ブログ更新が滞ってます(>_<)
世の中の変容が速く記事にまで仕上げる咀嚼力が間に合いません。
毎日毎日、意味のないコロナ感染者の数値報道とか、芸能界の専有物になっているテレビ番組・・・興味のないものばかり。
なので、オババはもっぱらYou Tubeを見ています。最近のYou Tubeはおふざけやエンタメばかりではなく、学術的なものや、真摯な教育ものなど、さまざまなジャンル、あらゆる視点の発信が増えていて、ひょっこり面白い人に出くわします。
最近見つけた、というか見直したのが苫米地英人さん。この方、名前と顔は知ってましたが、詳しいプロフィールを知りませんでした。
これまでテレビで見た時は洗脳関係で、著書の大半は自己啓発系なので心理学者かな!?と思ってましたが、どうしてこうして大変な人なんですね。
マサチューセッツ大学を経て上智大学外国語学部英語学科卒業後、三菱地所へ入社。2年間の勤務を経て、フルブライト留学生としてイエール大学大学院に留学、人工知能の父と呼ばれるロジャー・シャンクに学ぶ。
同認知科学研究所、同人工知能研究所を経て、コンピュータ科学の分野で世界最高峰と呼ばれるカーネギーメロン大学大学院哲学科計算言語学研究科に転入。全米で4人目、日本人として初の計算言語学の博士号を取得。帰国後、徳島大学助教授、ジャストシステム基礎研究所所長、同ピッツバーグ研究所取締役、通商産業省情報処理振興審議会専門委員などを歴任。 引用元:公式サイトhttps://hidetotomabechi.com/profile
学歴を見ると、興味をもった分野の最高学府を次々にクリアして来た科学者で「一太郎」の開発もなさっていたんだ! 脳科学とプログラミングの組み合わせ。現状を切り開くには最強ですね。ロックミュージシャンでもあり自己啓発で使うCDに入れてあるらしい。
この局で「バラ色ダンディ」という半端なw番組があるんですよ。司会者・レギュラーとゲストが噛み合わないまま進行します(笑)
話していることはGAFAなどの資産の集中と貧困の格差拡大の解決策・・・みたいなものでした。まぁこの手のテーマはさんざんあちこちでやってますが、まだ倫理面の問題提起、これからあるべき社会の概念、などの範疇ですよね。
Dr.苫米地の指摘の斬新なとこは実際的。GAFAの独占を許してきたのは必要な技術が追いつかなかっただけだが、いまでは整っているから簡単に解決できる、みたいなことを一気にまくし立てていました。
Dr.苫米地提案の半減期通貨によるユニバーサルベーシックインカム
ベーシックインカムは富の集中、富と貧困の格差拡大の解決策として取り上げられるようになってきました。国民全員に一定金額を配布する、という発想ですね。将来的に検討する必要があるとされていても、現実的ではない、という段階のようです。
Dr.苫米地の提案するベーシックインカムの仕組みはすぐにでも出来る仕組みで、とっくにそのために必要なプログラムもDr.苫米地のサーバーに完成しており、財務省が使いたいといえば即、提供できるそうです。
Dr.のユニバーサルベーシックインカム提案の骨子
- 毎月、国民一人当たり20万の「電子ウォレット」を支給する。
- 電子ウォレットは法貨(円・ドルなど)、有価証券、貴金属等との交換不可
- 電子ウォレットは*「半減期通貨」
- 流通する電子ウォレットも同じく半減し続ける。
- 半減するのは価値ではなく数量。価値は普遍。20万が1年後に10万と半減する。
- 半減した分は消滅ではなく、中央銀行を経由して国庫に還流する。この時に限り法貨に切り替える。
システムのメリット
- 一番のメリットは時間とともに量が減っていくので、(タンス貯金にならず)全て消費されるからGDPが高くなる。
- 国の一般会計は還流した120兆でまかなえるから税金は不要になる。
どうです! スンバらしいアイデア♪ しかもシステム化済みですと。
「半減期通貨」とは
耳慣れない半減期通貨とはなにか?読んで字のごとく半分になるらしい。
半減通貨の計算は一日あたり「2の365乗根」が減っていく。この計算で365日後には半分になるらしい。算数弱いw
結論:一年で半分の量になる。20万ウォレット支給されて、それを使わずにいると年末には10万ウォレットになる。
これまでの説明からすると
アカンのやろな。リセットやろな。
一年限定。
使わないとダメ、というのはいいですよね。
コロナの給付金は大半、貯金に回されたらしく、なんの意味もなかったもの。
電子ウォレットとは?流通ではどうなるの?
結論はこれがイマイチわからんのですよ。細かい説明がなかったので。
消費者目線では特に問題ないとしても、支払いを受ける側には問題ですよね。入ってきたウオレットが支払いに使いたいときには目減りしているので。その時間差が長い商売やサービスには圧倒的に不利。
しかも国庫に入ったものだけが法貨になるなら、国の事業を請け負うとこが圧倒的に有利になる・・・
検索したところ、auの「au WALLET」の解説が参考になりました。すでに廃止されている仕組みですが、これは先払いして得るauWALLETを(auが作っている)クレジットカード(auCARD)と連動させる仕組みです。
auWALLETだけではsuicaなどのように加盟している店やサービスでしか使えませんが、クレジットカードと連動させることで支払い可能になる、というものです。
このような感じで、中間に時間経過による電子ウォレットの半減サイクルから一時的に退避できるような仕組みをいれることで、一般流通との資金の往来の問題を解決するのでしょうか。
*あくまで私見です。
まぁ、天才と言わているらしいDr.苫米地が「システムの全てを語っても理解できまい。」と大半は端折って話しただけで、このあたりも完璧に網羅してあるのでしょうが。
感想
いずれにしても、電子取引やブロックチェーン技術をつかえば、金の流れが見える化され、それを均等に近づける仕組みも出来るらしい。
これまでは発想もできなかった変革が可能になり、様々な問題があっさり見事に解決された社会が実現するような気がしてきます。
Dr.苫米地の動画はこちら。この動画に触発されたブログ記事もいくつかありました。