たまたまYouTubeでオススメで流れてきた動画がなかなか興味深い話でした。
仏教(仏陀)の教えを伝えるチャンネルで、流れてきたのは「晩年の人付き合い、孤独について」でした。
話の骨子は「年を取ったら人付き合いをやめて孤独を生きなさい。ひたすら自分に向き合うには孤独になるように。」というものです。
はぁあ~!?
仏教にそんな教えがあるんかぁ・・・
私は宗教は嫌いです。説教されるのが腹が立つんで(笑)
ですが、30代の始めに本山博先生のもとで瞑想を学び始めたので、神道と仏教に触れる機会がありました。10年くらいでやはり自分の肌には合わない、と離れました。
本山先生は科学者でもあり、神道の宮司でもあり、サイキッカーでもありました。(海外の人に遠隔治療などなさっていました。)Wikipediaからプロフィールを引用します。
日本の超心理学者、心理学者、宗教家。国際宗教・超心理学会(IARP)初代会長、宗教心理学研究所初代所長、玉光神社名誉宮司、カリフォルニア人間科学大学院大学(CIHS)創設者。
玉光神社を開いた母の指導の下で、幼少の頃より滝行や断食、般若心経の読誦などの修行をしていた。
クンダリニー・ヨーガの研究者であり、立花隆によればその研究は世界的に有名であり、ユネスコ本部は、本山を世界の著名な超心理学者十人の一人に選出した。心霊手術やユリ・ゲラーの超能力、外気功、福来友吉の念写の研究、霊の憑依現象、輪廻転生等に肯定的な発言をしている。
話が外れました。YouTubeの動画で「ブッダは孤独を勧めている」というのを見たのですが、メモってなかったので【仏教・孤独】で検索しました。するとかなりの数の動画が出てきました。
サムネイル画像で別物だとわかりましたが、数本、視聴してみたら、どれも似て非なる切り口で、晩年になってからの孤独についてきちんと把握してないものでした。
友人との付き合いは相手に配慮するから消耗する。
楽しければ執着を生む。それを失ったときの喪失感が大きくなる。
それ故、晩年になってから友人を作るな。それまでの友人とも距離を取り次第に遠ざかるように。
というような切り口です。ビジネスライクに「問題点を上げてその対策を伝える」というスタンスが仏陀の教えを伝えるには不似合いなのですが(>_<)
私が見た動画では「孤独」の意味づけ、みたいなことに重点を置いて語られていて、仏陀は長く生きてきた最終コーナーでは「深く自分と向き合うこと」を勧めていた、と説いていました。
友人だけでなく家族からも距離をとって、「周りに気遣うことなく存分に自分に向かえ。」というのが仏陀の教えだと解説していました。
視聴していて「出家」の真髄とはこういうことか、と思いました。なにも仏門に入ることではなかったのかと。
YouTubeで検索した時、孤独をテーマにした動画が多いのにいささか驚きました。「孤独を受け入れよ。」とか、「孤独が自分を強くする。」という孤独を肯定的に捉えた視点が多いのが驚きでした。10年程前は「絆」で、繋がろうという潮流でしたけどね。
座がしていた動画は、この動画だったのかな・・・?
以下、動画説明です。
今回、ソウがタケルに語った「老後は友人と関わってはいけない5つの真実」を通して、仏教の教えが示す「孤独」の意味について考えました。執着から解放され、自分自身を見つめ、自然な別れを受け入れ、心の平安を得て、自分らしい生き方を見つける。これらの教えは、老後をより豊かに過ごすための大切な道しるべです。
仏教では、孤独はただの寂しさではなく、自分と向き合うための貴重な時間として捉えられます。友人や他人に振り回されず、穏やかな心で最後の人生を過ごすために、ソウの言葉が皆さんにとってもヒントになれば幸いです。
確かに周りに人が居ないと気遣うことがなく、いつも自分に向き合えるのは嬉しい。楽です。