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元旦にNHK BS1スペシャルで今話題のユヴァル・ノア・ハラリの著書「ホモ・デウス」をやってました。見逃したので、珍しく本屋で買ってきました。
早速読み始めましたが、まぁ読み進めないんですよ、これが。
文章が下手、とか、翻訳が悪いとかではなくて、なんにがなんだか・・・、要するに内容以前(笑)これは学問にもなってない・・・、と捨て置きました。

つい最近、 BS1スペシャルの再放送がありました。
前著の「ホモサピエンス全史」に関する内容は、「人類は幸福になったのか」という視点で歴史を俯瞰する、というこれまでにない歴史観で、ソコソコ興味深かったのですが、なんだかなぁ~・・・でした。
なんでこれがベストセラー!?しかもアマゾンのレビューをみる限り、ほぼほぼ高い評価で支持されているんだから・・・・。

なにが引っかかるのかと考えてみたら、この人の思考の発想も論理も破綻しているんですよ。
筋が通っていない。
パッチワークのように思いついたことに我田引水的にデータを収集して論理化している。
パッチワークでしかかないから、思いつきにデータをまとわせた断片をつなぎ合わせても、ジグゾーパズルのように最終的に意味をなす・・・という経過にならない。

読み手によってはまんまとこのマヤカシに乗せられている・・・

 

例えば、さまざまなデータを使って過去より人々の暮らしは楽になってきた・・・。
と、アッサリ結論します。

どんなデータかというと、飢餓人口比率。ネアンデールタール人の頃、食べ物を得るための苦労が、農耕によって減った、その後の農耕は知識技術が進化して収穫量が激増。飢餓はまだあるものの地球全体の人口比は著しく改善している・・・と。他にも乳児の死亡率だったり、戦争やテロでの志望者の比率だったり・・・。あれこれ見つけてきています。(笑)

太古の昔、人類は何も食べずに生きていた。
ちゅう、発想はないんかい!?

 

得られるデータだけで判定しているのも滑稽ですが、そのデータを「幸福」という、個人によって多様すぎるためにデータ化できない価値観で判定する、というハチャメチャで滑稽な作業になんの疑問も持っていないのです。

この本を高く評価している、ビル・ゲイツやザッカーバーグ氏、ノーベル文学賞のカズオ・イシグロ氏、オバマ元大統領たちも、その滑稽さに気がつかなかったのだから似たようなレベルちゃうんかい!?

 

まぁしかし、前著まではいいとしましょう。それまでの歴史書とはまったく異なる視点、というのは面白くはありますからね。しかし、この「ホモ・デウス」はジョークにもなりません。
とはいえ、目次と始めの数ページで投げたので、まともなレビューにもなりませんけど。(>_<)

私の興味はこの本の内容ではなく、なぜこんな稚拙な本が話題になり、しかも高い評価を得てるのか?という方にシフトしました。
「ホモ・デウス 結論 感想」などの組合せで検索すると、ビジネス関連サイトはこぞって取りあげています。著書の概略がわかりやすく伝えています。

続編は前作を超えない、そんな通説を吹き飛ばすような会心の一冊だ。人類の来し方を描き、全世界で800万部を超えるベストセラーとなった『サピエンス全史』。これを受けた本書『ホモ・デウス』では、人類の行く末を戦慄の姿として描き出す。

過去何千年にもわたり人類を悩ましてきた問題、それは飢饉、疫病、そして戦争の3つであった。しかし驚くべきことに、我々は飢饉と疫病と戦争を首尾よく抑え込みことに成功し、この数十年で理解も制御もできる対処可能な課題へと変えることに成功したのである。

ならばそれらに替わり、新たに人類が取り組むべき課題とは何になるのだろうか? 著者のユヴァル・ノア・ハラリは、人類が不死と至福と神性を目指すようになるであろうと予測する。それは人間が自らを神へとアップグレードし、ホモ・サピエンスからホモ・デウスへ変わることを意味する。  引用 オススメ本レビューサイトHONZ

 

私的には、違和感なく読み進める人がいることすら不思議です。
不思議だから又々検索して、気鋭の知性・落合陽一さんの記事を見つけました。
「西洋と東洋の価値観の違い」から読み解いています。文明比較論的にはなかなかの面白さです。
【落合陽一 徹底解説・前編】「サピエンス全史」続編から見える日本の勝ち筋
 後編

落合陽一さんの記述は論理的で明快、さすがの明晰な頭脳だ、と感服しますが、いかんせん「脳」による認識の域を出ていないのが致命的です。
脳での認識は情報の取捨選択を余儀なくされるから、その点ですでに認識の限界がある、ということに気がつかない。

ハラリが言うホモ・デウス(AIや先端技術を駆使するツールを手に入れる近未来の人類)が、なにによって駆動するのか?
駆動エネルギーを自ら再生循環する以外、それを断たれればデッドなのに。

ヒトの脳だって肉体が消えればデッドです。
それでも私たちは生きていく。肉体だけの存在ではないのだから。
とすれば、ひたすら脳で物事を認識しようということ自体がズレているのでは。

彼らのように論理立ててそれっぽく饒舌に語れませんが、そもそも思考とか精神性が稚拙なのですよ。Amazonの少数派レビューに「なぜこんな本が話題になるのか理解に苦しむ。」というのがあるのが救いですね(笑)

 

 

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