントとして4つ示しています。
まずは、コーヒーの品質 新鮮で良質なコーヒー豆をつかうこと。
基本、日本国内で手に入るものならOKです。インスタントコーヒーでもOKなのです。日本国内ではこの点に関しては問題なし。
肝腎なのは次の3つになります。

バターコーヒーの作り方・守るべき3つのポイント

  1. バターの品質 グラスフェッドバターが最良
  2. コーヒーの入れ方でペーパーフィルターは使わない。
    ペーパーにコーヒーの油分や旨味が吸い取られるから。
  3. ブレンダーでしっかり撹拌する。

撹拌する意味について以下の記述があります。

バターやオイルを溶かすとミセルという状態に分解され、脂肪をエネルギーに変換するようになる。
ミセルは胆汁からも生成されるが、ミセルが多いほど脂肪が使われやすくなる。
バターをコーヒーに溶かして攪拌することで作られたミセルが、脂肪をエネルギー源とする体の働きを助けるのだ。

理屈はともかく、単純な話し、撹拌した方が美味しくなります。
溶かしただけだとギトギトが浮いてますもん。w 

バターコーヒー

 

上の「レシピの3つのポイント」の1番目に日本ではなじみのない「グラスフェッドバター」というのがあるので、一時検索キーワードの上位になってましたw 

アスプリーは穀物飼育の牛の乳はダメで、牧草飼育(グラスフェッド)の牛の乳で作られたバターにしろ、といっているんです。
もし、手に入りにくいなら飼料の管理が厳格な基準のAOCバターに代えても良い、と書いています。
バターの条件はきちんと管理された飼料で育てられた牛の乳から作られたもの、という意味だと解釈しました。 
アメリカにはあぶないバターが多いのかも知れません(^^ゞ

そもそもアスプリーは穀物に対して否定的で、ヒトにとっても大豆や大豆加工品は良くない、とまで書いています。アジアのソウルフード、大豆発酵食品を真っ向から否定してます。発酵のチカラを理解していません。
このあたりが非常にアヤシイのです(笑)

オッチャン
狩猟民族と農耕民族のDNAは違うぞ。
腸内細菌もまるっとちゃうねんぞ!
わかっとんのか~!

バターの鮮度も大事ですよ。
古くなったバターを使うとまずいですよ~

 

私流のバターコーヒーレシピ

それまでは直火式エスプレッソ器具でカフェラッテを飲んでいたのですが、バターコーヒーを知って早速作りましたよ。

まずはカフェラッテにバターを恐る恐る入れてみました。表面に浮いた油を見てギョッとしましたが、撹拌すると生クリームを入れたときよりはるかに美味しくで感動しました。
慣れると牛乳なしの方が美味しくなって、牛乳はやめました。

 

コーヒーの入れ方

コーヒーの入れ方もエスプレッソメーカーをやめて、コーヒーの旨味がより多く抽出できるペーパーレスドリップに変えました。

直火式エスプレッソ器具は高温の蒸気で一気に抽出するので、低温で抽出される旨味が出ません。苦味がきわだって感じられます。
ドリップもペーパードリップとペーパーレスではかなりの違いがありますよ。

 

ドリップで煎れるメリットはお湯の温度管理が自在に出来ることです。
コーヒー豆によって適温が違いますから。
ペーパードリップからペーパーレスドリップに変えると、味の違いにビックリしますよ。
最近はペーパーレスドリップの種類がすごく増えていますね。
Amazonペーパーレス ドリッパー

*二層のものはオススメしません。洗うのが大変です。

MCTオイル

当初はダイエット目的だったのでMCTオイルを入れましたが、これが身体に合わない。少量でも胃が痛くなって・・・。
調べると体質的に駄目なタイプがあるらしいです。そもそも人工的な油なので気持ち的に抵抗感があります。
味もひどいものになります。
MCTオイルが駄目なひとはココナッツバターでもいい、と書かれていますが、こちらも味が随分変わってしまいます。
結局、バターだけにしています。

 

バター

バターについてですが、書いてあるとおりにグラスフェッドバターとAOCバターなどいろいろ試しましたが、濃い色のバターが美味しい♪ という結論になりました。

入れる量は1杯分8グラムくらいです。
以前は10グラムちょっと入れてましたが、1日に2杯飲むこともあるので1回のバターの量を減らしました。多い方がおいしいです。

最近は近所のスーパーでも手に入いる「ニュージーランドバター」を使っています。「ニュージーランドバター」は特にグラスフェッドと表記してなくても牧草飼育、つまりグラスフェッドバターなんです。

1㎏ですが、こちらのニュージーランドバターが最安ですね。カットして冷蔵すればOK。商品ページに保存の仕方の説明動画がありますよ。

ちなみに、普通のバターよりも、バターチャイで使われている発酵バターの方が風味がいいです。塩(ブラックソルト)を入れたことがありますが、なかなか味わい深くてナイスでした。

バターコーヒー作りに必要な道具一覧

撹拌

100均のミルククレーマーで撹拌します。良い仕事しますよ~♪
撹拌は混ぜ合わせるより、空気を入れるのが目的なので表面近くで撹拌します。

これだとコーヒーが飛び散るので、ごらんのような深いカップが必要です。

さらに冷たいバターを入れて、あれこれ作業をしているとコーヒーが冷めるので二重のガラスカップが最適です。(普通のカップならあらかじめ十分温めておきます)

 

まとめ

やせる目的で作るなら、抑えるべきキモは次の3つ。

  1. 栄養豊富なバターを使う。国産の白いバターはアウトです。
  2. ペーパーレスドリップ、フレンチプレスで入れる。
  3. しっかり撹拌。

そして、これが完全に無視されがちですがw 午前中は何も食べない。

仮に痩せられなくても、コーヒーはボリフェノールが多く、健康長寿者にコーヒー好きが多いというデータもあります。バターは植物油よりはるかに体に良い脂質でビタミンAがとても豊富です。

コーヒー好きは一度お試し下さい♪

 

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