甘くやさしく香るニセアカシア(ハリエンジュ)

フジが散り始めても、時折かぐわしい風が流れてきます。葛も素晴らしい香りですが、まだ時期がはやい。なんの香りかなあぁぁ、と周辺をキョロキョロして気づきました。

この白い花のようです。川沿いに20mほど大きな木が続いています。調べると「ニセアカシア」でした。たしかに葉っぱはアカシアです。アカシアの花はミモザアカシアしか見たことがなかったので、この白い花を見るのは初めてです。フジのように房になった花がたーくさん咲いています。鼻を近づけると甘くほのかに香るくらいですが、なにせ数が多いから風に乗るとかなりの強さになります。

 

倒木からも徒長枝を伸ばして、その枝にも花がたくさん咲いています。

徒長枝っていうのは
樹木の枝の途中から上向きに生えてくる新しい梢のことだよ。
選定ではまず最初に切り落とすんだ。木の形が悪くなるからね。

 

 

調べると花の多さから代表的蜜源なのだそう。アカシア蜂蜜はこの花の蜜だったのねぇ。

 

ニセアカシア(標準和名ハリエンジュ)

北アメリカ原産で1873年に渡来。蜜源植物として街路樹、公園樹、砂防土止め用として植栽された落葉高木。高さ20~25mほどになる。根のはりが浅いため、台風などで倒れやすい。繁殖力が強く、河川敷などにはあちらこちらに野生化している。
新芽、花は食用や花のお酒に利用できる。根、葉、幹には毒がある。
蜜源植物として重要で、国産ハチミツの40%を占め、長野では70%にもなっている。季語は夏である。

 

へーっ。そうだったのかぁ。寒いとこに多いから見たことないはずだ。
トゲのない「ハリナシハリエンジュ」もあるそうです。近隣の木には針がなかった気がします。一枝手折って帰りましたが、すぐに萎れてしまいましたわ。

 

 

 

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